7日め(サンタ村〜ファーム)

Too2018-01-12

 ヘルシンキのバス停といえばパーソナルスペース広いことで有名ですが、各国から観光客が集まるサンタヴィレッジへのバス停はカオス。列ができるとか、早く来た(長く待ってた)人から順に、なんてこともなく、押しの強い人たち(国民性なのか個人差なのか!?)から乗り込んでいきます。ほぼ観光客なもんだから、支払いに手間取るわ、「空港行く?」「サンタパーク行く?」とか確認多いわ、うっかりすると満席ラッシュ状態なので、強気で乗り込むことをオオスメ! まぁ、このときは往復(数少ない、フィンランド語で言える単語、メノパルー!)でサンタ村までチケットを買い、無事に座席へ。
 ルートにもよりますが、20〜30分ぐらいかな、サンタヴィレッジ到着。何度めだ、サンタ村(というほどは来てない。3度めかな)。

 アークティックライン。北極線。去年は寒すぎてミラレース一眼持ってきたのに全然写真撮れなくて、コンデジしか持っていないけど今回は!と思ったのに、結局たいして写真撮っていませんでした。必ず人が入っちゃうんですよね〜。

 12時ちょい前。たいして時間はないので、早速ランチ。前回のレストランも落ち着けてよかったのですが、今回は前から気になっていたコタへ。

 メニュー、めっちゃシンプル。サーモンをシェアしたいと伝え、ホットベリージュースとグロッギ。

 どっちがどっちかわからない(笑)。グロッギ(ノンアルコールのみ)はスパイスが効いていて、ベリーのほうが酸味が強かったかな。ジンジャークッキーたっぷりのオマケ付きがうれしい!

 サーモン、うまー! ジューシーで柔らかくて、脂がほどよいです。ひとりひとつでもよかったけど、ちょっと飽きるかな? つけあわせのポテトサラダもおいしかった。

 店内はどんどん混みはじめました。早めに入っておいてよかった。サーモン、ほんとにこんなふうに焼いているのねー。

 いい匂い!

 サンタクロースヴィレッジは入場無料。サンタさんに会うのも無料ですが、写真と動画を自動的に撮影され、けっこうな価格でオススメされる(もちろん断っても可)。あとはポストオフィスから手紙を出すと特別な消印を押してもらえる(次のクリスマスに配達してもらうこともできる)、北極線を越えた証明書を発行してもらえる、トナカイソリに乗れる(有料)などがありますが、どれも、もういいかな〜と思うとあとはショッピングのみ。

 木のオルゴール屋さん。日本には入ってきていないムーミンのも何種類かありました。

 にもかかわらず、今、連れてるのと同じ、花冠ムーミンだよ!と、勝手に運命だとこじつけて選んだのは日本でも買えるやつだった(笑)。価格的にはお得だったからいいんですけど。あとからちゃんと見たら、この工房、サンタ村の近くにあるんですね。一部、メイドイン台湾だったし、店員さんもアジア系だった(笑)。 

 お店はごちゃごちゃといろいろあって、同じ商品でも店によって値段が違うことも(オルゴールは1店だけだったと思いますが、免税手続きをしてくれない店だったー。もし取り扱いがあればヘルシンキムーミンショップやデパートのほうがよかったのかも?)。とりあえずトナカイチップスは街のスーパーより高かった。

 ヘルシンキ路面店に行けなかったアーリッカをざっと見て、マリメッコのアウトレットで端切れに悩み(大柄すぎるので買わず)、イッタラのアウトレットも激安の新ムーミンマグと去年の夏プレートとカステヘルミだけのつもりが店員さんがすごく親切で「どこから来たの? もう少しで免税になるわよ」と教えてくれた(フィスカルスヴィレッジのイッタラアウトレットが免税対象外だったので、アウトレットは免税にならないんだと思い込んでいたのですが、よく考えたらヘルシンキのアラビアファクトリーもマリメッコも免税になりますよね〜)ので、迷っていた冬スプーンを追加。スプーンは軽いし、割れないので! 購入品の写真はまた改めて。ひとつひとつ、「これ、きれいよね」「これはすっごくお買い得」「紙がいっぱいで待たせて悪いけど、ちゃんと包むわね」「できれば手荷物で持って帰ってね」等々、陽気に話ながら丁寧に包んでくれて、免税手続きも「ロヴァニエミから飛行機で、そのままヘルシンキで乗り継ぎ? 免税取り扱い業者が新しくなったばかりだから、ロヴァニエミ空港にカウンターがあるかわからないの。荷物を預けるときにカウンターで確認してね」と教えてくれました。免税についてはまた改めて書きますが、前にトゥルク→ヘルシンキ乗り継ぎで帰ったときにカウンターの方がちゃんと手続きしてくれず、ヘルシンキで押し問答したことがあって、今回はきっちりお願いしたら、ロヴァニエミのチェックインカウンターで書類1枚1枚スタンプを押してくれました。

 13時50分のバスで街に戻ります。あっという間だったけど、炭火焼きサーモン食べられて、いい買い物もできて、満足満足。

 さて。これから数日、ファーム連泊で、もうサンタ村にも行ったので、基本的には自炊でまったり引きこもる予定。つまり、約5日分の食品を買い込まねばなりません。最北ではなくなった(ヨーロッパ最北、でしたっけ?)マクドナルド、スカンバーガーなどを横目に見つつ。

 朝も通り抜けたショッピングセンターへ。大きめのスーパー、カフェ、ホームセンターなどがある建物は何度か来たことがあったのですが、通路でつながった別の棟にはアパレルショップや文具店なども。

 日本語より中国語の表示、パンフレットが多いです。愉快老人。

 えーっと、2軒のスーパーの写真がごっちゃになってしまいました。確か、ここはざっくり冷やかして、どうしても!という物だけ買い、重いものは駅最寄りのスーパーで買ったような。
 というわけで、外観とは別のスーパーでの買い物ショット。すでに荷物が重いので厳選します。残念ながらデリや量り売りの対面販売が閉まっていたので、パックの生サーモン、スモークサーモン、マッカラなど。上のほうに写っている青と白のパッケージのミートボール、美味しかった!

 ジュースとヨーグルト。牛乳はファームで売ってくれる可能性に賭けました(売ってくれる?とメールで訊いたけど、返事はなかった)。

 今回、自炊できるのでカップラーメンは3食入りの器でつくるタイプしか持参せず、あえて現地で怪しげなラーメンを試してみる計画。

 わたしはスープが食べたくなる派なのですが、相方は生サラダが食べたくなるらしいので、量り売りのサラダ。ブロッコリー、生! 試してみたけど、コリコリしていて美味しかったです(でも家では茹でるけど!)

 ずっと詰め放題かと勘違いしていて、容器が多きすぎるよ!と思っていたのですが、友だちが「量り売りだよー」と教えてくれたので安心して買えるようになりました。好きなものを選べるし、そんなに高くはない印象。ドレッシングは別売りを買いましたが、ドレッシングもかけてから買うことができるところもあります。

 今回まだ食べていなかったドーナツ。いくつか購入。

 ビールやロンケロも買わねばなりません。サウナ入るし、1日1本ずつは必要よね〜。体調もかなり回復してきたので、選び抜いて購入。

 思ったより品揃えがよくてテンション上がります。最初に外観を紹介したスーパーはトナカイ専門コーナーもありました。

 SNSで話題の緑色のゼリー入りクッキー発見! いろんなフレーバーがあります。っていうか、他のは苺とかフルーツの絵が添えられているのに、緑のだけゼリーの絵ってどういうこと(笑)!? 聞くところによるとペアー(梨)らしいです。

 あ、ゼリーは発見できなかったって思ってた(インスタにコメントしちゃった)けど、嘘でした……。重かったからスルーしたようです。

 アイスも2つ、購入。レジのおねえさんに「あなた、この雪なのにアイス食べるのね〜(笑)」って言われたけど、雪見アイス最高ですやん!?(しかし、誤算がひとつ。バスに1時間〜1時間半、室内は暖かいので、スーツケースと共に下の収納スペースに入れてもらったのですが、そっちも暖かかったらしく、すっかり溶けてました)

 日本にも入ってきているけど、なかなかのお値段のチョコ。試しに食べようと探していたのですが、高級品(お土産用?)なのか、スーパーではあまり見かけず。小さいサイズを発見しましたが、ほんとはプレーンなのを食べてみたかったなぁ。

 駅の近くになぜかK系列のスーパーが2軒あって、片方はスーパーマーケット、片方はマーケット。スーパーのほうに行ったのですが、もしかしたらマーケットは地元っぽかったりしない?と、雪のなか、相方に見に行ってもらいました。……ただの小規模店だったそうです。ちょっとした買い物のとき、広すぎる店は困る、ってことでしょうか。大型のイオンとマイバスケット、みたいな(笑)。
 気合いを入れて荷物を持ち、スーツケースを残してきた鉄道駅に戻ります。

 バスは17時25分の予定。インフォメーションで「バスは手を上げて合図しないと停車せずに行っちゃうから気をつけて」と言われていたので、雪の降るなか、早めに待ちました。別のバスを待つオーストラリアから来たカップルと「ここでいいのかな?」「オーロラ見られた?」みたいな会話をしていたら「イヴァロ」と表示されたバスが。これじゃない、と油断していたら、カップルが「これ、ソダンキュラって書いてあるよ。ソダンキュラ行きに乗るんでしょ?」と気づいてくれて、慌てて合図。パタパタと複数の行き先が表示されるのを見落としていました。
 スーツケースと食品の詰まったボストンを下に収納してもらい、チケット買って、「ラウダンヨキで降ろしてください」とお願い。長距離バスはけっこう混んでいましたが、前の席から日本語が(笑)。わたしたちは途中で降りましたが、あの人たちはどこに滞在したのかなぁ。
 さてさて。wi-fiつながる暖かい車内で、1時間20分ぐらい(道中、何もない道でポケストはおろか、ポケモンも出没せず)。運転手さんの合図はアジア系の女の子ふたりとわたしたちが下車。バス停は見覚えがあるのですが、見覚えのあるホストの姿が見えません。マイクロバスが停まっていたので、確認してみると、やっぱりファームの送迎ではありません。ひー、あれだけ大騒ぎして迎えに来てくれていないとは! 相方がアジア系の女の子に話しかけてみると、彼女たちもファームの迎え待ち、「電話したから今来てくれるよ」とのことでほっと一安心。どうやらすでにファームに滞在していて、今日は街に出かけていたようです。
 気温はたぶんマイナス5度とかだと思うのですが、雪が降っているので、路上で待つのはつらいー。
 登場するやいなや、ヤンネ(ファームのホスト)はゴッホゴッホ咳をしながら、「今日はずっとブラックアウトで〜」と不吉なことを話し始めました。急に大雪が降って、この冬、初の停電になってしまったけれど、このあたりの電力会社は大きいから今日(休日)も復旧作業をしている、あと何時間かで回復するはずだから心配ない、でも今日は大変だったよ〜、毎年、何回かは停電するね、今年はこれで最後であることを祈るよ、あっはっは!てな感じ。途中、修理の人を待ちつつ、雪かきをしているご近所さんのところで車を停めて話始めたりしつつ、10分ちょいでファームへ。
 着いたとき、イルミネーションが見えて、あ、電気来てる!と拍手。
 母屋で書類に記入して、支払いも済ませとく?ということになったのですが、停電の影響かwi-fiの調子が悪くてカード処理ができないというので、また今度ということにして、コテージ/アパートメントに送ってもらいました。
 ……前と同じw! 見覚えのある室内。なんだかんだでここが2人用のベストな部屋なのかなぁ。長屋っぽく2部屋がくっついた造りですが、手前はサウナに降りていく道側なので騒がしそうだし、奥の部屋は車で来る人向けみたいだし。

 キッチン、食器も懐かしい〜。

 ベッドルームも! 今回からリネンは別とのことで、追加でお願いしていたのですが、結局、加算されていなかったような? 相変わらず、謎が多い(てな話もまたおいおい)。

 シャワーとサウナ。

 トイレ。

 停電していたため、部屋が温まりきっておらず、温度調整していってくれました。
 晩御飯。買ってきたサラダとサーモン。

 そして、出前一丁! 塩と辛いのと胡麻風味醤油があったので、ベーシックな醤油にしたのですが、んーーー、なんだろう、この違和感。甘いのかなぁ。麺の感じもなにか違います。美味しくないわけじゃないんだけど、慣れ親しんだ雰囲気なだけに、求めているのはコレじゃない感。家だとこんな素ラーメンを食べることもそうそうないですけどね。企画としては楽しかったです。

 サウナを温めていると暖房が止まることを忘れていて、寒くない? 暖房ついてないよ!と大騒ぎ。ヤンネに連絡する前に、そういえば!と思い出しました。大事なことは毎回言ってほしい(笑)←これが後日もっと大きな騒ぎに……。ちゃんとしたお店に寄れなかったので、スーパーで買ったサウナ用アロマオイル。サウナはメーンイベントなので!

 お酒も解禁〜。

 雪が降っていましたが、一応、オーロラチェックに外へ。

 オーロラはまったく可能性がなかったものの、幻想的な風景〜。

 12時頃、就寝。フィンランドに来てからなんだかんだバタバタしていたので、この日は目覚ましもかけず、思いっきり眠りました。