夏の新番組

 録画したままちっとも消化できていません。さくっと記録。

 粗が目立ちましたが、演出の問題で特になんだかな〜と思ったのは(個人的な見どころである)和田正人さんのシーンで、(1)わざとらしくテーブルの上にはむき出しのカメラ。「やっぱスチールカメラマン目指すなら東京でしょ」と、上京の動機を語りながら、パンとコーヒーの朝食。映像でカメラを見せるなら「スチール」なんて説明は不要だし、仮にもプロを目指す人が大事なカメラの横に食べ物や液体物を置くかね? (2)唐突に淡々と「お母さんが見つかったんだ」と姉(松下由樹)に告げるシーン。回想とかならともかく、なぜそんな重要なことをいきなり?
 あと、杉田かおるの不自然な動きにも注目! 何かっちゃ、(料理を)「作りすぎちゃって」と、それでなくても旦那が帰ってこなくて料理が余りまくりの米倉涼子んところに持ってくるのだが、引っ越し当日に煮物、半袖の季節にシチュー、と、なんだかめちゃくちゃ。ま、そのうち、「何か余ってたら食べさせて〜」というパターンにシフトする気かもしれませんが。さらに専業主婦の米倉、旦那が帰ってくるアテもないのに、舌びらめのソテーなんかを、すでに焼いちゃってるんですわ。温めなおしたら味が落ちるし、バターが冷えたら食えたもんじゃないと思うんだが。
 もっと大筋でツッコミたいところもいっぱいあるのですが、割愛。栗原Pには『東京湾景』の前科があるので、どこまで暴走するか、期待しつつ、ゆるーく見守ります。

  • 『サプリ』

 前やその前の月9ほど強い違和感はなかったのですが、月曜夜9時にドラマを見る習慣そのものが損なわれてしまったので、この程度のレベルでは続けて見る気になれません。伊東美咲は低めのノド声でキャリアっぽさをアピールしていますが、不自然な発声に慣れて杉本彩化してしまうのではないかと心配になります。あと、鼻の穴が目立つので、カメラは上から! 「仕事はご飯、恋はサプリメント」ってのがタイトルの由来だそうですが、これを見てもあまり栄養補給できそうにないので、余分なものは摂取しないことにしまーす。

  • 『CAとお呼び!』

 毎度おなじみ、観月ありさのドタバタお仕事コメディ。西田尚美と、合コンのシーンでのバカっぷりと後半のシリアスなシーンでの顔が多重人格者のように違ってて底力を感じさせた谷原章介さんだけは見たいのですが、ほかはどーでもいい感じ。前クールの『アテンション・プリーズ』といい、飛行機で赤ん坊が泣いているところに遭遇したことは何度かあるけど、あからさまに「黙らせろっ」とか言う客も、歌ったり機内放送で説教したりして鎮めるCAには会ったことがないぞー。