2月8日(成田空港)

Too2018-02-23

 楽しいフライトを終えて、到着免税などを冷やかし(お酒やタバコが中心で、まだまだ品揃えが少なかったです)、スムーズに入国して、預けた手荷物が出てくるのを待ちました。スーツケースはすぐに出てきたのですが、先に預けたボストンがなかなか流れてきません。ソフトケースだから何か特別扱いだったのかも?などと言いつつ待っていたものの、すでに他の人のボストンやソフトケースは出てきています。プライオリティタグがついているはずなので、まさかのロストバゲッジ!?と、友人が控えのタグを持って、確認に行ってくれました。
 ひとりでレーンを見ていると、おっ、出てきた出てきた! ささっと回収して、あわてて友人に電話していると、制服姿のスタッフが何人か、レーンのほうに歩いてくるのが見えました。ん、ロストバゲッジになっていないか確認したぐらいで、こんなバタバタした雰囲気にならないよね? なんだろう?と、ちょっと引っかかりつつ、友人の姿が見えたので、「ありました!」と手を振って、税関へ。
 先に友人が書類とパスポートを出すと、「ご家族ですか?」と訊かれ、「友人です〜」とわたしの書類とパスポートも渡すと、ささっと後方の機械にパスポートを。ん、いつもさっと見るだけなのに?と思うやいなや、「ちょっと麻薬犬が反応しまして。ここは混み合うので、端の台にお願いします」って、え? 麻薬犬ーーー!? あー、それでボストンが出てくるのに時間かかったのか!と合点がいくと同時に、頭に浮かんだのは、ヘルシンキのカフェで買ったキャベツパイ(笑)。あいつだ。ほんわりとキャベツとタマネギの匂いがする、いかにもナマモノなキャベツパイに違いない。
 係員は若めの女性と男性のふたり体制で、丁寧かつカジュアルな感じ。最初に違法薬物の写真とリストを見せられ、渡航先で何か渡されなかったか等々、訊ねられました。心当たりはキャベツパイしかなかったので、ボストンの中の保冷バッグを開けて見せると、係員の方々も、ああ、なるほどー、という雰囲気になりつつ、「念のため、検査してもいいですか?」と合意を得た上で、バッグの口のあたりをウェットティッシュでぬぐって、どこかに持っていきました。スーツケースも開けてざっと調べられたのですが、次々に出てくるムーミングッズ、というか、ムーミングッズしか出てこない(笑)。麻薬に関してはまったく後ろ暗いことがないため、心配ごとといえば、キャベツパイが没収されるのではないか、ということと、グッズ買付け業者だと思われたら面倒だな(免税範囲は超えていませんが、個人用だし、商用ではないと申告しているので)ということ。あとはひたすら、巻き込んでしまった友人に申し訳なくて。こんなことになるなら先に出てもらえばよかったー。
 検査結果もシロだったのか、早々に解放してもらうことができました。きっと、麻薬犬の反応も「こいつあやしい! 麻薬だ!」ではなく、「んー、なんか嗅いだことのない匂いがする。そわそわ」程度だったのではないかと。わたしたちはそこそこ身ぎれいでしたし(ビジネスクラスに乗れるかもしれないから、いつもよりちゃんとした格好をしていた)、思い当たることがない(というより、キャベツパイのせいだと確信していた)ので堂々としていたし、行き先もフィンランドだし、疑われる要素も少なかったんだと思います。
 ここのところずっと個人旅行ですが、こんな経験は初めてで、びっくり。係の方は丁寧で、特に嫌な思いはしませんでしたが、無駄な時間を取られたのと、お世話になった友人を煩わせてしまったのが残念でした。後から聞いた話だと、行き先がオランダや東南アジアなどだと、麻薬犬が反応しなくてももっと厳しく調べられることもあるそうです。パスポートも、最近は何もなくてもスキャンすることが多いらしく、これまで気づいていなかっただけなのかなぁ。ボストンなどの鍵のかからないカバンは、どこで誰に何を入れられるかわからない(抜かれる可能性もある)ので、預け入れは避けたほうが無難なんだとか。今後、犬が反応しそうなものは手荷物で機内持ち込みにします(汗)。というか、匂いが強いものは機内で異臭騒ぎが起きても大変なので、現地消費で!(キャベツパイは保冷バッグを開けなければ、人間の鼻には無臭でした)。当然のことですが、預け入れた段階で誰の荷物かは明白なので、怪しまれた!と思ってボストンを回収せずに逃げたところでどうしようもないですし、知らない人から物を預かったりもらったりしてはいけません!
 無事(没収されず、傷んでもおらず)だったキャベツパイ。東京駅まで格安シャトルバスに乗って、駅でラーメン食べて、電車で帰宅して、お風呂入って、お腹すいたので、買ってきたもので一休み。

 予想に反してとても重かったキャベツパイ(笑)。こんなに大きいなら、1つにして、別のものを買えばよかったかなー。後から聞いたところによるとサーモンパイもとても美味しいとか。次の旅の目的がまたひとつ!

 有名店Kanniston Leipomo(カンニストンレイポモ)のシナモンロール。買いに行きたいけど、時間がないなぁと思っていたら、郵便局横のスーパーにあってラッキー☆ しかし、2個入りでこれまたとても大きい。

 カレリアパイ。箱入りを買うつもりが最後のスーパーになくて、仕方なく、量り売りをチョイス。やっぱりカフェのものがいちばん美味しかったです。

 ルーネベリタルト。手荷物にしたのにアイシングが見事に崩壊。まぁ、こんなパックを持ち帰るほうがどうかしてるよねー。

 黒パン。薄い木のケースに入っていて、パッケージもかわいい。美味しいけど、ちょっはバサバサしてました。

↓前回、帰ってきてすぐにすっぴんでスーパーに行って、店頭でプリマヴィスタのファンデーションがまだ残っているのを発見! 色を見るために肌チェック受けたのですが、年齢平均よりも数値がよくてびっくり。気をよくして、ついつい買ってしまいました(笑)。あんな乾燥したところを旅して、飛行機乗って、そんなに肌のコンディションがいいとはー! ああいうのって、ほどほどに持ち上げつつ、危機感を煽るようになってるんですねかねー(笑)? しかし、指先のカサカサは帰ってきてからもしばらく治らず、今回はスネに湿疹が出て痒くて大変でした〜。ネットにもまだあったのねー。