『医龍』と『トップキャスター』

 新番組着々と消化中。録画で残すは『プリマダム』ぐらいかな。
 またまた新方向に挑戦!の月9『トップキャスター』。天海祐希はソツなくキャスター役に馴染んでいるのだが、あまりおもしろくないのはなぜ? パターン化しすぎているせいかな。天海にも谷原章介にも役柄に新味がない。朝日新聞には「イケメン男優が鼻につく」みたいなことが書かれていたけれど、女優だってそれなりの配陣だし、キャストのバランスは悪くないと思う。問題は矢田亜希子! もうどうやってもフレッシュには見えないし、性格悪そうな感じが際立ってしまう。だいたい、結婚目当てでチャラチャラやってて許される歳には見えないし。週刊誌の見出しに「久々の主演」って書いてあったけど、どう考えても主演は天海。それとももしや天海は主演“男優”で、矢田は相手役なのか!? あ、救いは生瀬勝久のみ。がんばれ〜。
 ちょっと遅ればせながら『医龍』。坂口憲二主演とは思い切ったことをするなぁ。『愛するために愛されたい』のエリート宇宙飛行士役を見た上でのオファーだろうか。ま、あれは坂口さんも犠牲者だろうけど。ハナからラズ(ラジー賞。ダメドラマを指す)っぽい見方しか出来ない気がするのだが、シリアスな医者ものなので笑うに笑えない。黙っていれば坂口はそれなりに見栄えがいいので、セリフを極力減らすことをおすすめ(笑)。予想では次は見ないつもりだったが、北村一輝夏木マリ阿部サダヲ佐々木蔵之介とかなり好きな役者が揃っちゃってるので、しばらく見るかも。特に阿部のラリラリ演技から目が離せず。前クールの『アンフェア』を完全に吹っ切ってるのがすごい。あと、池田鉄洋に要注目! 久々に“いいもん見っけ!”って気分。某サイトで“ボールペンぷるぷる治療”がネタにされていたが、医学的にどうかってことよりも、前にもドラマで見たよ〜ってことのほうが問題。あの状況で患者(水川あさみ)に喋らせるのはナシでは……。