友井雄亮くんのウルルンを録画して、『SHISEIDO presentsビューティ・クライマックスはじまる Tokyo美人物語〜本当のキレイを探す旅〜』(長い)という、約1時間半のドキュメンタリー?バラエティ?番組を見た。予告番組を見かけたんだけど、明らかに詰め込み過ぎな感じで、どーなるんだろ?と思って。
伊東美咲がチェ・ジウに会いに韓国へ→蛯原友里と井川遥がバリ島へ→栗山千明がNYでオノ・ヨーコの半生を紹介&オノ・ヨーコのインタビュー→東京に残された(?)篠原涼子は栗原はるみ、山本容子、蜷川実花を取材→後藤久美子南仏の豪邸セレブ生活(一部、順不同)
予想どおり、詰め込み過ぎ。合間合間に進行役の4人が登場するドラマ風のCMが入るので、ますますワケがわからない。というより、全体が壮大なCMだったんだろうな。バリのスパにはしっかり資生堂コスメが置いてあったし(しかし、井川遥は化粧直しの余地がないほど、すでにしっかりメイク。わざとらしくローションを腕にはたいてた)。
4人のなかだと篠原涼子がババ(貧乏クジとおばあさんのWミーイング)。衣装も首にネジネジ((c)中尾彬)巻いちゃってて、首のシワを隠さなきゃいけないほどのトシじゃないでしょうに。栗原はるみの自宅や山本容子のアトリエ訪問はそれなりにおもしろかったんだが、「今日は仕事を忘れてお酒でも」「仕事に疲れたらちょっと一杯」というような意図のことばかり口走っていたのが気になる。蜷川実花とはバーで飲んでたし。溺れる人?
あと、ホームページを見てみたら、「ここ数年テレビでは見かけることのない大物ゲストがフランスの豪華なご自宅を初公開!」って書いてあるんだけど、後藤久美子ならタイヤにまたがったお尻のCMをしつこく見かけてますけど? が、後藤久美子は目に力があるというか、いい表情をしていたなぁ。「掃除と洗濯はしない」って言い切ってたけど、じゃあ、誰がしてるんだろ? メイドさん?
しかし、なんといってもオノ・ヨーコ! 72歳ですってよ。「ジョンのファンのため、と思ってやってきたことが、実は自分のためだった」「柔道でも、攻め込んでいく側より、受け身のほうが強い」と、見事な受け身哲学を披露。やや世代の古さを感じさせる一面もあったものの、約50年前に20歳でNYに渡ったっていうんだから、十分、攻めの時期もあったわけだ。番組的には栗山千明だけが直接、オノ・ヨーコと対面できていなくて妙ちきりん。木に座るためだけにNYへ? が、他のインタビューがグズグズだったせいで、栗山千明のナレーションメインのナビゲートがかえって引き立って見えた。災い転じて。
聞き手の女優が相手に「本当のキレイって?」と問いかけるのがお約束だったのだが、どうもみんなモゴモゴ言っててはっきりしない。ま、そんなこと聞かれても困るだろうけど。で、それもやはり忘れられないのがオノ・ヨーコ。「いろんなものを破壊する戦争は汚い。それ以外は全部キレイ」。明快でした。