コミックスに関するメモ

Too2007-04-10

 最初に言い訳しておきますと、物事の優先順位がつけられないでいます。やりたいと思うこと(刺繍とか)優先で動いているのですが、部屋を片付けたくなったので、床に積んであるムーミンコミックスを棚に戻すことにしました。
 一連のドタバタが起こる前、1晩(3時間ぐらい?)でコミックスを流し読みしました。アラビアの新柄、ニョロマグの、座るニョロニョロの絵がどこにあるのか知りたくて探したのですが、見当たりませんでした。カバンを持って訪ねてくる絵はあったんですけど。コミックスにないとすると、ポスターとか表紙絵でしょうか。
 ほかにいくつか気づいたことをメモしておきます。ただし、『ムーミンのふたつの顔』でも読めば、全部書いてあるのかもしれませんけど。

  • 福武(ベネッセ)版発行時はトーベさんもラッセさんもご存命。コミックスの原画は残っていないものもあり、ハム(姉弟の母)がスクラップ(!)していた新聞が元になっている。線が荒いものがあるのはそのせいなんですね。
  • 福武(ベネッセ)は後書きもおもしろい! 日本を旅行したときのトーベさんたちの写真や、エピソードなども掲載されています。
  • 筑摩書房版は、トーベさん作のコミックスはすべて収録。作者の母語であるスウェーデン語からの翻訳だそうです。
  • 最終巻『ひとりぼっちのムーミン』には1947年から1948年にかけてスウェーデン語系新聞に連載された『ムーミントロールと地球の終わり』が収録されています。ここではムーミンとスニフの旅に、トフスラとビフスラが同行! コミックス『彗星がふってくる日』にも小説『ムーミン谷の彗星』『小さなトーロルと大きな洪水』にもない挿絵は、『地球の終わり』のものだったんですね。ちなみにアニメ映画版では旅にミイが同行しますが、それはコミックス由来だったようです。