東京国際キルトフェスティバル
本日から始まりました「第13回東京国際キルトフェスティバル〜布と針と糸の祭典」に行ってきました。あまりにもすごすぎて、三越のインパクトを上回ったので、先にレポします。ネタバレとかないと思うので、行く予定の方も予習にどうぞ!
会場全体。右手側にムーミンハウスの屋根が見えます。
会場に降りてすぐ正面がムーミンコーナー。
ラッキーなことに斉藤先生のトークが開催されていました!
キルト界では巨匠、大人気! でも、気さくで素敵な方でした。
5メートルの大作。大きすぎてコンビニでは下絵のコピーができず、専門業者に持ち込んだところ、著作権的に許諾がないとコピーできないと言われるなど、いろいろ苦労があったそうです。
よく見ると、模様入りの生地が使われています。例えばスナフキンの服に緑1色ではなく、チェック柄の入った生地を使うのは本来は許可されないそうですが、布選びも作家のセンスの見せ所。細かいチェック、交渉を経て、作品が完成したとのことです。
メインビジュアルのキルトは意外に小さめです。小さいのに、この密度!
『ムーミン谷の冬』のスクラッチ技法、まさかのキルト化!
細かい部分は刺繍の技術も使われていますが、ぎりぎりまでキルティング、アップリケの手法を使っているのが、斉藤先生のこだわりだそうです。
このぬいぐるみもタダモノではございません。さまざまな種類のキルトのパターンを組み合わせたサンプラーキルトが使われています。
何度も何度も型(試作品)を作って、ようやく許可が下りたとそうです。本当はスナフキンや他のキャラクターも作りかったそうですが、時間的に無理だったとか。
ムーミンの名場面をキルトで表現した作品がなんと50点! 斉藤先生と著作権管理者の監修のもと、生徒さんたちが協力して作り上げたそうです。少しずつ手法や布の雰囲気が違い、個性が出ているのがまたおもしろいです。
3メートルのムーミンハウス。これはさすがにキルトではありませんが、周囲の花、内装はすべて、こだわりのキルト!
トーベ・ヤンソン生誕100周年紹介コーナー。
アラビアのお宝も何点か。
ムーミングッズ販売もありましたが、三越帰りだと当然しょぼく感じます(笑)。会場限定の図録、キルトをプリントしたタペストリー、缶ミラー、クリアファイル、一筆箋などのグッズも。ちなみにドリームぽけっと製作でした。図録はムーミンキルト製作者の方々のコメント付きで、そそられましたがムーミンの部分は多くないのでやめました。人が多くて写真がうまく撮れそうになかったら図録を買うと割り切って、実物を目で見ることに専念したほうがいいです。
キルトに詳しくなくてもムーミンファンなら一見の価値あり! 入場料はお安くないですが、大コーフンでした〜。29日(水)までやってます。ぜひ!