『ムーミンマグ物語』

 数年越しのプロジェクト『ムーミンマグ物語』(講談社)がいよいよ形になってきましたので、ご報告させていただきます。↓の写真はまだダミーですが、下半分の白い部分は帯。帯をはずすと……↑という写真はまだお見せできません〜。どうぞ実物を楽しみになさってくださいね!
 ノーザンライツフェスティバルでもらったチラシによると、4月10日発売予定/予価2700円(税抜)だそうです。

 まるで人ごとのような口調ですが、“なんで早く教えてくれなかったんですか〜”的なニュアンスをこめて「チラシ見てびっくりしましたよー」と冗談っぽく編集さんに言ったところ、編集さんも驚いてらしたという(笑)。大手出版社なので、各部署からたくさん出る新刊のタイミングを調整したり、部数にもとづいて定価を上げ下げしたり、といったことがあるようです。
 ちょっと高く感じられるかもしれませんが、ヴィジュアルブックですので、マグの写真が美しく見えるゆとりあるデザイン、良い紙にこだわっています。私は著者という扱いではないので、あまり前面に出ることはないかと思いますが、まえがき以外の文章をほぼ全部担当させていただきました。となると、よく聞かれるのが、「スコープさんの連載が一冊の本になったの?」ということなのですが、すべて書き下ろし、別ものとなっております。もちろん同じ人が同じものについて書いているわけですから、似てしまう部分はあるかと思いますが、長さも違いますし、できるかぎりデジャヴ感のないように書き分けを心がけました。
 使いかけですが、三越ムーミンプレミアムコレクションで調子に乗って作ったネームシール。もうネームシールも何回も作って余っているので、これだ!と思って作ってみましたー。

 森下圭子さんが翻訳中の評伝は発売が少し延びます。4月3日には『ムーミン谷の絵辞典』(講談社)も出版になりますが、『マグ物語』の予算、ぜひぜひ残しておいてくださいね!
 もうひとつご報告すべきムーミンウェディングのほうですが、特に進展はありません。いろいろお待たせしていてごめんなさい〜。