1月2日、3日め(エスポー美術館〜サウナ)

Too2018-01-05

 7時半、起床(※メモ帳が見つかりましたw) 体調はすっかり回復したのですが、空気が乾燥しているせいか、夜中に咳で目が覚めます。ベッドが離れてる配置でよかったのかも。
 スーパーで買ったカレリアパイ、クリスマスパイなどで朝御飯。

 年越しパーティーに呼んでくださったお友だちから、「伝統的なパンケーキとPスープを作るから、よかったら来ない?」とのメッセージが! 翻訳ソフトにかけると、Pスープはピーナッツとか訳され、なんだかよくわかりませんでしたが、伝統的なパンケーキだけでも十分魅惑的な響き。時間を訊くと夕方からだというので、お言葉に甘えることにしました。
 それまでの時間を効率的に使うため、別のお友だちに「デアゴムーミンハウスづくりの参考になりそうな、古い家具や調度品が見られる博物館をご存じないですか?」と尋ねたところ、 「EMMAがおすすめ」と教えてくれました。検索してみると、Espoo Museum of Modern Art、ヘルシンキの隣町エスポーの美術館。詳細→EMMA | Espoo Museum of Modern Art
 グーグルマップによると最寄りのバス停から1本、徒歩を入れても30分ぐらいで行けそう。
 途中、R-kioskiで近郊都市をカバーしたワンデーパスを購入(ひとり14ユーロ)してから、停留所へ。バスも番号が振られていて、行き先もはっきりしていたので、大丈夫だろうと思いつつ、念のためスマホ画面のスクリーンショットを見せて、目的地に行くか確認。だいたいの時間と停留所の数を数えていたのですが、降りる場所が確信できず、「なんかおもしろい像があったよ!」とはしゃいでいたら、運転手さんが「ここだよ!」と合図してくれました。↓なんか楽しげな像。

 スクショの地図を見ながら、徒歩数分。なんだかんだで12時。サイトで見つけた古い農場の展示→Talomuseo Glims – Museoraittiもおもしろそうだったので、受付で場所を尋ねると、ちょっと離れているらしく、料金も共通券に含まれない、とのこと。ハシゴできるかどうかは後で決めることにして、入場料12ユーロ払って館内へ。WeeGeeという施設内にいくつかの美術館があって、それらはすべて共通券で見られるらしい。
 最初に見た時計ミュージアムがもうすでに大当たり! 展示の数は多くはないのですが、今、こういうのが見たかったのよ!

 フィンランドの美術館は写真OKのところが多い(ムーミン美術館は限られたフォトスポット以外はNG)のですが、暗めなので、あまりきれいに撮れていなくてすみません。ムーミンハウスにあるような時計、家具、小物などがたくさん!

 続いて、エスポー市の歴史館、子どものおもちゃ博物館(←正式名称不明)。

 のっけからドールハウスの展示にテンションアップ。マルティネックスのムーミンハウスもありました。横からこちらをうかがっているのは、シルバニアファミリー

 現地の人が見たら、時代によってこんなに違うのね〜という感想だと思うのですが、我々から見るとフィンランドならではの家具や調理器具がとても興味深いです。

 年代別に、おもちゃの歴史を展示したコーナー。どの年代にも何かしらムーミンがあるのがさすが。

 しかも、よく見るとアトリエファウニ!



 真ん中のトロルみたいなのもたぶんアトリエファウニの製品だと思います。よく見ると時代を感じさせるミッキーさんもいますね。

 これは! 日本の目覚まし時計!

 2階には現代アートの展示もありました。そしてラッキーなことに、ルート・ブリック&タピオ・ウィルッカラ夫妻の回顧展を開催中! 詳細→http://emmamuseum.fi/en/bryk_wirkkala_visible_storage こちらもとても見応えがありました。2020年末までと会期が長そうなので、フィンランドに行かれる方がいらしたらぜひ!

 フィンランディアボトルの変遷とか。

 製造方法の説明とか。

 ウルティマツーレ。実用品として優れた食器でありつつ、アート性もとても高いことが実感できます。

 圧巻。

 ガラス製品はもちろんですが、木製品も素晴らしかったです。万博?か何かに出品された巨大なオブジェ。

 遠くから見ても近くから見てもきれい。

 有名な宇宙船ハウス(←正式名称不明)には残念ながら接近できず。

 インスタ映え(笑)っぽい写真もうまく撮影できず。

 いやー、もー、全然時間が足りません(←早く起きろ! ゆっくり起きてから計画を立て始めるのをやめろ!) 14時ぐらいだったかな、やっとカフェで一息。フィンランドって食事の時間が謎で、夕方にはパンケーキが待っているので、ランチビュッフェを横目に、プッラとクロワッサンとドリンクのみ。シナモンロールが売り切れで残念。そういえばフィンランドって紅茶にハチミツを入れるそうで、セルフコーナーにハチミツがあったので、ハーブティー+ハチミツで喉をいたわりました。

 農場博物館を見に行く時間はまったくなく、バスで中央駅に戻りました。

 電車に乗り換えて、友人宅へ。今回、驚くほど写真を撮っていません。いきなり食卓写真。Pスープというのは豆スープのことでした。クリスマスハムの残りの骨でダシをとって、一晩、水につけておいた乾燥グリーンピースを煮ると、すぐできる、簡単な料理なのよ〜とおっしゃるのですが、すごく深みがあって、栄養が体に染みわたるような美味しさ。日本の七草粥みたいな感覚でしょうか。フィンランドでは木曜日に豆スープを食べる習慣がある(六本木のフィンランドキッチンタロでも木曜の夜限定で豆スープを出していますね)というのは本当らしいのですが、毎週食べるわけではないし、木曜日ではないときに食べることもあるらしい。写真がなくてわかりづらいと思いますが、シナッピ(マスタード)と、お好みで生タマネギのみじん切りを入れるというので試してみたら、生タマネギ、アクセントになってすごく美味しいです(タロでもぜひ……)。

 パンケーキ。日本の感覚でいうとクレープに近い薄さ。バターたっぷりで焼いていて、カリカリとモチモチの両方が楽しめます。ジャムと、お好みで砂糖もかけて巻いて食べます。スープもパンケーキも美味しくて、お代わりしちゃいました。

 年越しパーティーとは違って、この日はご家族だけの静かなひととき。わざわざ薪サウナを温めてくださいました。前回入れなかったのが心残りだったので、わたしも入らさせてもらいました。極楽極楽〜。

 湯上がりにはビールとノンアルコールのルートビアルートビア、黒いアイツ(ラクリッツ=カンゾウ)っぽい風味がしましたが、そもそもルートってソイツのことじゃん!(頭のなかで、ルートがビートに置き換わっていて、テンサイ糖のもとになるサトウダイコンのことかと思い込んでいましたが、調べてみたらルート=リコリス!) でも、ほんのり甘くて、サウナの後にぴったり。

 もうそのまま居ついてしまいそうなリラックス具合だったものの、実は明日もまたタリンに連れて行ってくださる予定が入っていたので、早めに寝なきゃ!ということでおいとましました。
 20時ぐらいかな、スーパーに寄って、アパートメントホテルに戻ってきました。この日もそんなに量は食べていないので、ちょっと小腹がすいたよね、ということで、お菓子を食べながら、相方は晩酌。
 ほんとうに何から何までお世話になりっぱなしで、写真を見返しつつ恐縮しているのですが、お正月休みでハードリカーが買えるアルコは休みかも!?ということで、「ウォッカの小瓶を買っておいていただけないでしょうか」とお願いしたら、なんと3種類も(涙)。持参した梅干しを入れて、相方、ご満悦。

 わたしはといえば、買ってきたスープのパッケージを並べてニヤニヤ。

 ハーブティーなどもいろいろ買いました。下の2つはたぶんイギリス製、リプトンもフィンランドのじゃないとは思いますが、日本では高いものやあまり見かけないものはフィンランド産じゃなくてもよしとしよう。

 こちらはフィンランドのオーガニックアイス。前回、バラのフレーバーの大きいパックを買ってずっと食べていたのですが、小さいカップを発見! 針葉樹のフレーバーを試してみました。重すぎず、さわやかでとても美味しい。冬眠前のムーミンたちの気持ちを想像しつつ、チクチクしなければ、針葉樹の葉っぱって案外美味しいのかも?と思ったり(笑)。機内食のようにミニスプーンが内蔵されていました。外で食べるのに便利!

 この日はサウナぽかぽかの余韻に浸りつつ、早めに就寝。
ウルティマツーレはショット、ロックグラス、プレートを持っています。欲しいなとずっと思っているのが、スパークリングワイン用(そもそもスパークリングワイン、シャンパングラスを持っていないので)。けっこう高いのねー。機内販売がお得かな?

キャンドルホルダーのフロストも気になる。並行輸入だと一気に安くなりますね。

↓でも使い切れないキャンドルホルダーを増やしてはいけない〜と、お気に入りのFireを思い出して、自分をいましめる。