6月23日(3)、フィスカルス
噂に聞いていたとおり、フィスカルスはとてもきれいなところでした。ヘルシンキから片道1時間半、日帰り旅行に最適です。ただ、秋冬は開いていないショップが多いので、今回初めて訪れることができました(なのに、滞在時間3時間て!)
しかし、残念ながら、ときおり小雨がパラつく上に、かなり寒い……。
だんだんお腹も空いてきました。
途中、開いてるのか開いてないのかよくわからない工場や工房が。ガラスが割られているところがあって、どうなってるんだろう?と覗き込んでいたら、中に人がいたようで、招き入れてくれました。
びっくりして写真撮らせてもらうのを忘れたのですが、ヒンメリの工房でした。展示と即売、もしかしたら習うこともできたのだと思います。でも、おばあちゃん、ごめん、私たち、お腹が空きましたーーー。
というわけで、先を急ぐ。坂道、厳しい。この建物が博物館。
博物館にはカフェがあるだろうという読みだったのですが、これが大失敗。受付のお姉さんに聞くと、カフェやレストランは今来た道を戻って、バス停の反対側にあると……。食べ物の売店すらなかったので、とにかく戻ることにしました。
半分ぐらい戻ったところで、急にお天気が回復。これ、食べ終わったらまた博物館に戻るんだよね?と思ったら、急に疲れが出て、オシャレランチは諦めて、適当に持ってるものを食べることに(←ありがちなパターン)。
ロサ母さんパン、昨夜の残りのフルーツなどなど。
えんどう豆。ピント合ってなくてすみません。
本当に絵になる、美しい風景(晴れてれば!)
照ったり曇ったり、不安定なお天気。
軽く食事を終えて、博物館に戻りました。早すぎてお姉さんに驚かれるかと思って説明を考えながら歩いたのに、何も言われなかった(笑)。博物館は他に1組、お客さんがいたぐらいで貸し切り状態。
フィスカルスは元々、工業地帯だった場所で、現在ではアラビアやイッタラのグループの代表名になっている刃物メーカーのフィスカルス社が生まれた場所でもあります。博物館も50年の歴史があり、職人の暮らしや村の歴史を紹介しているとのことなのですが、こじんまりしてて、見応えがあるというより、かわいらしい感じ。
有名なオレンジハンドルのハサミですね。
撮影自由だったので、その魅力の一端をご紹介〜。って、変な写真ばっかりですみません。
謎ポスター。
ちゃんと説明を解読すれば、このおじさんの正体なども理解できて、もっと楽しめたんだと思います。時間もないし、適当なワタシたち(笑)。ちなみに入り口には日本語のマップもありました。
よくわからないけど、たぶん、ハサミの歴史。
よくわからないけど、カッコイイ。
パンケーキ焼くやつとか鍋とか。
愉快なコートか帽子掛け?
刃物(ざっくり)。
生活空間再現コーナー、キッチン。
リビング?
ご先祖さまが出てきそうなストーブ。
てな感じで、本館?は終了。いったん外に出ると、別館があるそうです。「途中にラビットがいるのよー」と言われ、「えっ、兎? なんで?」と思ったけど、本当にいました。
写真撮るの、難しい。
年代別に暮らしの移り変わりを再現していたようで、このあたりは比較的、最近。
服はコスプレOKっぽかったです。
建物もかっこいいです。
なぜかトランポリン。
常にノープランな我々。一応、日本語地図を入手したので、村の中心部に戻ることに。途中、キャンドル工房を冷やかしましたが、品数多すぎて、結局、何も買わず。
でも、散歩しているだけで楽しい!
青空が見えるとテンションアップ!
バス停あたりに戻って、アイスを食べることにしました。
スクープしてくれるタイプで、説明を聞いたら、メーカーのものとホームメイドのものがあるとのこと。2個盛りにしてもらうつもりが2つ買っちゃった。カシスとブルーベリーかな。私は酸味の強いカシス、相方はマイルドなブルーベリーがお気に入り。フレッシュな風味ですごくおいしかったです。
フィスカルスの紹介写真でよく見かける……電話ボックスだっけ?
村のシンボル的な時計台のある建物。
イッタラのアウトレット、村で制作をしているアーティストの作品を展示・販売するオノマ・ギャラリー・ショップがあります。
買い物は最後にして、もう少し散策を続けることに。
カフェやギャラリー、工房など。
時間もないので、ただただ歩く。
標識もかわいい。
かつての領主か村長さんか、偉い人の家だった建物。
イッタラアウトレットにはこの時点で、ヘルシンキでは売り切れだったカルティオのピンクとイエローがまだありました。これは買っておくべき?と迷ったのですが、まだまだ先があるので、パス(今回、この判断で後悔することがすっごく多かった)。色変えのときに出る非定番色のカルティオと、相方は記念にフィスカルスのハサミを買いました。
オノマで撮った写真はこれだけ。何を考えてたんだ、私!?
裏手のトイレをお借りしまして、周辺に置いてあったバケツを撮影。過去の自分の気持ちが理解できません(笑)。
バス停に向かって歩きます。どんどん天気が良くなっていくのが悔しい。
バスに乗ったら、すっかり寝落ち。ハッと気付いたら賑やかなところに戻っていたので、降りようとしたら、「ノー、まだカルヤーじゃないよー」と行きと同じ運転手さんが止めてくれました。ありがとう、助かったー!!
鉄道駅に戻ってきました。なんだ、この青空。
帰りは特急です。
1時間弱で、ヘルシンキ到着です。なんだかんだで19時頃。今夜はヒルトン最後の夜。サウナとプールを堪能したかったので、またしてもストックマンのデリで済ませることにしました。
明日の日付に続く。