ムーミングッズ屋敷2&トゥーリッキ

Too2005-08-18

 今日の一枚は洗面まわり。60周年記念グッズの洗面グッズシリーズのなかでは、ニョロニョロのソープディスペンサーだけ、買いました。http://www.dreampocket.co.jp/hp/goods/moomin/19_toire/0119-0508006.html
 ソープディスペンサーはムーミンのポーズもなかなかいい感じなのですが、ふたつもいらない(そもそもすでに泡で出てくるハンドソープを持っていた)し。


 おとなり日記で、他の方のブログを見ていて、気になるページを発見!
http://d.hatena.ne.jp/tuuti/20050817
 トーヴェ・ヤンソンさんと生涯を共にしたトゥーリッキ・ピエティラさんについて。
 だいたい知っていることばかりだったのですが、翻訳者・作家の渡辺翠さんから何年か前に聞いた情報として、
>>男性の恋人も、ヤンソン女史にはけっこういたんだということを伺いました<<
 スナフキンのモデルが初恋の人だと読んだことはあったけれど、「男性の恋人“も”」「けっこういた」って、なんてゴージャス! 孤独を愛する孤高の人(というイメージの)トーヴェの、知られざる一面ですな、本当のことだとしたら。
 ついでに、「トゥーリッキ・ピエティラ」で検索をかけてみたところ、さらに検索結果をまとめたページに遭遇↓
http://rubycafe.com/artcafe/archives/booksclassic/tove_tuulikki_resource2.php
http://rubycafe.com/artcafe/archives/booksclassic/janson_resource.php
 とてもよくまとめられていて、rubyさんの視点や主張も明快かつ痛快、です。
 実は以前、とある会報で「最近、トーベ・ヤンソンが同性のパートナーと長く暮らしたレズビアンだと知った。生前、カムアウトしてくれなかったのが残念」というコメントを目にして、不快に思ったことがありました。いや、誤解しないでいただきたいのは、トーヴェさんのセクシュアリティがなんであれ、また、誰がレズビアンであれ、そのことはノープロブレムだし、むしろ、そういうふうにウェルカムしたくなる気持ちもわかります。なんだかなーと思ったのは、当人がカムアウトしていないのに、なぜ、レズビアンだと断定できるのか、ということ。矛盾していませんか? そして、そのことに、セクシュアル・マイノリティであるはずの書き手が、無神経であること。
 今回、「フィンランドレズビアンアイコン:トーベ ヤンソン」という記事を見て、またまた悲しくなりました。ロールモデルの少ないセクシュアル・マイノリティにとって、アイコンが重要なのはよくわかります。でも、『ムーミン谷の夏まつり』でスナフキンに公園の「〜〜するべからず」という立てふだを抜いてまわらせたトーヴェには、どんな内容にせよ、レッテルをはってほしくはないのです。
 一方、トゥーリッキさんという存在をなかったことにして“生涯独身”とか“孤独”といったレッテルをはろうとするメディアにも、当然、頭にきています。本来、そっちをもっと批判すべきなんでしょうけどね。(←今は力が尽きました)。
 ついねじまがってしまったのはきっと、作家の属性にあまり興味がないほうだから。作品は作品として、それだけを楽しめばいいと思うんです。あと、ブログには個人的なことは書かないつもりだったのですが、勢いで書いてしまうと、自分がオープンなバイセクシュアルだから(ブログ上でだけカムアウトしているセクシュアル・マイノリティの人は多いですが、その逆)。同性と長く生活を共にしていても、バイセクシュアルを自認している人もいますし、そういうこととは別に仕事は仕事として評価してほしいと思うんです。でも、はっきりしておかないと、誤解されたり、なかったことにされたりするかもしれないので、書いてみました。ま、セクシュアル・マイノリティなんて、どこにでもいるし、そんな特別なもんじゃないんですよ、ほんと。