2日め(ヘルシンキカードで美術館巡り)

Too2017-04-06

 4月6日(木)。時差ぼけなのか、朝4時に目が覚めてしまい、ネット見たり、本を読んだり、予定を立てたり。

 コーヒーを淹れまして。

 スーパーで買ってきたカレリアパイ。

 朝御飯。

 ヨーグルトかと思ったらベリースープでした。日本に入ってくるとは思わなかったけど、5月のムーミンマーケットに並んでいて驚き(笑)。

 甘く感じましたが、フルーツの自然な甘さなんだそうです。プレーンヨーグルトと合わせるとおいしいと思う。

 あまり早く出かけてもお店が開いていないので、10時頃、昨夜は閉まっていた花屋さんへ。以前、森下圭子さんコーディネートのドキュメンタリー番組で見て、行ってみたかったのです。

 カタコトの英語で、店長さんにテレビで見たことを伝え、近くのホテルに約1週間滞在する間、部屋に飾るお花を選んでくださいとお願い。ほんとは予算を伝えてブーケをアレンジしてもらいたかったのですが、周囲が工事中でうるさくて、他のお客さんもいたので、旬のチューリップか長持ちするカーネーションかどっちがいい?みたいに言われて、チューリップをチョイス。

 スーパーやマーケットにも並んでいるような切り花でしたが(汗)、素敵に包んでくれました。

 水につけてしばらく置いてからビニールをはずしてね、とのこと。花瓶はないので、マグにつっこみました。

 再度、お出かけ。通りすがりのリサイクルショップやマリメッコを冷やかし、12時頃、最初の目的地、ヘルシンキ市立美術館(HAM)HAM ヘルシンキ市立美術館 - HAMへ。1月に草間彌生展を見につれてきていただいて、トーベ・ヤンソンの常設展があると知ってびっくりしたところ。今回はじっくりトーベ・ヤンソン・ギャラリーを見るのが目的です。

 といっても目的は常設展だけなので、ヘルシンキカードで安く巡る計画。12時に使用開始、明日の12時まで24時間、トラムもメトロも乗り放題です。ヘルシンキカードは観光バスかアーキペラゴクルーズを利用しないとそんなに得ではないのですが、個々にチケットを買うよりは面倒がないし、多少は安あがり。使わなかったけど、レストランの割引など、さまざまなサービスがついてきます。

 ヘルシンキ市庁舎のために描かれ(スウェーデン労働者学校に移され、2014年にアテネウムで開催された回顧展に展示された)大きなフレスコ画「田舎のパーティ 都会のパーティ」が移設、展示されているのです。


 このときは電力会社の依頼で作製した壁絵の修復作業も見ることができました。

 欲張りなもので、ついつい駆け足で企画展も見学。

 フィンランドデザイン展だったかな、マリメッコアルテックの展示もあって、興味深かったので。

 若者たちも写真を撮りまくっていた謎の立体作品。奥様運び競争!?

 あかーん、お腹がすいてきたー、ということで、トラムに乗って、次の目的地に向けて移動。

 ヒエタラハティマーケットホールで途中下車。

 有名店だけど行ったことのなかったスープやさんでランチ。トマトシーフードスープにしました。

 ついついフリマをまわったり、リサイクルショップにすいこまれたりしながら、バスに乗って、次の目的地へ。バスが目の前で行ってしまったこともあって、シアターミュージアムに到着したのは16時過ぎでした。

 貴重なムーミンのお芝居関連の衣装や資料を展示中!(常設ではないので、行かれる方は会期をご確認ください。もしまだやっていたら絶対行って損はないです!) 撮影はOKだったのですが、著作権の関係上、ネットにアップしてはダメとのことだったので、展示内容を紹介するモニターの画像だけ。奥のほうにちらっと見える衣装?着ぐるみ?が迫力満点でなんともすごい。トーベさん直筆のデッサンや当時の記事など、資料も充実しています。

 さっくり見てまわるつもりが予想外の充実した展示に時間とパワーを奪われ、17時半頃、やっと本命のアテネウムにたどり着きました。この日は20時までやっているので、時間的にはじゅうぶんですが、アート作品を見るのって体力いりますね〜。

 こちらも撮影OKでしたが、写真では作品の魅力が伝わらないと思うので、さわりだけ。 

 残っている作品が少ないのか、寡作だったのか。トーベ・ヤンソン大回顧展に比べると、点数少なめ。別の展示も同時開催中でした。

 トゥーリッキ・ピエティラ展はこちら。

 入り口に簡単な解説が。あとは年代ごとに、若い頃の自画像や習作、実験的な作品、映像、『島ぐらしの記録』の絵などなど。言葉で表現するのは難しいのですが、トーベの作風にも共通する緻密で正確な線と、大胆な色使いや手法の組み合わせがおもしろく、ギリシャを旅行したときの風景を描いた作品などは構図と色のセンスのよさが感じられました。そういえば、道具の展示はあったけれど、立体物はなかったような。タンペレで見てね、ってことでしょうか。

 まだ時間はありましたが、頭がぱんぱんだったので、カフェで一休みすることにしました。

 キャロットケーキとコーヒー。コーヒーが足りなくておかわりはいくらですか?的なことを聞いたら、「自由にどうぞ〜」とのこと。ありがてぇ。

 残り1時間、もういちどトゥーリッキの作品をじっくり見て、他の展示も駆け足でまわって、ミュージアムショップに寄って、アテネウムを後にしました。外はすっかり夕暮れ。

 ちょうどストックマンはクレージーセール中で、営業時間も通常より長くて助かりました。

 ヘルシンキカード提携のレストランに行こうかと考えていましたが、そんな元気はまったく残っていなかったので、晩御飯を物色。うっかりこのホワイトアスパラの束を買ってしまったばっかりに滞在期間中ずーーーっとホワイトアスパラを食べ続けるはめに(笑)。

 21時20分頃、ホテルに戻ってきました。ストックマンで買ったもの。

 晩御飯。サーモンと塩漬け白身魚、うめーーー! ホワイトアスパラは軽くレンジでチンして、日本から持っていったフレーバーソルトをかけました。

 22〜23時のサウナを予約していたので、この日もサウナで疲れをとって、就寝。濃い1日でした。