横浜中華街 福楼、最悪

裏道にある、屋台ふうの雑然とした入り口に惹かれて、
入ってみたのだが、大ハズレだった。
赤いチェックのビニールのテーブルクロスのべたつき具合を見て
「しまった!?」とは思いつつ、ウマイものが食えるなら許す、
メニューを見て、「あれ〜?」。
店頭にあった、一皿500円前後のおつまみメニューのようなものは見当たらず、
フツーの中華料理屋さんのラインナップ。
ドリンクメニューもパッとしない。
ひとまず、中国茶を頼もうと思ったのだが、あるのはウーロン茶(ホット、アイス)のみ。
ジャスミンティーのホットなら出せる、というので、頼んでみたら、
百円均一の洋風マグカップに、ティーバッグが入ってきた。
早々に退散すべく、3〜4品、注文。
やはり安そうな角が欠けた皿に、なんの飾りもなく、点心がコロンと乗って出てくる。
脂っぽいが、味はまぁ、普通。
ところが! 酢豚のパイナップルを口にして……。
腐ってる、缶詰なのに!!!
お店の人と目が合ったので、「腐ってます」と、パインを返す。
奥の厨房でモメている気配がしていたが、とっとと帰ろうと会計を頼んだところ、
店員さん曰く、
「みんな食べてるから、大丈夫ねー。ちょっと酸っぱかったでしょー」。
いやいや、パイナップルの酸っぱさと、腐ってる酸っぱさは違うから!!!
腐った酢豚代1100円は惜しくないけど、味覚を疑われたのが悔しい。
[ジャスミンティー:300円]