ムーミンワールド(ナーンタリ)

　この旅でいちばん楽しみだったのはタンペレとヘルシンキですが、夏に来る決め手となったのは「ムーミンワールドが開いてる時期」ってことでした。野外ですから、晴れていないと話になりません。旅の間、天気はけっこう変わりやすく、にわか雨が降ることはあっても１日中降っている日はなかったので、たかをくくってました。もともと、けっこう天気には恵まれるほうですし……。今回ばかりはツイてませんでした。
　あとから聞いたら、飛行機が飛ばないほどのストームだったそうです。

　長靴を履いたムーミン。この姿で傘をさして、果敢に水たまりに踏み込んでいくなど、意外にアクティブでした。スノークのおじょうさんはちゃんと長靴のうえから足輪をしてましたよ!!

　スナフキンが本を読んでくれるイベント。ツーショット写真を頼むと、しっかり肩を抱いてくれます♪　「あなたは日本でとても人気があります」と話しかけてみると、「そうらしいですね。こっちではそうでもありません」みたいなことを言ってました。「北欧をまわってるの？」「雨が降ることは多いけど、今日はひどい天気で、残念だったね」等々、いろいろ話しかけてくれて、別れ際、「こっちに僕の秘密の道があるんだ。みんなには内緒だよ！」とキャラを心得たセリフを残して、木々のなかに消えていきました。ひゅ〜、カッコイイ〜!!

　水浴び小屋。どちらかというとアニメのイメージ（設定）で作られている部分が多いムーミンワールドですが、原作ファンのツボを刺激するスポットもたくさん。ムーミンハウスといい、水浴び小屋といい、実際になかに入って遊ぶことができるので、本当に物語の世界に入り込んだような気分に浸ることができます。

　夏まつりに出てくる留置所を模した建物はインフォメーションですが、檻のなかに入って囚人ごっこもできます。カウンターにはトーヴェ・ヤンソンの写真が。

　ムーミンワールドのある島に渡る桟橋の入り口。どんよりした悪天候が伝わるでしょうか。これでも、小降りになった隙に撮影しているので、実際は過酷な感じだったんですよー。