1月2日、2日め(のんびり&サウナ)

Too2017-01-18

 昨夜は現地時間の12時すぎに寝て、朝8時頃、目が覚めました。しっかり熟睡。相方はまだ寝ていたので、部屋を整え、9時頃、自室で朝御飯。
 ファームのご飯はおいしいと耳にして、お願いする方向で考えていたので、空港とスーパーで最低限のものだけ買ってきました。カレリアパイ、機内食の残りのパン、クラッカー、バター、チーズ、オレンジケーキ。

 スーパーで買ったネクターのようなフルーツジュースとブルーベリーのヨーグルト。コーヒーメーカーがあるとは知らず、粉を持ってこなかったので、日本から持参したスティックタイプのインスタントコーヒー(最近はこういうのもなかなかおいしいですね〜)。スープを買わなかったのが惜しい。暖かいものが恋しいです。

 空港ですかさず買ったレイパユースト。うちでは“きゅっきゅチーズ”と呼んでいます。カッテージチーズかモッツァレラを固めて焼いたような味で、噛むとキュッと不思議な食感。これは日本で食べられないんですよねー。通常はクラウドベリージャムを添えるようですが、そのまま食べてます(ジャムとセットになったものも売られています)。

 もうすぐ10時。ほんのり明るくなってきましたが、太陽がさんさんと照っていないと「さぁ、活動しよう!」というスイッチが入らないというか、ついついまったり。

 きれいなんですけどねー。部屋は暖かいし、ソファーは大きいし、快適。少し木が繁ってしまっていますが、この窓の向こうが湖側で、低い位置にオーロラが出れば窓からも見ることができるし、星が出ている(空が晴れているかどうか)も確認できます。

 外に出るのは一苦労。ヒートテックやらインナーダウンやら着込んで、靴下重ねて、ブーツ履いて、外へ。
 昨夜、車で敷地を移動中にヤンネさんが「オーロラを見るなら2つのルートから凍った湖に降りられるよ。雪が積もっているからスノーモービルの轍を歩いていくといい」と教えてくれたので、オーロラスポットを下見。

 湖はすぐ近く。北が開けていて、いい感じ。ただし、雪が軽くチラついています。

 写真がないのですが、12時頃、レセプション棟(母屋)に行ってヤンネさんに会い、ざっと敷地内のことを説明してもらい、今後のことを打ち合わせ。
 メールで問い合わせたときに、朝食8ユーロ、ディナー15〜24ユーロ(なぜ幅があるのか不明)、「full board service」(朝夕食、夜食、キャンプファイヤーでパンケーキ、クロスカントリースキーなどのレンタル、スノーモービル、宿泊、タオルとリネンなど、すべて込み)で1日1人85ユーロという提示があり、食事とか宿泊代とか、どういう計算になるのかいまひとつよくわからなかったので、明日(1月3日)だけはガイドツアーを兼ねてフルでお願いし、4日は朝食だけ食べてサンタクロースビレッジとロヴァニエミの街へ。5日は最終日なので、ご飯だけでのんびり、というプランにしました。サンタ村への路線バスや帰りのバスの時間などもさっと調べてプリントアウトしてくれて、とても助かりました。ヤンネさん、1言えば10わかってくれるタイプで、しかも余計なおせっかいは焼きすぎず、素晴らしいホスト(日本語的な意味ではなく)でした。
 部屋にwifi飛んでなかったので確認すると、レセプション棟の食堂と大きな建物(Losotupa)はパスワードなしでwifiが使え、自由に出入りしていいとのこと。湖の近くに薪サウナ小屋があり、「今日の15時ぐらいからサウナ入る? 韓国人の女の子といっしょだから水着なしで入れるよ」と言ってくれたので、ありがたくいただくことに。本日の予定は15時のサウナと17時のディナーのみ。贅沢だわ〜。

 牛舎とか案内してくれるかと思ったのですが、あっさりと終了。↑大きな建物の前にあるキックスレッジ(橇みたいなやつ)は自由に使っていいと言われたので、少し敷地をうろうろ。

 そこはかとなく飼料の匂いがするなぁと思っていたのですが、奥にあるかと思い込んでいた牛舎が、道路側、母屋の向こうにあることなどがわかってきました。これは別の日の夕方の写真です。

 気温、何度ぐらいだったのかな。過去の天気予報を調べてみたのですが、ロヴァニエミのデータだと−9〜−14度ぐらいだったもよう。ただし、この後、実際に−43度を目の当たりにするわけですが、データだと−28度となっているので、地域差があるみたいです。まつげが凍ってくるけど、そこまでヤバくはない感じ。

 13時半頃、部屋に戻って昼御飯。なぜかまた画像がないのですが、カレリアパイと日本から持っていったチキンラーメンとカレーヌードルのミニカップなどを食べました。すでに野菜が不足気味。
 することもないので、暖かい部屋でゲイシャチョコアイス。トマトを買い忘れたのに、アイスはちゃっかり3つほど買ったのです(笑)。

 15時前。いったん母屋に行くのか直接サウナでいいのか、それとも呼びにきてくれるのか、どっちだっけー?と言いつつ、サウナのほうへ行ってみることに。

 泊まっている建物の横の小道を少し下っていくと、右手にキャンプファイヤー用の小屋(コタ)があります。施錠はされていませんが、火が入っていないと寒いです。

 突き当たりがレイクサイドサウナ。扉を開けると湖につながる廊下があり、ベンチや灰皿などが置いてあります。左側が着替えたり荷物を置いたりする、暖炉のある部屋。右の小窓がタオルをかけておくスペースで、洗い場、サウナと続きます。

 左の部屋にスノーブーツや服があったので、ここで脱ぐのね〜とタオルだけ巻いてサウナに進んでいくと、なんと、水着姿の男女が!! 慌てて、すんませんすんません〜と退散しようとしたのですが、「いいのよ、入って入って」と出ていってしまいました。その後、ふたりには会わなかったので、真相ははっきりしませんが、ユースホステル部分にはシャワーしかないようなので、サウナがない部屋に泊まっている人はサービスかまたは追加料金でレイクサイドサウナを使うようです。そのふたりが時間オーバーだったのか、無断進入だったのか、わたしたちが少し早い時間に行ってしまったのか、いずれにしてもふたりともすでにホカホカに仕上がっていたように見えたので、ありがたく入れ替わりに使わせていただくことにしました。なにしろ、寒いし!
 しばらくして、いっしょに入る予定だった韓国人の女の子が登場。すっぽんぽんで初めまして〜と言いつつ、片言の英語で少しお話したところによると、ひとり旅で、ユースホステルのほうに泊まっているそうです。この日は、「湖に飛び込んでみる?」と振ってみたところ、「フィンランド人の友達が、そんなことをするのはクレージーな人たちだけだよって」なんて言っていたのですが……(後日に続く)。
 サウナ上がりに隣の暖炉の部屋で、ロンケロ(ジンベースのチューハイみたいなドリンク)を飲んでひと休み。ドライヤーがなかったので、いったん部屋に戻って髪を乾かし、ディナーに行きました。
 ビュッフェ形式で、到着したばかりだという日本人ファミリーがすでにお食事中。飲み物はピッチャーになみなみとそそがれた牛乳(いうまでもなく最高においしい!)、日本人的には薄めすぎた?と思わざるを得ない何らかのフルーツジュースなどを好きに飲むことができます。朝はコーヒーか紅茶か聞いてくれて、ハーブティーなどのティーバッグも置いてありました。ちなみに確認しなかったけど、アルコールの姿はまったく見かけず。通常、外食するとワインをつけてしまいがちなので、とてもヘルシーな日々でした。

 メインはエスニック風味のチキン。つけあわせは甘めのマッシュポテト(新年によく食べる、とおっしゃっていたような)、野菜、ライス。

 野菜とライスはあまり味がなかった(ソースをかけるべきだったんだと思います)。

 デザートはチョコレートプディング? 昔、母がよく作ってくれた牛乳にココア入れてコーンスターチでとろみをつけたブラマンジェ(今の日本でいうゼラチンで固めたブランマンジェとはレシピが違うタイプ)に似て、懐かしい味わい。砂糖も置いてあったけど、十分甘かったです。

 わたしの分。パンも何種類かあったので、黒パンをチョイス。チキンとポテトはとてもおいしくて、お代りしました!

 相方の分。

 この日は残念ながら雪がぱらぱら。

 天気予報やオーロラ予測サイトをチェックしましたが、望みは薄そう。明日から寒波がやってきて、オーロラも期待できる!と言われていたので、早めに休むことにしました。

 フレーバー付きのシードルかな。フィンランドのお酒、安くはないけど、とてもおいしいです。牛のコップは部屋にあったやつ(笑)。

 最初に買ったお酒の記録。いっぺんに飲んだわけではありません! ロング缶が相方のビール。右端はシードルの冬限定フレーバーかな。シナモンとバニラみたいな甘い風味がついていました。

 22時半、就寝。