2月8日(成田空港)

Too2018-02-23

 楽しいフライトを終えて、到着免税などを冷やかし(お酒やタバコが中心で、まだまだ品揃えが少なかったです)、スムーズに入国して、預けた手荷物が出てくるのを待ちました。スーツケースはすぐに出てきたのですが、先に預けたボストンがなかなか流れてきません。ソフトケースだから何か特別扱いだったのかも?などと言いつつ待っていたものの、すでに他の人のボストンやソフトケースは出てきています。プライオリティタグがついているはずなので、まさかのロストバゲッジ!?と、友人が控えのタグを持って、確認に行ってくれました。
 ひとりでレーンを見ていると、おっ、出てきた出てきた! ささっと回収して、あわてて友人に電話していると、制服姿のスタッフが何人か、レーンのほうに歩いてくるのが見えました。ん、ロストバゲッジになっていないか確認したぐらいで、こんなバタバタした雰囲気にならないよね? なんだろう?と、ちょっと引っかかりつつ、友人の姿が見えたので、「ありました!」と手を振って、税関へ。
 先に友人が書類とパスポートを出すと、「ご家族ですか?」と訊かれ、「友人です〜」とわたしの書類とパスポートも渡すと、ささっと後方の機械にパスポートを。ん、いつもさっと見るだけなのに?と思うやいなや、「ちょっと麻薬犬が反応しまして。ここは混み合うので、端の台にお願いします」って、え? 麻薬犬ーーー!? あー、それでボストンが出てくるのに時間かかったのか!と合点がいくと同時に、頭に浮かんだのは、ヘルシンキのカフェで買ったキャベツパイ(笑)。あいつだ。ほんわりとキャベツとタマネギの匂いがする、いかにもナマモノなキャベツパイに違いない。
 係員は若めの女性と男性のふたり体制で、丁寧かつカジュアルな感じ。最初に違法薬物の写真とリストを見せられ、渡航先で何か渡されなかったか等々、訊ねられました。心当たりはキャベツパイしかなかったので、ボストンの中の保冷バッグを開けて見せると、係員の方々も、ああ、なるほどー、という雰囲気になりつつ、「念のため、検査してもいいですか?」と合意を得た上で、バッグの口のあたりをウェットティッシュでぬぐって、どこかに持っていきました。スーツケースも開けてざっと調べられたのですが、次々に出てくるムーミングッズ、というか、ムーミングッズしか出てこない(笑)。麻薬に関してはまったく後ろ暗いことがないため、心配ごとといえば、キャベツパイが没収されるのではないか、ということと、グッズ買付け業者だと思われたら面倒だな(免税範囲は超えていませんが、個人用だし、商用ではないと申告しているので)ということ。あとはひたすら、巻き込んでしまった友人に申し訳なくて。こんなことになるなら先に出てもらえばよかったー。
 検査結果もシロだったのか、早々に解放してもらうことができました。きっと、麻薬犬の反応も「こいつあやしい! 麻薬だ!」ではなく、「んー、なんか嗅いだことのない匂いがする。そわそわ」程度だったのではないかと。わたしたちはそこそこ身ぎれいでしたし(ビジネスクラスに乗れるかもしれないから、いつもよりちゃんとした格好をしていた)、思い当たることがない(というより、キャベツパイのせいだと確信していた)ので堂々としていたし、行き先もフィンランドだし、疑われる要素も少なかったんだと思います。
 ここのところずっと個人旅行ですが、こんな経験は初めてで、びっくり。係の方は丁寧で、特に嫌な思いはしませんでしたが、無駄な時間を取られたのと、お世話になった友人を煩わせてしまったのが残念でした。後から聞いた話だと、行き先がオランダや東南アジアなどだと、麻薬犬が反応しなくてももっと厳しく調べられることもあるそうです。パスポートも、最近は何もなくてもスキャンすることが多いらしく、これまで気づいていなかっただけなのかなぁ。ボストンなどの鍵のかからないカバンは、どこで誰に何を入れられるかわからない(抜かれる可能性もある)ので、預け入れは避けたほうが無難なんだとか。今後、犬が反応しそうなものは手荷物で機内持ち込みにします(汗)。というか、匂いが強いものは機内で異臭騒ぎが起きても大変なので、現地消費で!(キャベツパイは保冷バッグを開けなければ、人間の鼻には無臭でした)。当然のことですが、預け入れた段階で誰の荷物かは明白なので、怪しまれた!と思ってボストンを回収せずに逃げたところでどうしようもないですし、知らない人から物を預かったりもらったりしてはいけません!
 無事(没収されず、傷んでもおらず)だったキャベツパイ。東京駅まで格安シャトルバスに乗って、駅でラーメン食べて、電車で帰宅して、お風呂入って、お腹すいたので、買ってきたもので一休み。

 予想に反してとても重かったキャベツパイ(笑)。こんなに大きいなら、1つにして、別のものを買えばよかったかなー。後から聞いたところによるとサーモンパイもとても美味しいとか。次の旅の目的がまたひとつ!

 有名店Kanniston Leipomo(カンニストンレイポモ)のシナモンロール。買いに行きたいけど、時間がないなぁと思っていたら、郵便局横のスーパーにあってラッキー☆ しかし、2個入りでこれまたとても大きい。

 カレリアパイ。箱入りを買うつもりが最後のスーパーになくて、仕方なく、量り売りをチョイス。やっぱりカフェのものがいちばん美味しかったです。

 ルーネベリタルト。手荷物にしたのにアイシングが見事に崩壊。まぁ、こんなパックを持ち帰るほうがどうかしてるよねー。

 黒パン。薄い木のケースに入っていて、パッケージもかわいい。美味しいけど、ちょっはバサバサしてました。

↓前回、帰ってきてすぐにすっぴんでスーパーに行って、店頭でプリマヴィスタのファンデーションがまだ残っているのを発見! 色を見るために肌チェック受けたのですが、年齢平均よりも数値がよくてびっくり。気をよくして、ついつい買ってしまいました(笑)。あんな乾燥したところを旅して、飛行機乗って、そんなに肌のコンディションがいいとはー! ああいうのって、ほどほどに持ち上げつつ、危機感を煽るようになってるんですねかねー(笑)? しかし、指先のカサカサは帰ってきてからもしばらく治らず、今回はスネに湿疹が出て痒くて大変でした〜。ネットにもまだあったのねー。

2月8日(空港〜機内)

Too2018-02-22

 空港で着替えたり、フィンランド用のダウンをしまったり、増えた荷物を整頓したり、焦らず過ごしたかったので、かなり早めに移動しました。もったいない気もしましたが、焦りたくないし、1月に寄れなかった空港のムーミンショップにも行かなきゃ!だし。
 ヴァンター空港行きの電車はPかI。山の手線みたいな感じでどちらに乗っても空港←→ヘルシンキ中央駅に行くことがきます。車内に表示もあるので安心ですが、途中駅で降りたい場合は省略されていることがあるのでご注意(新宿←→東京間で、池袋は表示されるけど、大塚は近くまで行かないと表示されない、みたいな)。

 空港駅に到着。

 もちろんエレベーターもありますし、エスカレーターも乗り降りしやすい仕様。

 駅から空港の通路にトイレや座るところがあるので、着替えて荷物を整理。さっき買ったキャベツパイやシナモンロールは手荷物にするつもりでボストンに入れたのですが、プリンや歯磨き粉は液体とみなされることがあるらしいので、ふと不安になって(キャベツパイは液体じゃないと思うし、プリンは買っていませんが)、ボストンも預け入れすることにして、機内持ち込み用のエコバッグと分けました。これが後に問題を引き起こします。
 余裕を持って2階のチェックインフロアに上がると、ちょうどオリンピックチームが平昌に向けて旅立つところでした(盗撮してすみません)。

 友人と落ち合い、いつも自動預け入れのラベルがうまくいかないので手伝っていただきつつ、カウンターへ。自分でラベルをきちんとつけられていれば、無人の機械で荷物を預けることができます。ひとつめのボストンは問題なく吸い込まれていったのですが、なんと、スーツケースが重すぎてエラーに……。23キロ以内のところ、24キロちょいだったのですが、相手は機械なので、受け付けてくれません。重くて割れないものをボストンに分ければよかったのですが、つい油断しました。
 有人の預け入れカウンターでもよかったと思うのですが、列ができていたので、人の少なそうなインフォメーションデスクに。これがまた裏目に出て、なんのトラブルなのか、前の2人のやりとりがいつまでたっても終わりません。追加料金かなぁ、友人も巻き込んじゃって申し訳ないなぁと思いつつ、しばらく待ちましたが、隣のカウンターの人が声をかけてくれて、計量し直し、追加料金なしで預かってもらうことができて、ほっと一息。
 用事があるという友人と搭乗口で再集合の約束をして、ひとりで手荷物検査に向かいます。めでたく帰りもビジネスクラスを取っていただくことができたので、ひとつ上のフロアのゲートを抜けて、出発階へ。
 通路にぽつんとスタバのセルフ販売が。まさかサービス!?は思って見てみましたが、有料だったし、面倒だったのでスルー。

 しかし、空港は何もかも高いー! 水などのドリンクが1本3.9ユーロ、2本で5.9ユーロって! 日本の空港の登場ゲート近くでも外で150円のペットボトルがせいぜい200円ぐらいですよねぇ?

 瓶のロンケロもめっちゃ高い。あ、前に失敗したのですが、酒はともかく、水やお菓子は席のあるカフェより売店のほうが安いかも。まぁ、カフェだと思えば3.9ユーロも妥当ですね。

 念願の(?)ムーミンショップへ。安定の顔色の悪さ。ちなみにこのふたり、ポケストップです(笑)。空港はwi-fi使えます。

 今はわかりませんが、以前、ここは免税にならなかったので、他で見かけなかったものや買い逃したものだけを買うようにしています。去年の夏マグと今年の冬マグがセットで40ユーロ。お得!

 以前は街のムーミンショップでも販売されていましたが、最近、あまり見かけなくなったムーミンパッケージのドライフルーツ。美味しいし、軽いし、お土産に最適。他にも空港内だけあって、子ども用のキャリーとかリュックとか、ネックピローなどのトラベルグッズが充実している印象。

 ムーミンショップ以外の売店、免税にもムーミングッズがあるので要チェック。去年張り切って買いすぎて、今年は買っていない金太郎飴。

 これも今回は市内では見かけなかったライブレッドのクリスピースナック。

 いろんなフレーバー付きで、前にスナフキンを買いましたが、パリバリで美味しかったですよー。

 集めていないのですが、クッキー缶。見るたびに、まだ間に合う!?と思ってしまいますが、重いので、買うならカルディとかで買ったほうがよかったですよね(現在は日本では販売終了かも)。

 免税ショップではお酒と、いろんな味が入ったゼリーを買いました。これはスーパーでは見かけなかったので。

 1時間ぐらいしかなかったのに、免税を楽しみすぎて、はっと気づくとまだ出国していなくて焦るパターン。今回もムーミンショップで免税枠以上の買い物をしたので、忘れずに免税カウンターにも寄らなければなりません(ちなみに前回、大汗かいて手続きに行った分は1万円ぐらい戻ってきました。今回は数百円かな)。
 自動ゲートがすいていたので、さくっとパスポートコントロール通って、免税カウンター寄って、搭乗ゲートへ。途中、友人から「ゲートについたので、席で会いましょう」とメッセージが。あわてて機内へ。行きはあまり実感しなかったのですが、帰りはエコノミーの通路がとても混んでいて、プライオリティのありがたさを実感。

 帰りは窓際のシート! テンション上がって周囲を見回すも、友人の姿がありません。ゲートで待っていてくれたのかな!?と連絡をとろうとしましたが、機内はもう空港wi-fiの圏外。そういえば、フィンランドでお世話になった友人や日本で待つ相方にもまだ連絡していません。通常の旅なら、ほぼ予定通りに帰れるはずですが、今回はスタンバイだったので、どうなったかだけ連絡しなきゃ!と思っていたのに〜。機内のwi-fiもまだ使えないようで、空港の回線と交互に何度も試し、電波拾った!という瞬間にメッセージ送信!
 そうこうするうちに友人もやってきて、シャンパンで乾杯ー! はぁぁ、なんだかまた最後までバタつきましたが、乗ってしまえばあとはもう安心。

 帰りはいつものラップランドの水。これ、美味しいんですよねー。いつもエコノミーに乗るときもマリメッコのブランケットやパペナプ、この水やフィンランドのアイスを見るだけで、やっぱりフィンエアーはいいなぁ!とテンション上がります(最近、他のエアライン乗ってないですけど)。

 名残惜しそうに窓の外を見つめる3人のヘムレンさんたち。また来ようね、次はもっと大勢の仲間たちと!

 前日からだったかな、メニューが新しくなりました。

 ブルーベリーのカクテルをお願いしたら、たぶん、前(飲んでないのでわかりませんが、スパークリングワインで割ったキールのようなやつ?)と新しいの(ブルーベリーリキュールをブルーベリージュースで割ったカクテル)があるとのことで、ダブルブルーベリーでお願いしました。アミューズメントブッシュはシロマスの卵とタラゴン風味のサワークリームのようなもの。なにこれ、美味しい! カトラリーは付いてこなくて、添えられたクラッカーですくって食べるというのも楽しい。

 前菜はチーズなどを添えた蕪のローストか、北欧風サーモンマリネ&山わさびコールスローサラダ。ここは北欧風で。パンはカレリアパイをいただきました。

 これもすっっっごく美味しかったです。キャベツなどの野菜がシャキシャキ、サーモンは新鮮、山わさびのピリッとした風味もよくて。これは機内食というよりレストランの味!(いや、今回まったくレストラン行ってないですけど)。見た目もきれいでテンション上がります。

 メインは鱈のグリル、パースニップピューレ、根菜ロースト、または、豚角煮、煮卵、マッシュポテト、ご飯、または、牛頬肉の蒸し煮、根セロリ黒キャベツのロースト、リンゴ漬け。鱈か牛かで迷ったのですが、この日は牛がなくて、ロールキャベツとのことだったので、鱈をお願いしました。美味しいけど、ちょっと多かった。友人は角煮をチョイスしていましたが、とても美味しかったとのこと。

 チーズもフィンランドの小さな工房のものに変わりました。しかも、ルバーブジャム添え! デザートワインが飲みたかったのですが、悪酔いそうな予感がしたのでぐっと我慢。

 しかし、アイスクリームはしっかりいただく♪ バニラとレモンから選べたので(もう1種類あったかも。日によって違うと思います。フィンエアーのツイートによるとリコリスのときもあるそうですよ!)、レモン、爽やかですごく美味しいー! 街で見かけたらまた食べたい。あ、このアイス、フィンランドムーミンカフェにも登場してました!

 映画のラインナップに行きにはなかった『ブレードランナー2049』が加わっていたので、つい見てしまったのですが、飛行機で気軽に見るのに向いた映画ではなかった……。いろいろと考えてしまって、気分がすっかりおかしなことに。

 少し仮眠を取りつつ、気がついたら朝御飯。食事と食事の間にシナモンロールやカレリアパイのコーヒータイムが始まったというリリースが出ていたのですが、このときはまだだったか、寝ていたのか不明。何度かトイレに行きましたが(残念ながら今の機体はビジネスクラスのトイレにも窓はなし。あれ、すごくありがたかったんだけどなぁ。スペースはエコノミーより少し広く感じました)、ギャレーに何か置いてあった気配もなし。
 朝食は洋風と和風があって、和食は鮭弁当+お味噌汁。今回は短期だったし、もうすぐ日本のなので、洋食をチョイス。しかし、これはエコノミーで出てくる謎朝食の上位変換でした(笑)。チーズ入りポテト、ほうれん草入りクレープ、チキンソーセージ。エコノミーよりひとつひとつがちょっと上等というか、凝っている感じ。フルーツがとてもとてもありがたい。フルーツとパン、ヨーグルトだけでけっこうお腹いっぱい。ジュースはトマトと迷いましたが、ブルーベリーを。

 そういえば、このカップ、行きと模様が違います! ファブリックなどがKaivo(カイヴォ)になる、というニュースを目にしましたが、これ、カイヴォじゃないですよね!? これまではKivet(キヴェット)だったと思うのですが、これ、なんでしたっけ!?

 日付変わって、4ヘムレンさん。今回は本当にあっという間でした。

 日本が見えてきました。ちょうど翼も見えます。そういえばオーロラは見えたのだろうか。逆サイドだったので、わかりませんでした。

 さて、ふたりの友人に感謝してもしきれないぐらいお世話になった超ショートトリップは終了。無事に帰ってきましたが、成田でもう一波瀾ありました。続きは明日。

2月8日(3日め、最終日)

Too2018-02-21

 昨夜のサウナ効果か、ぐっすり眠って、この日も朝早く目が覚めましたが、今日は仕事に行く友人と一緒に出て駅に向かうため、早めに身支度。
 朝御飯。

 柔らかめのパンでサンドイッチ。

 まだ外はブルータイム。

 駅までお父さんが送ってくださって、電車でヘルシンキ中央駅へ。ラッシュというほどではありませんが、電車はそこそこ混んでいます。
 駅のロッカーにスーツケースを預け、開店を待ってフォルムのムーミンショップへ。

 1月に来た直後、100ユーロ以上の買い物で布製のショップバッグがもらえると知って、ひゃー!と思っていたのですが、こんなに早くもらいに来れるとは夢にも思わず。※ネット通販でももらえます。

 約1カ月しかたっていないのに、前はなかった新商品が続々! しかも、シーズンオフのものや少し前のものはセール価格になっていて、掘り出し物もたくさん。ここを読んでくださっている方はフィンランドに行ったらムーミンショップをハズすわけでないとは思いますが、スーパーにもムーミングッズあるから〜とか、空港で寄るからいいや〜ではなく、フォルム(フォーラム)店にも立ち寄ることをオススメします! 同じ商品でも空港は定価でこっちはセール価格、なんてことも。
 写真撮りすぎたので買ってきたものと併せてまたご紹介しますが、かわいいエッグ型の缶が出ていました。

 買い物バッグ。ペイッコでも買えますが、柄が多くてどれを持っていてどれを持っていないかわからなくなってきました。

 ムーミンショップを後にして、ひとりフリータイム。まずはカンピの地下のスーパーにコオロギパンを探しにいきましたが、残念ながら(?)見当たらず。日本に持ち帰る黒パンとかは最後にしたかったので、ざざっと見るだけ見て、トラムに乗りました。

 そういえば、この旅、初トラム。そして実は初ヘルシンキ(笑)。空港のあるのはヴァンター市で、近郊の町に滞在していたので。

 お目当てのカフェをグーグルマップで調べたら、すぐ近くに「フリマショップ」とあったので、先にそこに寄ってみようと思ったのですが、案の定、見当たらず。国立博物館近くまで戻ってしまったので、諦めてカフェへ。ここはちゃんと見つかってよかったよかった(一回、来てるのですが、3度めのヘルシンキでまだそんなに土地勘がないときに連れてきていただいたのでまったく道を覚えておらず)。

 時間があまりなかったので、持ち帰りにするつもりでしたが、クリームたっぷりのラスキアイスプッラを見たら、我慢できずにコーヒーブレイク。でも、それが大正解。手作りのラスキアイスプッラはパンそのものが味わい深く、カルダモンの風味も豊か、クリームもですが、たっぷりのアーモンドペーストも甘すぎず、今まで食べたなかでいちばん美味しいラスキアイスプッラかも。コーヒーも濃くて美味しかったです。調子にのってキャベツパイやカレリアパイを買い込んだら、けっこう重くなってしまって、ほんとはヴィンテージショップに行くつもりでしたが(それが本命だったはず……)時間もなくなってきたので、ストックマンに切り替えることにしてトラム乗り場へ。

 道をはさんでトゥーロ湾。いつも最終日に散歩するところ(今年1月は来ませんでしたが)。天気もいいし、ちょっと歩きたいなと思って、一瞬でしたが、凍った海のほうへ。

 海上に人はいなかったので、海には降りませんでしたが、ちょっと足を延ばすだけで自然と触れ合えるヘルシンキ、いいなぁ。

 そしてすぐさままた買い物モード。ストックマンのディスプレイにマリメッコ×クリニークグロスの広告が。気になるー。

 もう販売しているようでした。勢いで色を選んでもらって話のタネに買って帰ろうかとかなり迷いましたが、使うかなぁと冷静に考えて却下。

 急いでムーミンカフェへ。お土産にニョロニョロメレンゲを買いたかったのですが、残念ながら品切れ。でも、今回はちゃんと「はってぃばってぃ まりんきっ」で通じました(笑)。

 新商品のガラスコップ。かーわーいーいー。買う気まんまんでしたが、もう荷造りもしてしまったので、今回は諦めることに。残念ながらトフスランとビフスラン、飛行おにのマグなどもまだ発売前でした。

 ストックマンの別の入り口にはアラビア新商品のポップアップショップが。

 アリバイ工作のように駆け足でマリメッコ路面店(本店?)を冷やかし。

 アテネウムも気になりつつ、裏からミュージアムショップに入れたので、ざざっと冷やかし。

 友人と合流してランチへ。ミニチュアのお店がハカニエミのマーケットホールにあるというので連れていっていただくことに。
 ご存じ(『かもめ食堂』でもおなじみ)ハカニエミのマーケットホールは老朽化のため、現在、改装中。実は1月にぎりぎり滑り込みで、翌日ぐらいから改装に入ったようです。

 現在はマーケット広場に新しくできたピカピカのガラスばりの建物にお店が移動して、そちらで営業中。仮設みたいなところで数店舗営業してるだけ、とかかと思ったら、しっかりほとんどのお店が移動したようです。マリメッコは退店したそうですが、ヴィンテージショップはありました。聞いた話だと、改装後はオールドマーケットホールに戻るらしいのですが、新しいほうも壊すわけではなく、別の形で営業するとか。結果的に店の数が増えるならうれしいですね。

 ミニチュア屋さんでいくつか買い物。写真撮ったつもりが撮っていなかったようです。
 そんなにお腹がすいていなかったので、ランチは「小さめのサンドイッチを置いているお店があるわよ〜」と寄ったお店のショーケースには、日本人的にはけっこう大きなオープンサンドが〜。「イソ、イソ(笑)」(大きい)と告げると、「カレリアパイぐらいがいい?」と別のカフェへ。
 ラスキアイスプッラの誘惑、再び。

 こちらの店には小さくておいしそうなオープンサンドがあったので、それをチョイス。ラスキアイスプッラを半分こさせてもらうことに♪

 半分に切ったらジャムがとろり(さっきはアーモンドペーストだったので、今度はジャムをお願いしました)。ジャムはジャムでおいしいなぁ。

 名残惜しいのですが、友人と今度こそお別れ。ぐぐっと涙を押さえつつ、「きーとす もいもい!」に心からの感謝を伝えて別れました。
 空港に向かうまで約1時間。欲張らずに、買いたいものを確実に探す方向で、郵便局の横のスーパーへ。ムーミンストアには特に目新しいものはありませんでしたが、スーパーで他のお店にはなかったものと持ち帰りたいものをゲット。

 お菓子、見てるだけで楽しいなぁ。昨日食べたチョコマシュマロ菓子のコーヒー味がおいしいとインスタで教えていただいたので、コーヒー味も購入。

 ポスティもちょっとだけのぞきました。

 さて。中央駅へ(郵便局もスーパーの駅の目の前です)。

 友人に何度も「スーツケース忘れて帰っちゃダメよ」と念を押されていたので、ちゃんとスーツケースを取り出しまして、買い足したものが詰まったボストンバッグを持ち手に引っかけて、空港行きの電車に乗ります。

 本日はここまで。この時点では行きと同様、ほぼ確実に飛行機に乗れそうではありましたが、まだ席はわかりません。ドキドキしながら空港に向かいました。惜しいことにVRの駅や空港線wi-fi飛んでないんですよねー。フィンエアーバスはwi-fi使えるので、調べ物とかしたいときは電車よりバスのほうがいいのかも(※2018年2月現在。状況は変わると思いますので、ご参考まで)。

2月7日(2日め、夕方〜夜)

Too2018-02-20

 家に戻って買ってきたものを降ろしたら、ちょっとこれ、入りきるの!?と不安にかられたので、スーツケースの整理。まだ15時前。今やることっちゃないかも?という気がしつつ、十分満足していたので、今日はもうこれで終了でいいかな、と。
 新柄のキッチンペーパーは4ロール入り。前回も1パック買って、今回はスーツケースがら空きだと思ったので、昨日、2パック買いました。ところが1つ見当たらないなぁと思っていたら、隣に住むお父さんがキッチンペーパー切れてのか持っていってしまったことが判明(笑)。友人が新たに買い足してくれたのですが、結果的に、とても入りきらず……。

 友人の秘蔵グッズなどを見せてもらっているうちに、気づいたら料理が始まっていました。マカロニラーティッコ講習会、開始ー。タマネギ1個を刻みます。

 マカロニは茹で、タマネギと牛挽き肉を炒めます。

 た、大量すぎるマカロニ! 1袋全部茹でたそうです。くるっと巻いたタイプのマカロニですが、日本で見かけるものより短め。茹で加減はそのまま食べてもちょうどいいぐらい。

 牛乳0.5リットルに卵2個。

 マカロニ2/3ぐらいと炒めた肉&タマネギを混ぜます。時間がないときはこのまま食べてもいいそうです。

 残ったマカロニを上にのせます。焼くとこれがカリカリになって美味しいんですー! 牛乳&卵をかけて、オーブンへ。温度は忘れましたが、1時間ぐらいじっくり焼きます。上からチーズをかけてもいいとのこと。

 付け合わせは生のニンジンを細くおろしたもの。上から入れてぐるぐるまわすと細くなって出てくるマシーンがありました。そして、おそろしい量のニンジンが巨大ボウルに吸い込まれていくー!

 ニンジンのパッケージ、かわいい。

 わたしはちょいちょいお手伝いしたり、写真撮らせてもらったりしつつ、何をしていたかというと、なぜだかポトスカードコレクションの整理整頓(笑)。ダブっているのがあったらあげるわよー!とのありがたいお言葉に、見せて見せて!と着手したものの、ものすんごい量。次から次へと出てくる(笑)。その気になればヘムレン体質を発揮できるワタシ、気づけば、写真を撮ることも忘れ、夢中で仕分けに没頭していました。
 はっと外を見ると、すっかり夕暮れ。まだ16時とかだと思うのですが。すっかり暗くなってしまう前に「雪遊びがしたい!」と外へ。「この雪なら雪玉つくれるわよー」と言われたのですが、ぜんぜんダメでした。さらっさら。雪の結晶自体はいわゆるボタ雪というか、大きめの固まりなのですが、気温の関係なのか、まったくまとまりません。

 わんこ、散歩の時間。

 何してるんだろ?と思わないでもないのですが、この時間、すごく楽しくて、風景がきれいで、とても心に残っています。

 たぶん、日本でも、近所をちょっと散歩するだけで、夕陽がきれいだったり、花が咲いていたり、日々、美しい風景を目にすることができると思うんです。でも、自宅にいると仕事や生活に追われて、外に目を向けるゆとりがない。フィンランドに来ると、なにげない風景や時間がキラキラして感じられるのって、義務から解放されて、ただ目の前にあるものを楽しもうとするからなんだろうな、と。名所に行ったらもっと特別な景色が見られるかもしれない、フィンランドでしか買えないものや見られないものもあるはず。でも、友人とお子さんとペットたちと雪のなかを散歩するひとときは、なにものにも替えがたい幸せでした。

 暖かい家に戻ったら、マカロニラーティッコが焼き上がっていました。香ばしいいい匂い。

 驚くほど巨大なケチャップ! やっぱり子どもたちはケチャップが大好きなんですねー。ミイのパッケージのケチャップは買わないの?と訊いたら、あんな少量じゃ1回でなくなっちゃうわよ(笑)とのこと。

 そのままのニンジンには塩、マカロニラーティッコにはケチャップをかけて味を調整しながらいただきます! 表面のマカロニがカリカリ通り越してバリバリ。下のほうのふんわり柔らかくなったマカロニとの対比がおもしろくて、簡単なのに食べ飽きません。

 食後のデザートはスーパーで買ってきたオススメお菓子。ポルテの10倍ぐらいの大きさで、エンゼルパイのマシュマロクリームをふわふわにして、配分をマシュマロクリームメインにして、チョコレートをかけた感じ? すっっごく甘いですが、チョコがとても美味しくて、また食べたくなる味わい。ただし、コーヒーといっしょに(笑)。このときはクランベリー味のロンケロ(缶チューハイ的な甘いやつ)を飲んでいたので、こっそりお水で甘さを中和させました。

「雪サウナやってみる?」的なことを訊かれ、「ぜひ!」とお願いすると、バケツいっぱいの雪がサウナに運び込まれました。どうやら雪で体をこすったりして、熱さをやわらげながら、サウナに入るっぽい。しかし、いまひとつ醍醐味がわからなかったので、お願いしていっしょに入っていただくことに! フィンランドのサウナは日本より湿度が高くて、長時間入っても平気なところが多い(プライベートサウナならサウナストーンにかける水の量で自分で温度調節できる)のですが、雪の効果でさらにゆっくり楽しめます。途中、娘さんが「スノーエンジェルつくる!」と言い出して、ガレージを抜けて外へ。なんだかんだで、わたしもマッパでダイブしたんですけど、あまりの冷たさ(を通り越して、手足が痛い)に大騒ぎしていたので、近所の方に見られていなかったか心配(笑)。
 さらにロンケロをいただき、謎ペーストの味見をさせてもらいました。たらこスパの素をそのまま食べているかのようなしょっぱさ。ライ麦チップスなどにのせて食べるそうです。パッケージかわいいし、美味しかったから買って帰ろうと思ったのに忘れました。

 サウナですっかりリラックスして、早くも眠気が。21時半ぐらいにはご先祖さまたちに見守られてぐっすり就寝。

↓アドベンチャーのボウル、検索してみましたが、小さいサイズしかないですね。

↓ムーブ3点セット。お得価格。

↓このショップもお安め。サイズとしてはこれに近いかな。アドベンチャーは外側、フレンドシップは内側に絵があるんですね。

2月7日(2日め、午前中)

Too2018-02-19

 10時前に、そろそろ行きましょうか〜てな感じで出発。今回、特にどうしてもやりたいことはないけれど、前回見つけたグリーンのマグと同時に出た赤いマグをゆるりと探してヴィンテージショップに行きたい、デアゴスティーニムーミンハウス用のミニチュアや布を探したい、泊めていただくのでフィンランドの普通のご家庭の生活をしてみたい、とお願いしていました。この日、というか、唯一の丸1日過ごせる日、友人が仕事を調整してお休みを取ってくれたので、ヘルシンキ市内をあちこち巡るイメージでしたが、車で大きなセカンドハンドのお店に連れていってくださることに(結果として、車は大正解でした。荷物、大変なことに(笑))。
 夜の間、ふわふわと結晶の大きな雪が降っていたようで、一晩で車がこんな感じに! ささっと雪を払って、出発ー!

 ご自分で出品に来ることもあるという、フリマショップへ。10時すぎ、気温はマイナス10度ぐらい。青空が見えています。

 きゃーーー! ここは個人がブースを借りて出品するタイプのお店で、とにかく広い。体育館みたい感じ? 各ブース(棚)の間もゆったりしているので、見やすいです。基本的には家庭の不用品が中心なので、価格も安め。ヴィンテージを集めた鍵の掛かるケースもあります。バイヤーだったらめざとく売れ筋を見極めるのでしょうが、わたしは珍品(変な顔のぬいぐるみとか、ピカチュウのバッタもんとか)の写真ばったり撮ってた(笑)。

 中身が見えない1ユーロのギフトボックス。大人用、女児用、男児用がありました。ネタとして買ってみようかと思ったけど、ろくでもないものしか出る予感がしないので、ぐっと我慢。フィンランドのものなら中古でもなんでもおもしろいけど、100均的なアジア製のものが出る確率が高そう。

 鍋のフタまで!

 2階から見下ろすとこんな感じ。

 上は布や手芸用品のコーナー。マリメッコ布も少しはありましたが、いいものはそれなりの値付け。ムーミンハウスの家具用に小さな柄の布を探して、パッチワーク用っぽい端切れを買いました。

 なんかんだでけっこう買った(写真はまた後日)。ステンレスの小さなやかんとか企業コラボマグとか、訳あり格安のムーミンマグとか。途中、古いマルティネックスのムーミンハウス(持ってない)に誘惑されたのですが、踏みとどまってよかった(笑)。こういうお店なので、レジでやめます、というわけにもいかず、自分でブースに戻しにいったほうがよさそうですし、最初に調子に乗って選んだキャンドルホルダーはそのままいくつかお買い上げ。まぁまぁな重さに。ここは自分で袋づめするのですが、友人が無料でもらえる段ボール箱を持ってきてくれて、会計が終わったものはそこに入れ、新聞をもらって台でざっと包んで車へ。
 約2時間ぐらい、じっくり買い物を楽しみました。外に出ると、雪! 車にもふわふわと積もっています。

 さっきの店にもセルフサービス的なカフェとトイレはあったのですが、近くのショッピングセンターのカフェがおすすめ!とのことで、車で移動しました。地元の人しかこない、普通の大きなスーパー。地方のイオンを想像してください(笑)。

 ショッピングセンター内の普通のカフェなのですが、手作りのハムパイが美味しいとのこと。

 甘いものも気になるー。ラスキアイスプッラはそんなにクリームもりもりでもなかったので、あまり日本では食べないキャロットケーキ(右)をチョイス。

 なぜだか、キャロットケーキは1段分だと思い込んできて、皿を見てびっくり。予想の倍サイズだった(笑)。友人のブラウニーは普通サイズ。

 ハムとパプリカ入りのパイ、パイというか、キッシュかな? 生地もフィリングも美味しい!

 カプチーノ、泡がすごい! ホットですが、ストローないと飲めない(笑)。

 ほどよくお腹が落ち着いたところで、スーパーへGo!
 なんでも揃う上に、デパートより安いです。アラビアの新商品もありました。

 ムーミンの限定や新商品、マリメッコもあります。

 フレンドシップもお手頃価格。ただし、ここは免税にはならないかも?

 巨大カステヘルミ。何かと思ったらフラワーベースなんですね。

 お土産によさそうなものもあります。

 チョコレート、どーん! 調子に乗っていくつか買ってしまった(笑)。確か機内販売でも3枚買うと1枚ついてくる!とか、前に駅の売店で4枚10ユーロとか、意外に安いんだなぁと思った記憶が。でも、ここは種類が豊富。冬限定のクランベリー入りとか、新商品とか、見てるだけで楽しい。小さいチョコバーと被っているフレーバーもありますが、個人的にはキャラメルクランチ&シーソルトが好き☆ ポップコーン入りも軽くて美味しいです。

 今夜は何食べようか?と訊いてくださって、家庭料理の定番、マカロニラーティッコをつくっていただくことに。そういえば、フィンランドキッチンタロとかミコンフィンランドショップとか、日本でしか食べたことがなくて(笑)。マカロニ、挽き肉、ニンジンなど、材料いろいろ。+わたしの大量のお土産ショッピング。

 左の缶はペット用のシリーズ。リフレクターがセール価格になっていたりとか、いい買い物ができました。

 森下圭子さんが公式ブログに写真を載せていらしたミイのオートミールが買いたかったのですが、この店にはなかったので、別のスーパーに寄っていただくことに。気温はマイナス17度ぐらいまで下がっていたかな。ずっと雪がちらちら降っています。
 店の外に雪山が!

 発見! 2種類ありました。1箱6個入り。

 ムーミンママのパンケーキミックス! こちらも購入。

 まだ3時前。イケアも行く?と訊かれたのですが、スウェーデンのお店だし、日本にもあるしで(違いはちょっと気になりましたが)、遠慮することにして、車は自宅へ。いったん荷物を降ろして、電車で!?と思ったのですが……(続く。ただし、この日の後半は旅のご参考になるような大きな展開はありません(笑))。

2月7日(2日め、朝)

Too2018-02-18

 時差ぼけ、というより、早く寝たので、朝5時半頃、目が覚めてしまいました。外は真っ暗……と思いきや、ぼんやりと明るいです。家やライトアップのあかりなのか、雪なのか。でも、とても静かで、部屋の温度もマットの硬さも(マットレスは柔らかいのと硬いのとどっちが好き?と訊いてくださったのですが、自分の好みがよくわからず。どっちでも寝られる、が正解かも)ちょうどよくて、ぐっすり眠ることができました。

 朝は7時半ぐらいに起きるとおっしゃっていたので、ネットを見たり、ガイドブック読んだり。
↓持参していた新しいガイドブック。結局、機内でもあまり読めなかったので、お目当ての森下圭子さんのエッセイを読んでいたら、しみじみ実感がこみあげてきて、思わず涙……。こうしてフィンランドの良さを伝えてくれる森下さんに本当に感謝☆

 そろそろと空が白んできました。月がずいぶん動いています。

 にゃー。リビングに行くとにゃんこが迎えてくれました。

 またしてもトレイでさささっと野菜を切ってくれました。細長い赤いのはトウガラシだったらどうしよう?と思いましたが、パプリカ(赤くなった甘長?)でした。

 自分で好きなものを組み合わせて、オープンサンドをつくります。

 チーズもハムも2種類←またも自分の好みがわからなくて欲張りな人。豪華♪

 わんこよ、そのブランケットもお高いのよ(笑)!

 お店がオープンする10時前まで、のんびり。まるでご自宅がアーカイブのようなショップのようなおうちなので、貴重な資料やグッズを見せてもらって、のんびりながらも充実したひとときでした。

 続く。

2月6日(フィンランド初日?)

Too2018-02-17

 空港の写真の次はいきなり、コレ(笑)。スーパーのルーネベリタルト。ちなみに前日の2月5日がフィンランド国歌の詞を手がけた詩人ルーネベリさんのお誕生日。で、彼が好んだというルーネベリタルトを食べる習慣があるそうです。最近はきっかり2月5日だけでなく、年越しに行ったときにもストックマンで買って食べました。

 店内の写真はちょこちょこ撮っているのですが、なぜかほとんど、買えなかったチョコミント菓子の記録(笑)。チョコミントオレオとか。そして、いきなりのレジの写真。これは友人が今晩と明日の食事用に買ってくれたものの一部。スライスチーズ2種類、サラミやハム、黒パン。

 右のどーん!とした包みが量り売りの生サーモン。スープ用に皮は剥いでもらっていました。日本で売っているソテー用の切り身ので考えると、10人前以上ありそう。お値段は忘れましたが、日本よりはずっと安いものの、けっこうな額だったような。

 次の写真はもう室内(笑)。なんだろう、はるばる9時間とか10時間かけて飛んできたとは思えない、この居心地の良さ。勝手にスーツケース開けて、お土産出して、あっという間にくつろぎモード。まだ夕方の4時半だけど、もう外には出たくない(笑)。
 デパートの全国銘菓コーナーで見つけたプシプシーナ珈琲の生姜糖。自分用にはお高かったので、味も知らないまま、お土産に(友人はジンジャーが大好き)。プシプシーナはトーベさんが飼っていた黒猫の名前で、この珈琲店ブレンドの名前はトーベ! しかし、パッケージにはカタカナしか書いてなかったから友人には通じなかったかも(笑)←そしてわたしには説明する語学力がない。友人宅には黒ベースに白がちょいちょい入った大きな猫が2匹いて、名前は覚えたのですが、どっちがどっちか区別がつきません。

 じゃがいも。これはすでに洗ってあるタイプだそうです。ボウルにじゃがいもと水を入れ、その中でスライサーでずんずん皮をむいていくスタイル。(ボウルの中に、水、皮つきのじゃがいも、むいたじゃがいも、皮が共存)。

 その後、一口大に切っていくのですが、なんと、カッティングボードはoptoのトレイ。

 生サーモン、どーん! ツヤツヤで見るからに新鮮で、これをスープに入れちゃうのってもったいなくない?と思っていたら、以前、このお宅にステイしていた日本人の友人が生のままヅケにして食べる方法を伝授していったとのこと。Mちゃん、ぐっじょぶ!

 最初にタマネギ1個ぐらいを炒め、水、フィッシュスープキューブ、大量のじゃがいもを入れて、くつくつ煮ます。

 オー、ノー、お高いトレイが!

 仕上げに生クリーム、ドライのディルを入れて出来上がり! たぶん、塩も入れていたと思いますが、ここのお料理は基本、塩分控えめ。食卓で好みに応じて塩や調味料をかけるスタイルです。

 スープ、娘さんが焼いてくれた全粒粉クッキーとスコーンの間みたいな甘くないお菓子(外はカリカリ、中はしっとり)、ライ麦パンなどなど。お菓子やパンに塗るのは、バターとマーガリンのミックスされているスプレッド(冷蔵庫でも硬くならないタイプ。ずっと、これはマーガリンなのかバターなのか疑問だったので、謎がひとつ解けました)。手前がヅケにしたサーモン。みんな、ひょいひょいつまんで食べていました。

 好きなものを好きなだけ、というスタイルもうれしい。6時ぐらい、近所のお友だち(本場のカレリアパイを伝授してくれた先生)が来てくれて、家族も揃って、晩御飯(たぶん。フィンランドの食事時間は謎。お腹がすいたらまた夜食を食べるようです)。

 サーモンたっぷりで美味しい。これぞフィンランドの家庭料理という優しい味。サーモンが美味しいのは当然なのですが、じゃがいもの美味しさに驚愕。なんだろう、粒子が細かい感じ? 甘くて、ふわっと口の中で溶けます。

 スープでお腹いっぱいですが、別腹タイム。3種類のラスキアイスプッラ(スウェーデン語だとセムラ。これも季節のお菓子)と2種類のルーネベリタルトを食べ比べさせてくれました。

 惜しげもなくムーミンプレート!

 フィンランドのラスキアイスプッラはジャム入りとアーモンドペースト入りがあります。どっちが好き?と訊かれたけど、どっちも美味しい。

 ルーネベリタルトの違いもよくわからない(汗)。どっちかはラム酒たっぷりタイプで友人はあんまり好きじゃないと言っていましたが、確かにちょっと甘いかなぁ。

 えーっと、この後、お土産の包み紙で折り紙講習会が開催されたり、持参したDVDを見ようと一騒動起きたり(見られなかった)、なんだかんだで夜10時ぐらいだったかな。サウナ温める?と訊いてくれたのですが、眠気のほうが強かったので、シャワーだけ借りて早めに寝ることにしました。
 娘さんのベッドを占領してしまったー。フィンレイソンのムーミンファブリック、そして、ご先祖さまがどーん!

 枕元にはムーミンライトと、旧タイプのご先祖さま。

 長いような短いような、夢のような1日が終わりました。
↓オプトデザインのトレイ。これまた種類が増えまくっていますねー。大きいサイズのものはかなり高かった記憶ですが、定番の小さいサイズで3000〜4000円ぐらい? 日本での代理店が変わったので、価格とか入ってくる種類とか、またちょっと変動があるかもしれません。個人的には定番サイズはもう何枚も持っているので、中ぐらいのサイズとか丸とか真四角とか、柄違いではなくサイズ違いが増えると、買う言い訳でできてうれしいなぁ(いや、丸も大きいサイズもすでにいろいろ持っていますが)。

↓アラビアムーミンの2枚組コレクターズプレート。黒夢柄は第一弾で、日本に入ってこないかも!?と大騒ぎして買っていただいた記憶があるのですが、第三弾あたりからもうどれがどれかわからなくなってきました〜。検索してみたら、24,840円って!?

↓通常の販売期間内なら1万円前後だと思うので、買い逃さないようにしなければ(ちなみに現地だと70〜80ユーロ、前回、セールで40〜50ユーロになっているのを見つけて思わず買いましたが、重かった……)。