春の新番組

 弁護士もの、一話完結形式の謎解きものが多いですね。前クールと違って、コレが楽しみ!というのもが一本もないのですが、とりあえず第一回は押さえないと。録画してまだ見ていないものもありますが、ここまで見た分をさくっと記録。
7人の女弁護士』。女性が活躍するものは好きなんですが、よくぞここまで見事に興味のわかないメンツを揃えてくれたものです。事務所のセットや衣装は華やかなのに、すごく古めかしい印象の内容。謎解き部分の証拠の入手方法や検証している様子に無理がありすぎて引きました。放送延長部分を見る気もしなかったので、途中リタイア。
弁護士のくず』。こっちはこっちで微妙。豊川悦司のヘアメイクが謎。大人向けの娯楽作品という方向性は悪くないと思うけど、ゲストが安い(安めぐみだけに?)のが痛い。
クロサギ』。基本的には『野ブタ。』の印象は払拭されているものの、ときどき「〜だっちゃ」って言いそうなあたり、まだまだ演技が甘い。サギの手口があかされるあたりはおもしろいけど、これもゲスト次第かなぁ。
てるてるあした』。木村多江初主演作!という触れ込みだったのに、どっちかっていうと黒川智花がメイン。前にこの枠でやっていた『雨と夢のあとに』でしたっけ、沢村一樹が幽霊だった話とスタッフが同じらしく、キャストもかなりかぶっているのですが、決め手に欠ける印象のドラマだったのであまり期待せずに見ました。が、これがけっこうな拾い物! 郊外ののどかな風景と、そこにたたずむ古い下宿(『すいか』を連想させる感じ)が、深夜枠ならではの独走っぷりで◎ ファンタジーな雰囲気は『いま、会いにゆきます』に通じるものがあるけれど、ベタな家族愛に終始することはなさそう。木村多江の死んだ旦那(結局また薄幸な役だ……)が金子昇に乗り移っているっていう設定はちょっと微妙。声を吹き替えにしちゃうぐらいの演出はほしかったかも。沢村一樹がポスターになって落書きされてたり、黒川がレジに持っていくCDがさりげなく杏子だったり、細かな遊びも効いてます。といって、ブラザーTOMをまたキャスティングする必要はなかった気もしますが。