ビデオいろいろ

 台風→雷雨→めまぐるしく変化する天候と、妙な日々が続いています。昨日、一昨日は真夏だというのにエアコンいらずの涼しさ。納涼気分でのんびりと録画しておいた映画をいろいろ見ました。以下、個人的なメモ書き。

 ケーブルで放送中のものを視聴。記憶を消すというSF的設定が突飛すぎず、メロドラマかと思いきや、辛口のオチもあり。海の風景などの映像もキレイで、思いのほかおもしろかったです。

 タイトルもよくわからないまま録ってあった、若き日のベルッチ主演作。夫が借金を残して死んだ美しい未亡人が自分を賞品に懸賞を募ると見せかけて……という一種のサスペンス? 演出が淡々としてて、妙でした。

 地上波で放送したのを録画してあったのですが、カットが多くてビックリ。水木しげるの名セリフはかろうじて最後の番組テロップ部分で流れたものの、大人のタダシの後日談はばっさり省略。あの場面が必要だったかどうかは意見が分かれるところかもしれないけれど、最後が短くなったことによって、ますます小豆の唐突さが際立っちゃってたような。それにしても神木隆之介くんが若いこと! まだ声も子どもだし、手足もひょろひょろ。元気なキヨシローの姿&声にも感慨深いものがありました。

  • 『感染』

 日本のホラーって怖いと思ったためしがないんですが、これはけっこう怖かったです。超常現象の怖さ×病院の怖さ×伝染病の怖さ×経済的危機の怖さ×異常な精神状態におかれた人間の怖さ×佐藤浩市とか南果歩といった大人の俳優がマジに演じている怖さ=けっこう怖い。溶けていく様子などの作り物をあまり見せなかった演出も巧い。途中、なんで医療関係者なのにマスクや手袋をちゃんとしない!?と興をそがれる場面もあったのですが、それもラストで合点がいったし、矛盾や疑問点が少ないところもよかった。しかし、怖い映画って肩が凝りますな。