毒、吐きます

 月曜9時。新番組『西遊記』を見ようとチャンネルを合わせたところ、なぜか、キムタク様主演のコントが始まりました。いつ終わるんだろう、とダラダラ見ていたら……
 1時間半の放送時間が終了してしまいました。あー、びっくりした〜。
 いやはや。しょっぱなから、安そうなセットでげんなり。コントに興味はないから、脇にばかり目がいっちゃって。本来、その後の砂漠ロケのシーンから始めるのが順当だったんでしょうけど、話題作りを優先したんだろうなぁ。
 キムタク様や香取慎吾様の顔をちゃんと見せないといけないから、老子役の大倉孝二牛魔王の長井英和に比べて、メイクが薄いのに違和感がある。ま、そんなのは些細なことで、テンポよく見せようとしてベタなコントになってしまっている脚本、仲間が結束している未来(多分。キムタクが出てるあたり)と現在(メインの牛魔王の話)と過去(三蔵法師が悟空を救出するあたり)と登場人物紹介(凛凛役の水川あさみとか)の流れがちぐはぐな構成、どれをとっても最悪の第一話。っていうか、もう次は見ないけど。脚本は坂元裕二らしいし、期待がもてる要素ナシ。
 もともと“月9”の恋愛ドラマに未練はないので、けっこう期待してたのになぁ。香取慎吾も、『新撰組!』のような、基本がちゃんと芝居をしていて、たまにお茶目な素顔がのぞく、みたいな演技は嫌いじゃなかったし。が、今回はずーっとドタバタ、ハイテンションで、時々、疲れたオッサンの顔になる。なーんか、堺マチャアキのせいか(いや、それだけじゃなく)、悟空って身軽なイメージなんだけど、今回は重量級のゴリラ系。それは好みの問題ですが。
 よかったところは2つ。深津絵里の美しさ。ヅラもよく合ってます(笑)。大倉孝二老子のコミカルさ。でも、老子って仏みたいなもんなんだっけ!?
 気になることが2つ。三蔵法師って女なの? 主題歌『Around The World』MONKEY MAJIKって、サビが『We are the world』なんですが、カバー? なーんか、オザケンフリッパーズギターを思わせるフレーズも混じって聞こえる。その辺りがハイブリッド?


 話はズレますが、毒抜きついでに。紅白とかでも歌ってたハロプロの誰かの新曲(多分)のアレンジが、Dead or Alive(バンド名のほう)です(言い切り!)。もちろん、ビミョーに変えてあるので、聴いてるとじんましん出そうになる。気持ち悪くて検証することもできないし、歌っているお姉さんたちのホットパンツ姿を楽しむこともできない。誰か助けてー!