初日(ヘルシンキ到着〜ホテル)

Too2018-01-01

 窓側の席ではなかったので、外の様子は見えませんでしたが、ヘルシンキは予想外に暖かく、雪もなさそう。年越しパーティーに呼んでいただいてたため、とにかく早くホテルに荷物を置いて、できれば一息つきたい! というわけで、ムーミンショップを冷やかす暇もなく、駆け足で外へ。まだクリスマスの飾りが残るヴァンター空港、とてもきれいでした。

 キオスクで1日乗車券を入手。来るたびに地味に値上げしているような? 空港があるヴァンターなどの近郊都市とヘルシンキ市内のトラム、メトロ、バスに24時間乗り放題のチケットです。

 今回はアパートメントホテルがカンピのそばなので、電車で移動。山手線のような感じで、どっちに乗ってもヘルシンキ中央駅に行けます。

 中央駅到着。ここまではスムーズでしたが、まず、メトロへの乗り換えで少しうろうろ。気温はプラス3度ぐらいかな。ダウンはスーツケースから取り出して着ましたが、そんなに寒くないです。いったん地上に出て、メトロに乗り換え。
 カンピとひとことで言ってもエリアは広く、ショッピングモールとバスターミナルは何度も利用しているのですが、メトロの駅は少し離れています。途中、大急ぎで通りすがりのスーパーに寄って、明日の朝食だけ仕込みました。明日は元旦だから営業時間が不安で、店員さんに「明日もやってる?」と訊くと、ニューイヤーなのに仕事さ!という自虐だったのか、あっはっはと笑いながら、「もちろんやってるよ!」と教えてくれました。
 エレベーターを探して右往左往しながら、なんとか地上へ。フィンランドに来たときに連泊したラディソン ブル ロイヤル(今思えばすごくいいホテルだった!)を目印にスーツケースをひいて歩きだしたものの、土地勘のないあたりだったため、軽く迷子に。ちなみにヘルシンキの夕方はすでに真っ暗で夜の気分です。

 今回の宿はHotels.com経由で、フォレノム アパートメント ヘルシンキセンター(Forenom Helsinki Center)を取りました。チェーンのアパートメントホテルで、便利な立地のわりにお値段お手頃。日によっても価格が違って、トータルすると5泊2名で437.84ユーロ。日本円の請求額は6万弱。食事がつかないと思うとそんなに安くはなかったような気もしますが、年末年始のため、連泊で取れる宿が少なく、ヴァークナや去年泊まったスカンデックシモケンタなどはもっともっと高かったです。
 フォレノム最大の特徴はフロントスタッフが常駐せず、宿泊当日の16時に暗証番号がメールとSMSに届くというシステム。支払いのことなどでメールをしたのですが、すぐに返信が来たので、対応に不安はなかったものの、ヘルシンキ到着時にまだ暗証番号が届いていないのはドキドキでした。カンピのショッピングモールなど、街中で飛んでいるフリーwi-fiを活用しようと、今回もモバイルwi-fiは持参せず、いざというときはドコモの海外パケット定額を使う予定。移動中に無事、メールが届きました(SMSは結局、届かず。理由は不明)。
 やっとホテル発見。ぐったり疲労困憊で、外観は撮っていません。建物入り口、ホテル入り口、エレベーター、フロア入り口、部屋と何回も暗証番号を入力して、無事に部屋へ。
 ……思ったより狭い!? スーツケースふたつ広げるスペースはあるので、十分広いのかもしれませんが、前回泊まったアパートメントが素晴らしかったので、ちょっとテンション↓ ヘルステン ヘルシンキ パーリアメントは古いけど、ゆったり優雅な雰囲気。こちらはモダンでコンパクト、無駄がない感じです。デザインは落ち着いた感じで悪くはないかな。ライティングデスクと食事テーブルも兼用。テレビもありました(つけなかったけど)。

 予想外だったのはベッドの位置。スタンダードツインにもいろんな部屋タイプがあるようですが、この部屋は入り口にベッドがひとつ、バストイレをはさんで、窓際にもうひとつ。

 友だちと泊まるなら、プライバシーが保ちやすい、いいレイアウトだと思いますが、カップル向きではなさそう(まぁ、新婚旅行とかでここに泊まるカップルはいないと思いますが(笑))。そして、やたらとクッションが多い(笑)。全体に、ザ・IKEAな感じ。

 トイレとシャワー。写り込んでいるのは生霊じゃなくてワタシです。ちゃんと撮っていませんが、意外なことにアメニティがありました。シャワーキャップ、ミニボトル入りのシャンプー&リンス、カミソリ、だったかな。洗面にハンドソープと、シャワーにシャンプー兼用のボディソープも。

 キッチンがない!?と思ったら、扉の奥に収納されていました。ちゃんと確認しなかったのがいけないのですが、これ、キッチンじゃなくてミニキッチンだ……。コンロはなく、調理に使えるのは電子レンジのみ。電気ポット、冷蔵庫(冷凍スペース付き)、ナイフやカッティングボード、カトラリー、食器など、最低限のものは揃っています。

 コンロがなくてちゃんと料理できないのも残念でしたが、困惑したのは電子レンジで使えるちょうどいいサイズのプレートがなかったこと。やたらと巨大でレンジに入らないか、ソーサーぐらいのサイズしかない(笑)。流しもないので、ユニットバスの洗面で洗い物をするしかない(地下のランドリー横に大きなシンクがあり、食器が置いてありましたが、客が洗ったものなのか、スタッフ用なのか不明。汚れた皿をエレベーターで持って降りるってナシですよね〜)。カッティングボードもでかいので、洗面で洗うのが大変。あと、コーヒーメーカーがあると書いてあったので、フィルターとコーヒー粉を買っていったのですが、ネスプレッソに取って変わられていた! カプセルが無料で提供されていて、結果としてはラッキーだったと思うのですが、最初は使い方がわからないし、苦いし(笑)。それと、毎度思うのが、食器などの収納位置ね。棚のいちばん上、高すぎるよ! ホビット族に対する挑戦か(笑)!
 ホテルの口コミをお探しの方もいらっしゃると思うので、ボヤキついでにまとめて書いておくと、ここ、とても寒かったです。暖房は壁際のオイルヒーターのみで、温度調節のダイヤルがあるのですが、壊れているのか、マックスなのか、触ってもまったく熱くない。もしかしたら、気温に合わせて建物全体を中央制御していて、現地の感覚だと「まだまだ寒くない」と判断されたのかもしれません。掛け布団も薄いの1枚だし、最初の夜は震えながら就寝。翌朝、チェックアウトした部屋を片づけている清掃スタッフがいたので、「寒いので、追加のブランケットをください」と頼んだら、「オーケー、◎号室ね、あとで届けとく!」と快諾してくれたのに……届いておらず。予備の用意がなかったのか、忘れられたのか、不明。年末年始ということもあってフロントは不在なので、メールをしたところ、「すぐに対処するね」というオートリプライが来たきり、「問題が解決してるといいんだけど」という返信が来たのはチェックアウトの前日。結局、2日の夜だったか、フロントスタッフが来ていたので、直訴したら、今度はちゃんと届けてくれました。他の宿泊客も要望がたまっていたのか、スタッフの前には列が(笑)。スタッフの方はとても感じがよくて、フィンランドの方にはめずらしく、長引く客の話をうまくさばきながら、途中で他の客のリクエストも確認して、すぐに解決できそうな案件にはささっと対処するという技を発揮。トータルでは悪い印象はなかったですが、また泊まりたいかというとどうかなぁ。出張みたいな短期滞在で、ひとりで、予算がないときならいいかもしれません。地下には洗濯機と乾燥機、各2台あり。ほとんど残っていなかったので、持参したボールドジェルボールを使いましたけど、洗剤のボトルも置いてありました。
 メモ:ヘルシンキの宿は案外寒い。ラップランドの宿はむしろ暑い。
 メモ:アパートメントホテルにはティッシュもメモ帳もペンもない。

 年越しパーティーもあまり写真を撮れなかったので、まとめてアップするつもりでしたが、長くなってしまったから明日に続きます〜。