グッズと原作

　ちょっと時間ができた（というか、暑くて仕事をする気になれない）ので、気になっていたことを調べてみました。
　まず、今年のアラビア2008夏限定マグOn the Beach。楽天でも10店舗以上のショップで取り扱っていますが、定価3990円のびっくり価格。↓は7月中はポイント5倍です。

　ボウルの取り扱いショップは3店ほど。5,775円ですが、マグと比べると値上げ幅が低いので、安めに感じるというマジック！

　ビキニ姿のスノークのおじょうさん。マグネット↓にもなってます。　

　これは、ムーミンコミックス10『春の気分』収録の「南の島へくりだそう」に出てくる絵です。
　北国の春を満喫していたムーミンに、新聞で「南の国では社交界と浜辺のシーズンが始まった！」という記事を読んだスノークの女の子が南に国に行きたい！ともちかけます。社交界とルーレットに惹かれたパパも便乗。あまり乗り気ではないママも、さっさと荷造り。
　↓適当な写真ですみません。これは南の国へ出発した姿（当然、コミックスには富士山は描かれていません）。前にaderinさんのブログで｢なんて言っているんでしょう？」という話で盛り上がりましたが、実際はパパが「忘れものはないかい？」と聞き、ママが「だいじょうぶ　磁石もあるわ」と答えています（筑摩書房版、冨原眞弓訳）。磁石(笑)？

　引っ越しのような荷物を積み込み、ボートで海を進むこと数日。南の島に上陸し、高級ホテルに迷い込みます。セレブの集うプールサイドで、ビキニがないから泳げない、と涙するハダカのおじょうさん！　高級ブチック（原文ママ）でビキニを見つけるものの、お金がまったく足りません。お金を作ろうと「カジノ…ビキニ…　カジノ…ビキニ…」とつぶやきつつ、ビギナーズラックで大金をつかみ、念願のビキニを手に入れます。鏡の前で「ちょっと挑発的すぎない？」とポーズを決める姿もキュート！

　ご覧のようにたくさんの買い物をして、ビキニに着替えビーチへ。
　物欲と虚栄と誤解に満ちた日々はあっという間に終わり、ムーミンらしい生活に戻っていくわけですが、そのあとの展開はコミックスを読んでみてくださいねー。

　フィンランド版カレンダー7月の絵ですが、『ムーミン谷の彗星』の最初のカットで、「ムーミンパパが、川に橋をわたしおえた」（講談社文庫版、下村隆一訳）という場面なので、やはりこれはムーミンではなくパパのようです。ちなみに、よく考えたら、ムーミンはこのあと出かける冒険でスナフキンと出会うので、旅に出てしまったスナフキンを思っている、ということはありえませんね。適当なこと書いてすみませんでしたー。上の画像ですが、カレンダーの上に重ねているのはミニポスター。色がカレンダーより少し濃いです。

↓劇場版ＤＶＤ。3000円ちょい。安い！

　もひとつ。ニョロニョロの数が偶数か奇数か、という件。ムー友さんがいろいろ数えた結果をメールしてくれたのですが国産グッズは偶数が珍しくないようです。『ムーミン谷の仲間たち』収録の「ニョロニョロのひみつ」を見ると、シルクハットを前にした有名な絵は11匹（あれ、匹、でいいんでしたっけ？　体？　人？　個？）。ボートに乗っている絵も3匹セットが多いです。

　アラビアマグも正面が3、後ろは17？　これは絵本の絵ですね。↓こちら、現在、底値の2,550円！

「ニョロニョロのひみつ」で、突然、家を飛び出したパパはニョロニョロと生活を始めます。そして明かされるニョロニョロの秘密とは!?　含蓄のある一篇、大人にもおすすめです。