『ナルニア国物語』

　近所のシネコンで見てきました〜。画像はナルニアコンボというポップコーン（ひとりではとても食べきれない量なのでご注意！）とドリンクのセット。オマケのコインケースはくじ引きで絵柄が決まる！ということでしたが、見本は白い魔女しか残ってなかった（笑）。ま、自分的には当たりですが。どっちにしてもコインケースはとても実用不能な、かなりチャチな作りです。
　通りすがりのマクドナルド店頭でハッピーセットの様子をチェックしたら、アスラン、ビーバーさんに続き、魔女が品切れに！　残り物（失礼）の主人公４人とタムナスさんのなかから好きなものを選べるようになっていました。　映画を見た後だったら、タムナスさん人気も高そうなもんなんですが。で、映画については……

　子ども向け、と納得した上で挑んだのですが、やはり食い足りない感じでした。しかし、それは原作も同様なので、映画として不満足なわけではありません。展開（映画オリジナルのシーンも含め）も音楽も、とてもわかりやすいし、ワクワク感もありました。
　ただ、子ども向けだからこそ気になったのは、クライマックスの戦闘シーン。アスランが善で、魔女が悪、という根拠があまり伝わってこないので（もちろん魔女はワガママ放題なんですが、だったらなぜ魔女側にアスラン側を超えるほどの軍勢／味方がいるのか、よくわからないし）、力による対決は虚しいばかり。加えて、アスランが魔女に囚われる石舞台のシーン、映像で見るとキリストの磔刑（および復活）そのものなんですね。なるほど、絶対神に根拠は無用ってわけか！
　個人的には、とにかくティルダ・スウィントンが素敵でした〜。前半の白い女王スタイルのときも、戦闘時の胸毛が濃くなったみたいなドレスのときも。ピーター・ジャクソンが「魔女がイメージ通りだった！」と絶賛したそうですが、まさに！　次回作には魔女が出て来ないと思うとテンション下がりまくり。せめてカスピアン王子にものすんごい美形を起用してほしいものです。