前置きが長くなったけどそろそろ出発~と思ったけど、まだ続く前置き(笑)。
下書きに入れたままだったのを投稿します。
事前準備(不在届など)
ムーミンとトーベの著作と評伝を全部読んで行こう!と気合十分だったのですが、特に仕事が忙しかったわけでもないのに時間がスルスルと消えていって、気づけば直前。あ、予定外の大きな出来事としては、無人島に行くということで、相方が手術と短期の入院をしました(念のため、持病への対処として)。
健康診断を受けておく暇はなかったのですが、歯医者さんだけは行っておきました。あと、美容院。電気のきていないクルーヴハルではドライヤーも使えないので、手入れが楽になるようパーマをかけて、結べるぎりぎりの短さに切ってもらいました。
あと、直前に、郵便局(集荷配達を担う本局)に不在届(郵便物だけでなく、ゆうパックも含め、期間中はすべて配達を止めてくれるのでとても便利。通常はどこの局でも手続きできるが、わたしは本名とペンネームと名前がふたつある上に、相方も別姓なので、本局に行けと言われてしまった)を出しに行った際、慣れない駐車場に車を入れた相方が微妙な高さの看板をくぐろうとして頭を強打するという事件も。
その顛末は相方がマンガにしたので、よかったらぜひそちらも見てやってください→
スーツケースと空港までの移動
これ、どこかにダラダラ書いた気がするのですが、どこだったか忘れたので、繰り返しになるかもしれませんが、これまで海外旅行の際は空港までスーツケースを事前に送り、帰りも空港から家まで宅配を頼むのが基本でした。ただ、ひとりで成田からフィンランドに行った際に、相方が車で送ってくれて、それ以来、成田まで車で行って駐車場に停めておく、というパターンも。成田までの電車代+宅配と思えば、駐車場代とトントンな感じでした。
が、羽田だと電車代が1000円以下(リムジンだと+数百円)、所要時間も1時間程度なのに対し、長期なので駐車場代は高くつくので、SNSに広告が何度も上がってきたシェアタクシー(ニアミー)を予約してみました。初回キャンペーン価格で自宅まで来てくれるのにふたりで1万円以下。24時間以内に予約可否の返答が来るのですが、見事に予約不可。設定しておいた日時までに予約が可能になれば再度お知らせが来るとのこと。
数日前になって、これは無理だなと判断、切り換えてリムジンバスを予約しました。なんだかんだで荷造りがギリギリになり、空港までのスーツケース宅配は間に合わないかも?という事態に。スーツケースを3つ、宅配で送ると1万円ほどかかってしまうし、当日運ぶことにしましたが、問題は自宅からバス乗り場まで徒歩20分近くかかるということ。自分たちの車で運んで、駐車場に車を戻し、相方が徒歩でバス乗り場まで戻ってくるとなると、少なく見積もっても40分ほど早起きしないといけない。
少しでも楽したいので、バス乗り場までタクシーを予約しようとしたのですが、アプリだと予約はできても確約ではないらしい(予約時間になると募集がかかって、運がよければ名乗りをあげたタクシーが来てくれる。誰もいなければタクシーは来ない)。仕方なく、近隣のタクシー会社に電話をしまくりました。まず、電話がなかなかつながりません。細かいことは忘れたけど、何十分も待たされたり、通話が有料だったり。「その枠はすでに埋まっています」と何社か断られた挙げ句、「予約は前日のみ可能なので、前日の午前0時になったら掛けなおしてください」というタクシー会社が。何、その、オペレーターの負担も客の負担も大きい謎システム……。
結局、日付変わると同時に電話をかけ、何回かの話し中ののち、予約を取ることができて一安心。
飛行機も24時間前にオンラインチェックインで2列シートの並び席がキープできました。
8月8日、出発当日
朝3時起床。パン、ヨーグルト、冷蔵庫の残り物の野菜などを食べて、猫たちと別れを惜しむ。あああ、この子たちと離れるのだけはとても寂しい~。
タクシーは予約の4時半少し前に来てくれて、バス乗り場まで、約10分、予約料金と早朝料金を加算して2000円ぐらい。こういうニーズはわりとあるらしく、慣れた感じで、スーツケース3個を後部トランクと助手席に積み込んでくれました(通常のセダンでも大丈夫だった)。
羽田着、機内へ
行きは順調で、予定より早い5時45分には羽田空港到着。まぁ、どう考えても早すぎたけど、羽田から海外は初めてだし、5月の韓国旅行で何かと焦ったので、早いに越したことはないかと。
日本の夏対応の薄いパンツから機内用のジャージに着替え、不要なものをスーツケースに入れて預け入れ。
早朝のせいか手荷物検査も出国手続きも混んでおらず、免税もお土産もあまりそそられず、搭乗ゲート近くでコーヒーを飲んで、7時50分に機内へ。
オマケ(猫のこと)
2021年にテルオ、2022年にコトミと2匹の猫と暮らし始めてから初めての長期旅行。年2~3回、最長で10日程度、海の小屋には行っていたので、留守番は初めてではなく、とても信頼できるシッターさんといつでも駆けつけてくれる友人たちもいます(鍵はキーボックスを用意)。ただ、時差があるので、何かあったときにすぐ対応できないのが不安で、ペットカメラ計5台(うちはやたらと部屋数が多く、猫たちもあちこち移動するため)と2台のフィーダー(自動給餌機)をスタンバイ。
フィーダーは前から使っているもので、朝の分はたくさんご飯をあげたから、旅行中の給餌プランをセットしておこうとリムジンバスのなかでアプリを立ち上げると、なんとオフライン! アプリとつながらないだけなのか、本体が起動していないのかも不明ですが、プランを設定していないので、このままではご飯が出ません。あわてて、早くも友人にSOS。さいわい仕事でそんなに遠くないところにいるとのことで、再起動をお願いしました。
気をもみながら、約13時間半のフライトに突入。有料でwifiを買うこともできましたが、確認以外にできることはないので、購入せず。
ヘルシンキに到着後、すぐにスマホを起動すると(ahamoなので追加料金なしで、最初の15日間はそのまま使用できる)、友人から復旧できたというメッセージが入っていました(ありがたいありがたい)。アプリをつないでみると無事につながって、時差を考えつつ、プランをセット。フィーダーに関してはその後は問題なく、シッターさんとやりとりしながら量の増減もできました。
大変だったのはペットカメラ。前から使っていた3000~5000円程度のもの+2000円ちょいのを3台買い足してちょっと前からテスト使用していたのですが、海外に出たせいなのかなんなのかアプリの仕様が変わっていて、録画が確認できないだけでなく、しょっちゅうオフラインになってしまいます。クラウド契約せよ!としつこく言ってくるので、旅行中だけでもと課金しようとしたのに、海外にいるせいか決済ができず、何度試してもうまくいきません。リアルタイムでたまたまオンラインであれば見られるけど、どこにも映っていないと不安に~。まぁ、国内だと旅行中もしょっちゅうカメラ見ちゃうので、かえってよかったとも言えますが、時間があるとき、気になったときに確認ができないのはとてもストレスでした。
シッターさんは隔日でお願いしていて、合間に友人も様子を見に行ってくれて、結果的には病気もせず、ちゃんとご飯食べてトイレも順調。ただ、人間たちは寂しくて、いつもだったらいつまでも旅行が続けばいいのに、ずっとフィンランドにいたい!と思うのですが、今回は「早くテルコトに会いたい!」と帰宅が待ち遠しい一面もありました。