1月クールのドラマ

 ドラマの初回だけはひととおり押さえています。録りためておいた今期分を見終わったので、現時点での感想をメモ。個人的な走り書きなので、特定の役者さんなんかに思い入れのある方は読まないほうがよろしいかと存じます。

★★★★★

★★★★

  • 時効警察』 ゆるーいノリがたまらん。脚本・演出担当者による違いも楽しみ。好き嫌いは分かれるだろうが、好き好き大好き。
  • 『アンフェア』 ストーリーはありがちなんだが、役者とキャラが○ 原作は読んでいないけど、こういう女性刑事ってどっかで……と思ったら、柴田よしきのRIKOだ! 部下から容疑者らしき人まで淡々と“食っちゃう”のはおもしろいのだが、なんであんなに露出シーンが多いのか謎。

★★★

  • 松本清張けものみち」』 期待したほどハマらなかった。なんでかなー、としばし考察。『黒革の手帖』の元子ってお金は横領したけど身は売らないというかたくなさが痛快だったことに気づいた。目的意識も明確だったし。別に身を売ってもいいんだが、民子の“空っぽ”感が見ていて楽しくない。刑事(中村トオル)とか若い女上原美佐)の類型的な造形もつまらないし。いちばんの注目キャラは若村麻由美かも。
  • 小早川伸木の恋』 ストーリーになんの関心もなかったが、藤木直人谷原章介に釣られて、つい。眼鏡男子好きにはたまらんですね、はい。妻が片瀬那奈でなんの不満が?と思っていたものの、見かけ倒しな感じ、情緒不安定さがよく出てます。が、毎回、「医者の不養生」とか「紺屋の白袴」という言葉が脳裏をよぎる。妻を医者に行かせなさい! あと、カナっちゅう女、キモチワルイです。ああいうのに共感できる女(男でもいいが)、ソソられる男(女でもいいが)って実在するのかはなはだ疑問。 
  • 『輪舞曲―ロンド―』 なーんか、お金かかってるよね。そのわりに話が陳腐だよね。竹野内豊ってカッコイイけど、カラさが足りなーい(←またまたグループ魂から盗用)。市川由衣速水もこみちの演技って××だよね。えーっと、個人的な興味は元来のオバチャンぽさを封印してマッチョな役を演じきっているシン・ヒョンジュンのみ。
  • 白夜行』 重い、重すぎる。連ドラとして見るにはツライものがある。意気込みは買うし、見応えはあるのだが。武田鉄也がすっげーイヤな感じで、その分、主人公ふたりの側につい肩入れしてしまう……うまい演出だねぇ。それぞれきちんとイメージチェンジしているので悪くはないんだが、田中幸太朗田中圭まで出てくると、ますますセカチューを連想して、テレビ局と事務所のパワーゲームというかキャスティング事情の裏が透けて見えて興ざめ。あと、山田孝之が時々、ヨッちゃんに見える……なんてことは口が裂けても言っちゃいかんのだろうな(自分は山田孝之もヨッちゃん好きなんですが)。

★★

  • 『夜王―YAOH―』 ホストには興味ないしなぁと思っていたのだが、北村一輝が素敵すぎ。気持ちよく大笑いできまっせ。あとはもういかにもホストの要潤須賀貴匡もハマってるし、石垣佑磨忍成修吾も持ち味を生かした役柄で、安心して楽しめる。主人公のナスのキャラがちょっとうっとおしいけど、気にしなーい。佐藤二朗はおもしろいんだけど、前クールの役とカブるのがちょっと残念。あと、意外にスタイルがいい荒川良々にもしもホストの演技をさせたらマトモにカッコよく見えるのかどうか、非常に気になるので試してみてほしいんですけど。

  • 喰いタン』 話がダルすぎる。音楽はいいんだけどなぁ。自宅にいて他に見るものなかったら見てもいいけど、録画はやーめたっと。
  • 『Ns'あおい』 悪くはないけど、良くもない。この人のためなら60分を捧げる!という役者がひとりぐらいいれば見るんだけど、鈴木浩介だけを楽しみに見るには出番少なすぎ。あと、気になるのは西村雅彦のカツラ(増毛?)。『白い巨塔』の西田敏行に次ぐ謎。なんの意味が?

☆ナシ

  • 西遊記』 何も考えずに見られる、というレベルを超えて、疲れるし腹立つし脱力するのでリタイア。
  • ガチバカ!』 『ごくせん』『ドラゴン桜』に便乗しているのがミエミエ。ドジョウは三匹もいりません。気になる役者もひとりもいないので、未練なくリタイア。