ムーミン新刊ほか

Too2008-09-17

 まだ「新刊」かな。遅ればせながら『ムーミンのともだち』と『ムーミン谷のひみつ』を買いました。どっちも楽天ブックスは品切れですね!

ムーミン谷のひみつ (ちくま文庫)

ムーミン谷のひみつ (ちくま文庫)

 まず『ムーミン谷のひみつ』から。15年前に刊行された『ムーミン谷へようこそ』をもとに加筆改訂したもの。

 ハンディサイズで価格もお手頃。移動時に読もうと思って、まだざっとしか見ていません。すごい!と思うのは、原画がとても効果的に引用されていること。大人向けに訳し直された原作の一部が読めること。個人的にはこういうキャラ解説にまったく興味がないので、そんなふうに読み解く人がいるのか!と発見も多いです。そう?と同意しかねる解釈もあるけれど、“愛”があふれているので温かい気持ちで読めます。手っとり早くムーミンキャラについて知りたい人には最適。スクルットおじさんまで取り上げられていますし!
 ひとつだけ気になったのは、トーベ・ヤンソンが81歳で現役、と書かれている「序」の部分。もちろん「1995」と執筆時期が明記されているし、「あとがき」で補足はされているものの、冒頭からそれだとちょっと驚くし、誤解する読者もいるのでは。あ、もひとつ。表紙の絵、左側のトゥティッキが切られてますけど……。
ムーミンのともだち (講談社の創作絵本)

ムーミンのともだち (講談社の創作絵本)

 これは読みましたよ。あっと言う間に! お子さま向け。ギフトにも最適♪ 後半の、冬のムーミン谷など、とてもきれいな絵も多いです。がっ。“わたしの”スナフキンはそんな歌は作らない! “平成アニメの”スナフキン像(スナフキンに限らず、全体的な設定や世界観が)という感じです。
TORI(トリ)/ Vol.6 特集・おいしいフィンランド。

TORI(トリ)/ Vol.6 特集・おいしいフィンランド。

 昨日、書店で見かけて購入。2008年6月号なんですが、冒頭の「ミンネ メンナ」(意味はわかりません〜)というヘッドラインニュース的な記事が妙に古いのが笑えました。「フィンレイソンがエスプラナディにオープン」って記事があるんですが、それ、去年の夏にはもうあったよ? まぁ、全体的には写真もきれいだし、読み物も充実。個人的には食材図鑑みたいな記事に惹かれて買いました。フィンランド家庭料理レシピもあるんですが、「日本で作るとしたら」という配慮がまったくないのがむしろあっぱれ(笑)。自分がこの雑誌の編集だったら、「日本でフィンランド料理が食べられる店」とか「日本で買えるフィンランドの味覚」なんて記事も入れちゃうと思うんですが、あくまでも現地主義(笑)。もしかして編集部はフィンランドにあるのか?(違うと思います)。あと、フィンランド情報にはそこそこアンテナ張ってるほうだと思うんですが、発売されてることに昨日まで気付かなかったという奥ゆかしさもすごい! と、Amazonの情報によると発売日は9月1日!? 最終ページに「2008サマーイベントスケジュール」が載ってるんですが、ほとんど終わってるじゃん! ……人手が足りないんだったら、編集とライティング、手伝うよ(笑)?
 表紙もかわいいよ〜。開くとこんな感じ↓

 あ、ムーミンについては「MEK閉局お知らせ」で「サンタクロースとムーミン以外、話題になることのなかったフィンランド」と触れられているだけです。
 続いて、やはりムーミンが名前だけ登場するのが、『オーロラの向こう側』。

 北欧発傑作サスペンス!だそうです。女性弁護士が事件に巻き込まれた旧友から助けを求められ、自分の過去と対峙する、というストーリー。宗教モチーフ、サイコキラー、性的要因と、ミステリとしてはそんなに斬新ではないけれど、随所に出てくる北欧っぽさが魅力です。電話の相手を「ムーミントロール」と表現したり(意味はよくわかりません。妖精っぽいのか子どもっぽいのか、現実離れしているのか、そんな感じ?)、マッシュポテトを作るシーンが出てきたり、家具がイケアだったり。
↓おまけ。『北欧雑貨に会える店』も書店が発見。全国版で、実用度高し。でも、1650円って高くない?と思ってひとまず保留。本まで北欧価格にしなくても!

 ついでに。H&Mが上陸しましたね。建設中のときは何度か前を通ったんですが、オープン後はまだ行っていません。混んでそうだし。秋物のジャケットがほしいです。