マリメッコ映画と新アラビアムーミン

Too2016-06-02

 昨日、思い立って『ファブリックの女王』を見てきました。映画の日で、小さな映画館とはいえ、昼間から満席でびっくり。
 まったく予備知識なしで見たのですが、タイトルやチラシの力強くて楽しげなイメージとまったく違う印象の映画でした。原題は「アルミの人生」とか「アルミは生きる」というような意味で、マリメッコ創業者のアルミ・ラティアを舞台上で演じる女優マリアが“アルミを生きる”というニュアンスも含まれているのかもしれません。アルミのことを理解して演じようとするマリアの視点を交えながら、舞台(芝居)という形で、アルミの生きざまを描いています。ファブリックをプリントする行程とか、ファッションショーのシーンとか、マリメッコが好きな人ならテンション上がる描写も多いのですが(シャツの下に別柄の布を縫いつけた服とか、チラシでアルミが羽織っている布とか、いろいろかわいかった!)、アルミさんは(厳しい時代だったということをさっ引いても)なかなか大変な人で、見終わった後、ハッピーな気分になれるというより、ずーんと残る感じ。マリメッコに詳しくなれちゃう!系の映画でもないので、そういうことを期待すると、あれ?と思ってしまいそうですが、映画としてはとてもおもしろかったし、フィンランドらしいなぁという気もしましたし、ぜひ見てほしい作品ではあります。アルミは1912年生まれなので、トーベ・ヤンソンより2つ年上。戦争でいろんなものを失った女性が、物資が乏しいなか、「美」を求めて自分らしく生きようともがく姿はトーベさんにも通じるものがあるようにも思いました。
 あらやだ、なんか、わたし、仕事みたいな文章書いちゃったわ(笑)!

 その後、アラビア/イッタラなどの日本代理店スキャンデックスさんの展示会に行ってきました。ミイがお好きなスタッフの方といろいろお話ができて楽しかった! まだ画像は公開できないのですが、もう冬マグ(&冬アイテム)がお披露目されてましたよー! 文字だけでヒントをお伝えすると、冬アイテムは去年に続いて白ベース。登場キャラはムーミン、氷姫のうま、めそめそ、冬のヘムル(またしても!) 去年の冬マグはもちろんですが、ミレニアムかスノーランタンとセットで使ってもよさそうな絵柄です。アイテムとしてはボウル、コーヒースプーン2種、ミニマグオーナメントがありました。
 ほかに、フレンドシップシリーズから横笛スナフキンのサービングプラター(高めのフチのあるパイ皿みたいなアイテム。26センチ)と、クニットとスクルットの出会いの場面のサービングプレート(フラットで飾り皿にも使えそう。30センチ)。さらに、なぜかご先祖さまのピッチャーと0.3Lのジャーが出ます! ママズデイやミイズデイと同じラインナップですが、限定ではないとのこと。マグなどと同じ黒ベースで、カッコイイです。
 デコツリーもいよいよ完結で、ヘムレンさん、スニフ、スティンキーの最後の3枚が一気に出ます。ヘムレンさんとスニフの売れ行きが心配……。
 ユーロ相場の関係なのか、どれも思ったほど高くはないような気がしました。10月発売予定なので、冬のボーナスを残しておいてください(笑)。