6月21日(2)、夏至の夜

Too2014-07-29

 ランチの後、ソコスプレジデンッティに戻って、預けておいたスーツケースをピックアップ。予約してあったエアポートタクシーに乗り込みました。空港までお見送りに行こうかと思っていたのですが、我々もスーツケースを持って次のホテルに移動せねばなりません。「乗ってけば?」というお言葉に甘えて便乗させてもらい、空港の前にホテルに寄って降ろしもらっちゃいました。天気もあまりよくなかったので、助かった〜!
 この日から3泊したのは、ついさっきランチを食べたヒルトン・カラスタヤトロッパ(笑)。メールで何度もやりとりしたのですが、対応がとてもよかったので、泊まってみたい!と。夏至前後はレストランもスーパーも閉まると聞いていたので、アパートメントホテルにしようと思ったのですが、3泊程度だと割高なんですよね。それに、することが何もなくなってしまった場合、便利だけど眺めの悪いホテルよりも、少し中心地から離れたとしてもホテル周辺の散策が楽しめるようなホテルがいいかな、と。

「フルムーンだしね!」と奮発して、海が見える部屋にしました。部屋タイプが何通りもあって迷ったのですが、このタイプだと窓が開かないので、「バルコニーの一部から海が見える部屋」でもよかったかも。あと、少しお安めの「森が見える部屋」もなかなかいい、という情報もいただきました。

 窓際にはテーブルと椅子2つ。部屋でのんびり飲食できそうでうれしい!

 青空ですが、窓に雨の跡が。残念ながらお天気はずっといまひとつでした。

 ゆったりと贅沢な造りの部屋ですが、ちょっと謎の配置でして、ドア付近にスーツケース置き、廊下的な部分にクローゼット、部屋の角にもうひとつクローゼット、その奥に小さめのデスクと棚(メイクアップ用かお茶入れる用スペース?)、棚には電気ポットとカップが。

 クローゼットのなかの棚にはアイロン、セーフティボックスなど。

 電気ポット、カップ、紅茶、インスタントコーヒーなど。湯沸かしポットのある部屋にはティーバッグなども備え付けられていることが多かったです。

 マグはTeema! テンションあがったのですが、残念ながら亀裂が入っていたので変えてもらいました。

 冷蔵庫。

 中身。

 テレビとライティングデスク。

 簡易キッチン付きの安いチェーンホテルも検討したのですが、最終的に決め手になったのはバスタブ! 街の公共サウナも閉まっているでしょうし、サウナもバスタブもないホテルで3日はツライよね?ということでした。バスタブ以外に、独立したシャワーブースも。

 洗面台が狭いのがちょっと残念でしたが、床が温かくて感動しました。

 トイレ。

 ベッドサイドには多機能っぽい目覚まし時計があったのですが、肝心の時刻が合ってなかった(笑)。フィンランドのホテルは時計がないところが多いです。

 ランチのレストランはとてもおいしかったのですが、朝晩同じ店っていうのもねぇ?ということで、トラムに乗って街に出てみることにしました。4か4Tの終点(始発)で、駅や港まで15〜25分ぐらい。トラムの停留所までは400m、数分です。
 始発ということもあるのですが、こんなガラガラのトラム、初めて見たかも。途中から乗ってきた人たちも、観光客やネイティブではない雰囲気の人が多かったです。

 ひとっこひとりいないというヘルシンキの街を見るために、港のマーケット広場まで。屋外マーケットには野菜の屋台が出てはいましたが、屋内マーケットはもちろんクローズ。ウスペンスキー寺院を見上げながら、少しお散歩。

 ツーリストインフォメーションで、トラムマップをもらい、営業中のスーパーはどこか教えてもらいました。中央駅地下かカンピの地下とのことだったのですが、ソコスデパートの地下のSマーケットもやってた。

 トラムで駅のほうまで戻ります。大聖堂前の元老院広場も人影まばら。

 フィンランドの旗があちこちではためいていました。

 中央駅あたり。

 そういえばここ、昨日も森ピクニックの買い出しに来たっけ(笑)。

 というわけで、昨日とは違うお惣菜をチョイス。ここまであまりお酒を飲んでいなかったので、ぼちぼち飲むか!とシードルを物色していたら、日本人観光客のおばさまに声を掛けられました。ガイドブックのコピー片手にテンペリアウキオ教会をめざしたものの、見つけられずにスーパーにやってきたとか。トラムの最寄り停留所を調べたりしてアドバイスしたけど、大丈夫だったんだろうか(汗)。そんなこんなで時間を費やしてしまい、慌ててホテルに戻りました。

 アイスーーー! 謎のキラキラしたデザインのものをパケ買い。

 ん、なんかグレーだけど、ヤツだったらどうしよう?とドキドキしながら食べたら、シャンパンフレーバーでした。おいしいおいしい。

 25周年記念らしいです。

 サウナが先かご飯が先か、迷ったのですが、まずは時間の限られているサウナへ。同じ建物の地下にあります。サウナの紹介はまた明日にでも詳しく書きますが、この日は土曜日だったので、けっこう混んでいました。サウナにはプールが併設されていて、目の前のプライベートビーチに出ることもできます。というわけで、曇っていて寒かったのですが、サウナ〜海どぼん!を体験してみました。海がとにかく冷たい! 遠浅なので、体が浸るところにたどり着くまでに足先がどんどん冷えていくという。私はひとりでガタガタ震えながら、海ドボン!を楽しみ、相方はひたすらプールでガシガシと泳いでいました。
 部屋に戻って、晩御飯。1年でいちばん長い太陽を楽しみながら。

 フルーツやお惣菜は量り売り。身振り手振りで少量ずつ買いました。

 生のサーモンと焼いたやつ。手前は焼きチーズ、右の茶色いのはロサ母さんパン。なんて贅沢!

 太陽が顔を出した!と思ったら……

 サンシェードが自動で降りてきてびっくり。しばらくしたら自動で上がりました。

 刻々と表情を変える海と空を見ながら、のんびり飲酒〜。


 いつまでも明るいので油断していたらあっと言う間に12時過ぎ。夏至の太陽はいつ沈んだのか、よくわかりませんでした。

 



詳細は→ヘルシンキ|ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ