新聞2題

Too2010-05-21

 先日、フィンランドから届いた包みに、これでもかっ!と新聞が詰めてありまして、ざくざくたたんで古紙回収袋に入れてたら、ムーミンと目が合いました! 

 laとsuが曜日だってことだけはわかります(笑)。la(土曜日)にハメリンナでコインロッカーから締め出されそうになって危機一髪!という事件があったので、たぶん、laだけは一生忘れない。あと、メノパルー(往復)も。
 そんなことはさておき。展示の広告かなー?と思ったのですが、TEATTERIはTHEATER(劇場)っぽいですね。で、ウムラウトのついていない部分を翻訳してみると、TAIKATALVI→冬マジック。あ、公演の情報だ! 愉快な着ぐるみの写真じゃなくて、原画なのねー(笑)。

 ムーミンの上のオスカー・ワイルドみたいなポーズの人(あ、ドン・ジョバンニ、オペラですね)や、右側のメガネの人がターバンの人の肩を抱き寄せてる写真も気になるなぁ(笑)。
 もひとつ。昨夜、Twitterでも速報入れましたが、朝日新聞夕刊に“「ムーミン」にひそむ翳り 「おとなむけ」小説家ヤンソン」という記事が出ていました。新聞や雑誌の誌面をブログに載せるのはNGだと思いますので、ぜひちゃんと読んでね!という意味で、雰囲気がわかる(文字は読めない)程度の写真を。会社とかだと夕刊は取っていないところも多いと思いますが(図書館はどうかなー?)、お近くの朝日新聞に頼めば、バックナンバーも入手可能だと思います。

 冨原眞弓先生がタイトルどおりの文章を書いていらっしゃいます。ムーミンでしかトーヴェ・ヤンソンを知らない読者にの興味をそそりそうな、いい記事だと思いますが、なぜこのタイミングで掲載されたのか、謎。
↓お名前の漢字が変換できないのでコピペしようとアフィリ検索。む、楽天ブックスの表示の漢字も間違ってる〜。

 で、やむなく平仮名で検索かけてみたら、こんなのがヒットしました! 岩波市民セミナーで、冨原先生がムーミンに関する講演をなさるようです。6月なので、まだ間に合いますが、定員は40名。全4回で8000円。こんな情報、知らなかったなー。どっかで紹介されてましたっけ? 雑誌とかテレビなら、すかさず記事の後にこういう情報を入れるものですが、新聞って違うのねー。
岩波書店
 興味はありますが、仕事の予定が見えないので無理っぽい。それに、常々疑問なんですけど、どうして冨原先生のヤンソン論は親子関係に終始してしまうんでしょうか。俺(が読みたい/知りたい)のたぁ違うな(倉石検視官の口調でどうぞ!)
 もちろん、翻訳ワークには深く感謝してます。わたしがムーミン以上に好きな大人むけのヤンソン作品が日本語で読めるのはひとえに先生のおかげですから! ↓ムーミン以外の作品の入門編としてオススメ!

↓少女時代のエピソードが折り込まれているので、ムーミンと比較して読むとおもしろいです。

↓ノンフィクション度が高めで、地味なのにワクワクする一冊。

↓こちらの訳者は渡部翠氏。ムーミンの次に読むとしたら、これがイチオシかも。

↓よく絶版と誤解されていますが、フツーに流通してます。が、これ、新装版作ってくれないかなー。今では日本でも手に入りやすくなった食材も多いと思うので、訳やらフォントやら見直して、サイズもハンディな感じで! ところどころ文章的に意味不明なところがあるし、「、」が「,」なのがすごく読みづらいんですよねー。