初日(年越しパーティー)

Too2018-01-02

 旅行中、記録を取っていたメモ帳が見当たらない(最後までリュックに入れて持ち歩いていたので、外で落としたはずはないのですが、お土産にまぎれているのかな〜)、時間が不正確なまま、勢いで記録をしていきます! 写真が少ないので、文章がだらだらと続きますが、適当におつきあいくださいませ!
 なんだかんだで、アパートメントホテルに着いたのは17時半ぐらい。すぐに渡すお土産(スーツケース片面にぎっしり!)とヘルシンキ用の着替えなどを出したり、歯を磨いたりしているうちに待ち合わせの時間が近づいてきました。18時半、中央駅に向かいました。……トラムだったか、メトロだったかも記憶にありません(汗)。風邪の症状はほとんど抜けて(もともと、ちょっと頭が痛い、少し鼻と咳が出る、程度の風邪でしたし)、咳が出るかな、ぐらいの状態で、病院でもらったアレルギーを抑える薬を飲んでいましたが、飛行機着陸時の気圧変化の際に耳抜きに失敗。片方の耳に空気が残った感じで、ぐおおおーんという耳鳴りが続いていました。
 駅で無事にお友だちと合流。電車に乗って、前にもお邪魔したSさん宅へ。空気が冷たくて乾燥しているせいもあって、しゃべったり笑ったりすると咳が止まらなくなり、苦しいやら申し訳ないやら。気温がそんなに低くなく、スーツケースひいて移動したときにけっこう暑かったため、ボトムを裏フリースパンツ(ちなみにベルメゾンの3000円もしないやつw)だけで出かけたのもまずかった。足元はスノーブーツ&室内用に厚手のウールソックスを持参したから大丈夫だったのですが、ふとももあたりがスースーして冷える。せめてレギンスを持ってくればよかったなぁと思いつつ、到着してみれば、室内はポカポカ。

 すでに年越しホームパーティーはたけなわ(?)で、お父さんが庭のグリルで焼いてくれたというサーモンもこんな感じ↓ マカロニサラダ、グラタンなど、持ち寄りの手作り定番料理が並んでいます。生野菜やフルーツもいっぱいあるのがうれしい。お腹がすいていたので、早速いただいたのですが、写真が見当たりません。よっぽどお腹がすいていたか、もうろうとしていたか(笑)。

 ドリンクも各種たんまりと。ペパナプから「水を節約して、ワインを飲め」と指令を受けましたが、この日はソフトドリンクで。よく見ると、ノンアルコールビールもいろんな種類が並んでいます。

 ウケ狙いで持っていったお土産で盛り上がり、おいしいサーモンやお料理をいただき、相方は誘われるままに「キッピス!」と強いお酒で乾杯をし始め、わたしは子どもたちとクリスマスにもらったというゲームで遊び、大晦日の夜はしんしんとふけていきました。ゲームも人もぜんぜん写真撮っていなくて、なぜか犬の写真が(笑)。この表情からも(後ろのクッションからも!)いかに素敵なお家かが伝わるかと思います。
 フィンランドで年越しを、というスケジュールになったとき、最初は先にラップランドに行ってヘルシンキで〆るといういつものプランを考えたのですが、ファームの個室が埋まっていたため、先にヘルシンキで大晦日を過ごすプランに変更。ホテルでひと眠りしてから、今年は大聖堂ではなく駅の近くのイベント会場でおこなわれるというライブやステージイベント、打ち上げ花火を冷やかすつもりが、思いがけずホームパーティーに誘っていただき、イベントの花火もいいけど、フィンランドの個人のお宅で新年を迎えるチャンスなんてそうそうないし、と、お邪魔することに決めて、本当によかったです。

 日付が変わる直前、伝統の錫占いをしましょう、とのお誘いが。実は以前、イースターにお邪魔したときに、伝統的な謎デザート、マンミを食べてみたい!とリクエストして、とても楽しい経験をさせていただいたので、年越しには何か伝統行事があるのかな?と調べたところ、錫占いというものがあることがわかったのですが、今でもおこなわれているのかどうかわからず、わたしからお願いはしていなかったのに、準備してくれていたのです! しかも、この錫占い、最近もおこなわれていたそうなのですが、EUに加盟した影響で、人体に悪影響があるかもしれない鉛成分が含まれているとのことで、今年から販売が禁止されたとか。お父さん宅にストックがあったものを用意してくれていて、みんなで最後の錫占い!

 こんな感じで溶かします。

 水をはったバケツにジュッとあけます。かたまった形で運勢を占うのですが、いかにもフィンランドらしいのが、どういう形だったらどういう運勢という見立ては決まっておらず、唯一、「細かく散らばったらお金に縁がある」ぐらいの意味がある以外は、「これ、キノコみたいだから、今年はキノコに縁があるんじゃない〜?」なんて言い合うだけという、ゆるゆるな占いなのです。熱した錫を水に入れるなんて、けっこうなリスクを背負った危険な占いなのに(笑)!

 他の方のも撮ったつもりだったのですが、自分のしか見当たりません。皆さんの見立ては「散らばってるからお金には困らないんじゃない?」という感じ。しかし、ひとつ、凶器になりそうなぐらい鋭いツメみたいなのがあるのが気がかりでなりません(汗)。

 相方がスマホで撮っていた写真を追加。相方のはこんな感じ。……トイレに悩まされる1年(笑)!?

 お友だちの。キノコ?

 いよいよ日付が変わるころ、庭に出て花火! 北欧の年越しといえば花火らしく、通常は禁止されている個人での打ち上げ花火も大晦日だけ解禁になるとか。花火用のゴーグルまで用意されていて、自分たちでロケット花火を打ち上げます。日本で個人で楽しむような手持ち花火のレベルではなく、すごく高い位置に上がるのでうまく写真が撮れませんでしたが、真っ暗な夜空に映えてとてもきれい!

 シューッと上がってパッと大きく広がるのや細かく散るのやいろんな種類を、お父さんが次々に上げてくれます。これ、花火の写真かと思ったけど、街灯かも(笑)。このあたりは野うさぎやキツネも出るという閑静な住宅地なのですが、周囲のお宅からも大きな花火がバンバン上がります。すべてのお宅が上げているわけではなく、気合の入ったお宅が何軒かある、という感じ。あっちに上がった、こっちもすごい!と、見るのも大忙しなくらいです。

 ボケボケですが、お家もライトアップされています。それでもかなり暗いので、誰がどこに立っているかわからない〜。お父さんの打ち上げ花火の間に、酔っぱらったお友だちがネズミ花火みたいな地上でクルクルする花火に点火してくれるのですが、人のすぐそばだったり、本人が火に近づきすぎたりで、家族から叱られていたりして、爆笑。

 ひときわ大きな花火が上がって、このお家の今年の花火はおしまい。線香花火などで〆ることもあるようですが、手持ち花火はしませんでした。花火の間に日付が変わったようで、途中、シャンパンをいただいたのですが、冷える冷える(笑)。そして咳が出る〜。

 暖かい室内に入ってほっと一息。新年に食べるというソーセージを茹でてくれました。

 同じく新年に食べるマカロニサラダとポテトサラダと共に。

 細かい演出がうれしい。2018年、いい年になりそう!

 サウナもずっと温めてあるわよ〜とのことで、フライトの疲れをサウナで癒す気まんまんだったのですが、残念ながら、咳が悪化するのが心配で、わたしはパス。相方ひとりでサウナへ。スティンキーシャンプー発見!

 クリスマス前から実用されていたのか、もったいなくて使えない〜って感じのムーミンキャンドルもこんな姿に……。

 最後はお客さんたちも一組一組と帰途につき、わたしたちだけタクシーを待ってのんびり。ホテルに戻ったのは深夜3時過ぎで、疲れているはずなのに、テンション上がってなかなか寝つけず。日本時間はもう朝10時とかなのかな。長い、濃い1日でした。