[日記][食]夏マグ、デビューの日

Too2008-06-23

 tooはUSB接続、パソコン経由の充電で動いています。嘘です。でも、ほおっておくとパソコンに向かっているのは事実です。強制的に画面から離れるため、パソコンの横にミシンを出してみましたが、どうやらあまり気分ではない様子。こんなときは料理をするに限ります!
 というわけで、金曜日の午後(室温は27度ぐらい)、まずはシマを仕込みました。
ムーミンママのお料理の本』には2通りのレシピが載っています。まず、「ムーミンパパの夏のシマ」は水5リットルに対し、生イースト小さじ1/4、砂糖500グラム。問題はルバーブ(生)が500グラム必要だということ。残念ながら却下。
 もうひとつの「ムーミン谷のシマ」は、ルバーブの代わりに、日本でも入手しやすいレモンとメープルシロップ。素直にこっちを作ればいいと思うかもしれませんが、何度も断念してきた理由は……水8リットル、砂糖500グラム+三温糖500グラム。どんだけ大量やねん!! ノンアルコールビールを仕込んだとき(http://d.hatena.ne.jp/Too/20080610)に使ったボトル(スーパーで配布しているお水用)に4リットル入ることが判明していたので、半量で作ることにしました。

 どんっ。半量でも計500グラムの砂糖が必要です。すみません、初めて作るにもかかわらず、勝手に400グラムに減量しました(笑)。

 作り方はとても簡単。半量の水を温めて、砂糖を投入、溶かします。残りの水とレモンを入れ、人肌ぐらいに冷めたら、生イースト小さじ1/4を混ぜて、24時間、室温発酵。生イーストは買い置きがなかったので、1/3の量のドライイーストで代用。イーストを入れる前のものを試飲してみましたが、砂糖水ですな。許せないほどじゃないけど、かなり甘い。

 翌朝。すでに炭酸っぽくなっています。レシピでは24時間たったら瓶に小分けにしてレーズンと少量の砂糖を入れ、冷暗所に移して約1週間、レーズンが浮かんできたら飲み頃、ということなんですが、冷暗所なんてないよ! ってことで、そのままレーズンを追加して、少し早いけど、冷蔵庫の野菜室に入れました。

 約48時間経過。すっかりレーズンが浮かんでいます! はやっ。まぁ、フィンランドではシマはヴァップ(5月1日)に飲むものみたいだし、日本はもう夏みたいな気候ですからねぇ。
 ほんわり甘くて、かすかに酸っぱくて、イーストの匂いもほとんど気にならず、しゅわっとした飲み口でおいしいです。
 しかし、前回、ノンアルコールビールの最後の残りを飲んでいて気づいたんですが、始まりはノンアルコールだったとしても、発酵が進むとアルコールが発生します!! おそるべし、イースト菌。糖分を栄養として発酵するので、そのときのノンアルコールビールは酸味が強く、最初の頃の甘味はすっかりなくなっていました。で、今、現在のシマ(まだ大量に残ってる)ですけど、どんどん甘味が減って、アルコールらしさを強めています。検索して知ったんですが、これ、ミード(はちみつ酒)の一種なんですね! 日本では度数の強いアルコールを自家醸造するのは違法ですが、飲みきるまでにはきっと……。
 さて、このシマと合わせたフードですが、カレリアンピーラッカを作りました。

 見た目がブサイクなのはご愛嬌ってことで。ライ麦粉と全粒粉をブレンドした生地に、ミルク粥を流して焼きます。焼き上がったものを牛乳にバターを溶かしたものに漬けて、柔らかく……とレシピどおりに作ったんですが、生地が硬いっ。焼き立てだからかなー。ライ麦粉が少なめだったからかなー。まぁ、焼き立てはカリカリしてておいしい、とも言えます。これもレシピの半量(笑)。マッシュポテトバージョンも作りましたが、お粥のほうがおいしかったかも。

 カッテージチーズ卵バターもちゃんと作りました。が、なんか、乗せれば乗せるほどクドくなるー。
 日本人の感覚としてはチーズで塩気を補いたいところですが、もっとクドくなること必至。イケアのピクルス(残り物)もちょっと甘めの味付けなので、ドライトマトを摘みつつ。緑色のとぐろを巻いているものはジャンボいんげん。適当なサイズに切って炒めるのが正しいと思うんですが、おもしろかったので、そのまま茹でて塩つけて食べました。
 まだまだ大量に残ってたんですが、晩御飯にどーしても食べたくなったのが↓ 不格好、かじりかけですみません(笑)。

キャンドルホルダーより少し浅めのアールトボウル。塩入れにしてみました。これ、何色なんだかよくわかりませんが、イーッタラのアウトレットで8.8ユーロ(1500円弱)だったので自分へのお土産に買いました♪ 

↓カレリアンピーラッカやシナモンロールの作り方も番外編(ムーミン童話に出てくるメニューではないので)として紹介されてます。