春の新ドラ

ＴＶ

　いつも以上に毒舌のまま、メモ書き。嫌いなものは嫌いなんじゃーっ（笑)。

  • 『セクシーボイス　アンド ロボ』

　あ、これは高得点♪　木皿泉脚本らしいファンタジー要素を残しつつ、ポップで、シビアな面にも目を向けているのにちゃんと希望と救いがある。なおかつ、説教臭くない。女装(笑)の片桐はいり、演技は今ひとつながら存在感抜群の塚本晋也、テレクラと似非宗教のポスターからテレクラの年齢詐称用の表、卵の殻に至るまで、小道具も抜群。今期はコレと『帰ってきた時効警察』があるから、楽しく過ごせそう。

　延長分、次の番組が始まったので、なんの未練もなくチャンネルを変えた。親離れ子離れ、親子といえども互いの個性と人権を尊重する。可能なかぎり、自分で稼ぎ、自分のことには自分で責任を持つ。当たり前のことじゃないの？　ちょっと未練があるとしたら、またしても主人公のやもめ男と微妙な関係の妙齢オンナ役の和久井映見と、すっかりコメディもこなせるようになった押成修吾くん。でも、もう見ないだろうなぁ。

  • 『夫婦道』

　見る気はまったくなかったんだけど、刺繍のお供に(笑)。ちなみに１時間あると刺繍が２キャラ、進みます。高畑淳子を好きな気持ちよりも、武田鉄矢が嫌いな気持ちが上回りました。長女役のしずちゃん、ひとりだけセリフがナマっててなんというかルックスや人格以外にもシリアスな問題を抱えていそうに見えてしまいます（早い話が医者にかかったほうがいいのではないかと）。思ったほど苦痛じゃなかったけど、見る理由もないわな。

　ＣＭスポットのハセキョーの間の抜けたセリフを何度も耳にしてまったく見る気を失ってたのだが、ネット検索しながら横目で見ていた相方が鼻をくんくんさせて「トンデモの匂いがする」とひとこと。確かに!　ハセキョーは役柄の素っ頓狂さはさておき、演技は思ったほどはひどくない。ま、おキレイですしね。高岡早紀はいいなぁ、もう失うものはなにもない感じで。またしても現場のオヤジがエライ人だったってパターンには呆れたし、足のキズは昼ドラですか!?って思ったけど、田畑智子ちゃんがかわいかったし。もうしばらく見てもいい。が、裏番組（まだ見てない）とどっちか、だな。
　今のところ、それぐらい？　今クールはなぜか結婚・夫婦がらみのものとシリアスな学園モノが多そう？　個人的には、どっちでもない、鉄っちゃんやらスパイやら趣味で事件を捜査する人やらがテーマのドラマが本命です。