愛・地球博、続報!

Too2005-08-11

愛・地球広場ステージ

 愛・地球博フィンランド・イベント「ムーミンの日〜フィンランドからのグリーティング〜」の様子をざくっとご紹介します。
 実は我が家のムーミンの夏・最大イベント(春頃、公式サイトで募集していたコトに応募したらなんと! この件も追って詳しく書きます)が明日に控えているので、あまり細かく書く時間がなくてごめんなさい。
 デジカメでもっとよい写真もいーっぱい撮ったのですが、重くて整理できていないので、まずは携帯カメラ画像のみです。


 万博会場駅に到着したのは午前11時半。マンモス館の整理券配布に出来ている長蛇の列に見向きもせず、ショーが行われるという愛・地球広場へ。大きなステージ前に、まばらな人影……。20〜30人ぐらいしかいない。なんで? 前から2〜3列めに陣取って腰を下ろしたら、その理由が即座に判明。熱い、足が燃える。地面からの照り返しが燃えるようで、さえぎるものもなく上から照りつける太陽も強烈。12時スタートまでの10分がいちばん辛かった。今、ここにモランがいたらモテモテだろうに。


 12時、アナウンスが流れ、スクリーンに60周年のロゴが。
 司会進行通訳は、日系らしい女性。あまり日本の事情に詳しくはないようで、スノークメイデンの紹介を「日本ではときどき、ノンノンとも呼ばれます」と言っていた。
 その隣はタンペレムーミン博物館の館長さん。

 前置きトークがあったあと、着ぐるみファミリー登場!! 顔が籐細工のようなメッシュになっていて、中の人の顔までは見えないものの、気配はありあり。こんなタイプは初めて見たので、思わず爆笑&大興奮。
愛・地球博に二度目の来日!」ということらしいのだが、前回の来日組はもっとキュートだったような……。
 スニフなんか司会のお姉さんに「この間抜けな顔をした動物はスニフって言います」とか紹介されてた。表情が暗いのは夏バテだか時差ボケだかのせいらしい。


 なにしろ、かぶりものなしでも耐えきれない暑さ。着ぐるみさんたちはいったん姿を消し、スライド上映。「貴重な原画」との触れ込みだったが、1/3ぐらいは単に小説の挿絵だし。
 おもしろかったのは、タンペレ博物館の紹介VTR。フィンランドの子供たちへのインタビューや館内の展示物の様子、トーヴェさんのコメントなど、あまり見た記憶がないものだった。


 続いてスナフキン役の人(最初見たときは、おっさんやん!と思ったが、どうやら歌手らしい)がマントとマフラーと帽子をとって、中の服(黒づくめで十分暑そう)で登場(スナフキンがいなかった、と書いている方は扮装解除時を目撃されたのでは)。
 フィンランドに縁の深かった東山魁偉の作品をスライドで見せ、彼が愛したというフィンランドの歌(しっとりバラード系)をギター弾き語りで熱唱。ムーミンと関係ないやん!と思ったものの、これが意外に絵も歌もよかった。炎天下でなければ、もっと感動できたと思う。


 スナフキン役の人の演奏に合わせて、ダンスタイム。

「友好の証にいっしょに踊りましょう!」と呼びかけられれば、カメラなんか置いて踊りたいですよ、ええ。でも、この暑さに踊りはないって! ごめんよ、着ぐるみさん。


 時間が余ったのか、「トーヴェさんの作品の世界をさらにご紹介します」とスクリーンに作品が映し出されたものの、後半は撮影タイムに突入。

 サービス満点だったのがリトル・ミィ。いちばん暑くないからね。スカートがかなりミニなのがちょっと気になる〜。
 50分ぐらいで一回めのステージは終了。すぐに13時からの2回目がスタートしたが、水と栄養を補給するために退散しました。

北欧館訪問

 16時〜と17時〜の2回、20分間、ということで、15時頃からグローバルコモン4付近で待機。というか、熱射病ギリギリだったんで、おいしいというウワサのブルガリア館で遅めの昼食をとったあとはのんびりうろうろ。この時間帯、暑さも人出もピークで、どのパビリオンも行列が出来ている。初めて入ってみたのは、唯一、誰も並んでいなかったコーカサス共同館。隣のオランダ館前にはミッフィーの着ぐるみが登場して、人気を集めていた。(悔しいが、ミッフィーの着ぐるみのほうが普通にかわいい)
 北欧共同館の前では、ニョロニョロ輪投げに参加した子供たちにバッヂを配っている。
http://www.dreampocket.co.jp/hp/goods/moomin/21_yunyu_g/index.html
「あ、ムーミンのバッヂだ!」との声に誘われて、数人の大人に混じって手を出す。……北欧館のバッヂだった。(このときはやる気なさそうなお兄さんが担当だったのだが、その後、テンション高めのお姉さんにチェンジ。景品もドローイングボードにグレードアップされていて、喉から手が出たものの、子供の多さに断念)。


 15時半頃、急に北欧館の行列が長くなり、慌てて並ぶことに。前に並んでいた万博マニアっぽいおじさんが「いつもは15分も並ばずに入れるけど、ムーミンが来るからね」と周囲に解説。それを受けて前の女性二人組が「ムーミンって緑色だっけ? 青だっけ?」と議論を始めたので、思わず「白ですよ」と教えてあげる。
 20分ぐらい並んで入場。登場する気配がないので、ぐるりと館内を見て回る。んー、立派なパビリオンを見てないからわかんないけど、あんまり気合は入っていない様子。ショップの商品もアラビアの食器、リュック、バッジ程度で、食指が動かず。
 入り口で空の封筒を配られたのだが、アドカード(ノキアのとか)を自由にとってお持ち帰り下さい、という趣旨らしい。その横にムーミンポストオフィスのコーナーがあり、着ぐるみムーミン一家のポストカードに住所とメッセージを書いて渡すとフィンランドから返送してくれるサービスが! 「ひとり1枚」とのことで、まだまだ残っていた。


 閲覧できるムーミン本と椅子(2万円ぐらいするやつ)のコーナーをお兄さんが片づけ始め、いよいよ訪問タイム! 人垣がどんどん大きくなっていく。

「会場が狭いので」という言い訳で、登場したのはパパ、ママ、ムーミンスナフキン、ミィの5人。簡単なトークと、またまた歌&ダンスのあとは撮影会。今度は2ショット写真が撮れるとあって、日本人、燃えまくり。やはりスナとムーミンの人気が高く、パパ(背が高くてちょっと怖い)とママはやや不人気。着ぐるみは時間に限界があるのか早めに退散し、残ったスナとミィはサイン攻めに。あまりにも気の毒で自粛したのだが、もらった人に見たところ、ミィのサインは「little my」という非常にシンプルなもの。スナフキンは帽子のイラスト入りで、名前以外にもメッセージ入り(フィンランド語?)。最後は係のお兄さんが「暑いですから」と、強引にスナをファンから引き離し、1回めの訪問は終了。

おまけ

 あまりにも疲れたので、近くのチェコ館で生ビールとスイーツを食べて一休み。さらにベルギー館でチョコトリュフソフトクリームを食べ、意外にすいているロシア館へ。マンモスの復元骨格、ウワサどおりなかなかの迫力でした。
 20時半から、ムーミンファミリー全員がオールスターショーに出演!との情報もあったものの(フィンランド館のお姉さんいわく「さっき、フローレンはモリゾーとキッコロちゃんに会って、同じ森の生き物ということで、共演を楽しみにしています」)、東京に戻れなくなるので後ろ髪引かれつつ、帰路に。 行きがスムーズだったので油断していたら、危うく新幹線の最終に乗り遅れるところだった! いやはや。朝6時に起きて、自宅に戻ったのは夜1時半。長くて暑い一日でした。