イナリの町
1月8日(金)、6日め。11時のチェックアウトの後、夜の飛行機までイナリの町で過ごします。ちなみに前に訪れたときのイナリの記録は→2011年、2012年。
8時半に起きて朝御飯。
オレンジとミックスジュース。そういえばフィンランドでは野菜とフルーツのミックスジュースを見かけなかったような。
サーモンスープ。残っていたディルを大量投入。日本だと手に入りにくいから贅沢な気分〜。
カレリアパイ。卵バターはありませんが、レンジで温め直したらとてもおいしかった!
部屋を片づけてチェックアウトの準備。日中、イナリで過ごす装備(外は寒く、店内は暑い)と飛行機に乗るときの靴、ヘルシンキに着いてからの移動を考え、荷物を詰めます。
最後に部屋を撮影。窓という窓の下にヒーターが配置してあります。
寝室のチェストの後ろにもヒーターがあるのですが……
ダイヤルがありません。コンセントを抜いてオフにする勇気はなかったので、寒いよりは暑いを選択。
玄関の二重扉の間に薪が置いてありました。
反対側にはヒーター。
ドアノブ。金属なので、氷点下のときは素手で触らないほうが無難。
開け方の説明が貼ってありました。
バルコニー。
ソファー横の窓を外側から見たところ。
喫煙用のイスかな?
凍った湖が見渡せます。
くっ、昨夜からサラサラと降り続けている雪に足とスーツケースが埋まった!
雪がふきだまりになっています。風が強かったので、木や屋根に積もっていた分も下に落ちたもよう。
車輪が埋まって引けない箇所はスーツケースを持ち上げ、なんとかかんとかレセプションまで移動しました。
今日も無人くん。
中国からのお客さんも多いようです。日本語はナシ。
インターフォンで「チェックアウト」と言ったら、「鍵をボックスに入れて勝手に帰って〜」的なことを言われたので、「スーツケース預かってください!」と依頼。これが鍵返却ボックス。
二重になっているのは雪対策でしょうか。
スーツケースを部屋の中に入れてもらい(レセプションは施錠されているので、単に部屋の中に置いてくれただけ)、イナリ放浪の1日が始まりました。時刻は11時10分。20時25分のバスまで約9時間!?
ホリディビレッジの敷地。雪で風景が一変して見えます。
車が走っているので道だと思いますが、車道と歩道の区別もつきづらくなっています。
進行形で雪が降っているものの、サラサラなので傘はなくても平気。払えば落ちます。
ホテルイナリまで来ました。今日は雪だけど暖かいなと思ったらマイナス6度!
犬の吠え声が響いているなぁと思っていたら、ホテル裏手のイナリ湖から犬ゾリが出発するところでした。
ハスキーではなく、もっと小型犬。なんていう犬かなぁ。
2チームいました。
楽しそうだけど、高い&ちょっとかわいそうで、乗ったことがありません。
3度めのスーパー(笑)。昨日、はりきって空ボトルをリサイクルしたのに、レシートを使うのを忘れたのです。空港で高かったキシリトールタブレット発見。
返金レシート+小銭でガムを買いました(黒いのじゃないほう、ね)。が、1.9ユーロだったかな、この後、別のスーパー(SIWA)で見たらもっと安かった! きーっ。
スーパーの並びにあるお土産物屋さんで時間稼ぎ。
雪がどんどん積もっていきます。
前回は明るく出迎えてくれたクマファミリー、数が減って、後ろ向きになっているのが気がかり……。
↓2011年の写真です。クマたちに何があったのか!?
中に入れてー!
ぬいぐるみと剥製と毛皮と角と木彫りのクマが混在するカオスな店内。店はかなり広く、釣り具から定番の土産物(食品含む)、防寒具、アクセサリーなど、品揃え豊富。前に来たとき、ここでククサを買いました。
愉快なTシャツ。
「星運おいふ」とはなんぞ? 星座キーホルダー的なことが言いたかったのかな。星座モチーフよりもっとヤバげなヤツですけど。
プ●さん?
きのこ用の掃除ブラシがついたプーッコ。
コンパクトサイズ。やや高めの印象でしたが、種類は豊富です。
トナカイのフンを模したサルミアッキ……。2種類ありますが、トナカイとヘラジカなのか、サルミアッキとラクリッツなのか不明。安心してください、買ってません。
このショップにはトイレもあります。絵はがきとお土産を買って、移動。
川はまだ凍りきっていないようです。
ホテルイナリあたりに「ここから500メートル」と看板の出ていたスーパーSIWAまで来ました。
庶民派チェーン店っぽい雰囲気ですが、けっこういいものも置いているようでした。価格もそんなに高くなさそう。
ムーミンシール発見。数は少ないけれど、イッタラ製品もありました。
おっ、ランチの看板発見! のんびり歩いてきて、もう13時。そろそろお腹がすいてきました。
サーミのシンポジウムなどが行われる施設のようです。カフェ、質の高い民芸品を扱うショップ、図書館などもあります。
クリスマスツリーもサーミふう。
民俗衣装姿のオーナメント。ほかにもいろいろ種類がありました。
おー、いまどきはトナカイの角もプラスチックで作って市販しちゃうのか〜と思ったら、本物の角をペインティングしたものでびっくり。
カフェはとても素敵な雰囲気でしたが、「たった今、ランチは終了しました!」みたいな感じで、入れてもらえず。
がっかり。
あたりはすっかり雪に覆われています。
SIIDAのランチもおいしかったのですが、歩く元気が尽きかけていたので、途中のファミレス的なお店に行ってみることにしました。
ガソリンスタンド併設のラヴィントラ(レストラン)イナリ。地元っぽくていい感じ!(と自分に言い聞かせる)
ファミレスというよりバーガーショップかな。サービスエリアのような売店も併設。
トナカイのシチューなど伝統的な料理もありましたが、20ユーロ近かったので、お昼は軽くすませることに。
相方はケバブとフライドポテトの盛り合わせ、ドリンクセット。何肉かよくわかりませんが、シャクシャクした食感の肉とホクホクのポテトがおいしかった! 考えてみれば、こういう味のものを食べるのは久しぶり。
デザートではなく、わたしの昼御飯。りんごカスタードケーキとミニドーナッツ。ドーナツは揚げシューのようでした。
14時半、外に出たらすっかり夜めいていました。
橋を渡ります。が、下の川はがっつり凍っています。
サーミ博物館、SIIDA到着。
犬のオブジェ。この時期は野外博物館は見ることができません。
3回目なので入場しようかカフェだけ利用できるか聞いてみようか迷っていたのですが、受付のお姉さんが朗らかに声をかけてくれたので、入場する流れに。お姉さんは仕事で札幌雪祭りに滞在していたそうで、お正月に帰ってきたばかりとのこと。日本語での会話にしばしなごむ〜。
二階への階段部分。かっこいい。
と思いきや、こんな人形も。
オーロラ映像上映、特別展示の写真展、常設展示もさっと見て、カフェで一息。もはや懐かしい!という感覚すら覚える店内。
KIVIかと思ったら、そっくりさんのようでした。
甘味に心ひかれましたが、晩御飯も早めに食べないといけない(ここが17時閉まったら行く場所がなく、外にいるわけにもいかないから、クルタホヴィでのんびり夕食を食べる予定)ので、お茶だけ。ティーバッグを選んで、お湯を注ぐセルフサービス方式。
2つで3.6ユーロだったかな、安っ!と思いましたが、施設内だからかな。フィンランドはなんでも高く感じますが、店で飲むコーヒーだけは割安な気がします。
ミュージアムショップを見て、閉館の17時少し前、SIIDAを後にしました。川が湖に流れ込むあたりだと思うのですが、すっかり凍っていたので、下に降りてみました。川から見た橋の写真です。
雪はやんで、星がチラチラ見え始めました。もしかしてイナリ最後のオーロラチャンス!? 湖を横切るほうが近道でもあるので、空を見上げながらホテルイナリまで戻りました。
入り口のカフェのほうで軽く食べてオーロラ待ちをするか、レストランでちゃんと食事をして時間調整するか迷いましたが、昼もジャンクだったから、ちゃんと食べることに。
2012年に朝食を食べにきたときにはカジュアルな雰囲気だったのに、すっかりオシャレになっていて戸惑う〜。
湖に面した窓際の席でしたが、店内が明るすぎて、オーロラチェックはできず。
ビールとシードル。
前菜の盛り合わせとイナリ湖のイワナ(だと思う)を頼んでシェアしました。
新鮮な魚はもちろんですが、カリッと焼いたマッシュポテトがおいしかった!
トナカイの燻製、スモークサーモン、白身魚のマリネ、紫キャベツなど、いろんな味が楽しめます。56ユーロ(7380円)ぐらい。さくっと1時間で食べたにしては高かったけど、おいしいものを食べないと、ね!
19時前、外に出たら気温が下がっていました。送迎まで1時間半弱、オーロラが出ることを祈りつつ、ホリディビレッジに戻ります。
この後、この旅いちばんの危機が訪れます。続きはまた後で!