1月4日(極寒のオーロラ)

Too2017-01-22

 到着した夜、ファームのヤンネさんに「今夜はオーロラ見られるかな?」と聞いてみたら、「今夜は無理かも。でも、水曜ぐらいから寒波が来るという予報だから期待できると思うよ」との返事。「空が冷えると空気が澄むからオーロラが見やすい」というようなことも言っていた気がしますが、わたしの英語読解は半分ぐらい間違っています(笑)。
 この日はロヴァニエミで買い物したときも「今日は寒いですね」「もっと冷え込むらしいですよ」みたいなやりとりがありました。バスの温度計も−32度まで下がり、車で迎えに来てくれたヤンネさんが「今、何度だと思う?」とうれしそうに見せてくれたアプリには−38度の文字。
 18時半頃、部屋に戻り、慌ただしく晩御飯を食べました。スーパーで買ってきたもの。

 対面で量り売りのサーモンがすっっっごくおいしかった! 焼いてあるほうはサーモンだったのかトラウトか、あっさりめでしたが、ハーブ塩の生サーモンがフレッシュでおいしいー! しかも日本では考えられないほど安いです。アルコ(酒屋)で買ったグロッギも大正解。アルコール度数高めで温まります。

 19時半、外に出てみると、低い位置に肉眼では真っ白なオーロラが出ていました。湖の端から端まで、太い虹のようなアーチ状のオーロラ。あまり動きはなく、どーんと横たわっています。

 部屋のそばから見上げるとこんな感じ。

 写真で見ると緑ですが、肉眼では白。魚眼レンズがないので、部分的にしか撮れませんが、とにかく、どーんと空に横たわっています。


 −40度という冷え込みですが、風がないので、そんなにしんどくはありません。すごく強くはないけれど、大きいオーロラがずーっと出ているので、切り上げどきがわからず、19時半から22時過ぎまで、ずっと凍った湖の上にいました。相方は21時頃、いったん部屋へ。寒くなったらいつでもすぐに部屋に戻れるのも、ここの利点です(イナリのコテージも条件は同じでしたが、去年は残念ながらオーロラに恵まれず)。
 北側に出ていたオーロラの筋が、南側にもう1本。それぞれゆっくりと姿を変え、カーテンのような動きも楽しむことができました。
 少し落ち着いてきたところで、指も冷えきってしまったので、部屋に戻って、温めたグロッギで一息。
 そして、なぜかアイスまで食べる(笑)。体が冷えちゃうのはわかっているのですが、残された滞在期間も少なくなり、アイスのノルマをこなさねば、と。

 このメーカー、間違いなくおいしいです。濃厚パルム系。

 サウナのところに置いてあった温度計。真っ暗なのでライトを当てて撮ったのですが、うまく写りません(フラッシュだと強すぎてとんでしまうし、手袋を外すと凍傷になりそうなので、うまく扱えない)。わたしたちが確認したいちばんの冷え込みは-43度ぐらいかな。

 22時半頃、もう一度、外に行ってみましたが、オーロラはずーっと出ていたものの、かなりおとなしくなっていました。線香花火の最後みたいな、赤い光もきれい。

 興奮冷めやらず、ユースホステル棟でwifiつないでカメラの写真をスマホに取り込んでネットに投稿。その後、部屋のサウナで温まって、1時半頃、就寝。