12日め(ロヴァニエミ空港〜街〜空港)

Too2018-01-17

 さて。1月11日、朝5時半起床。まだ外は真っ暗です。残ったもので朝御飯。相方はカップヌードルを食べてます(笑)。

 いつもの我々なら飛行機の時間までだらっとファームで過ごすところですが、ロヴァニエミの街にムーミンカフェがオープンした!と知り(実際は数日前に街に行ったときすでにオープンしていたのですが、カフェの公式サイトにまだ情報がなく、ファームについてからSNSで知って悔しい思いを〜)、もっとお土産も買いたかったし、セカンドハンドのお店も閉まっていたし、時間はあるんだからがんばろう!ということに。
 調べたところ、最寄りのバス停からの空港行きのバスは7時25分か9時11分。前日、ファームのヤンネに7時台のバスで空港に行きたいんだけど、と相談したところ、その時間はヤンネとお父さんは牛の仕事があり、妻は子どもの世話、上の子たちのスクールバスがなんとかかんとかで、とにかく送迎ができないので、迎えを手配する、ちょっとお金かかるけどいい?とのこと。去年はお母さんが送迎してくれたよね?とか思いつつ、迎えの手配をお願いしました。

 外はまだ真っ暗。霧氷というのでしょうか、キラキラしたものが降っています。空気が凍るダイアモンドダストともまた違う感じ。

 7時10分過ぎ。マイクロバスが到着……乗り込むファームの子どもたち。え、これ、スクールバスなん!? よくわからないけど、我々だけ5ユーロだかか7ユーロだか払って、バス停まで送ってもらいました。

 もうすぐバスが来るからね〜とまだ真っ暗なバス停に置き去りに。景色はきれいだけど、寒いし、不安な気持ち。

 25分頃、無事に長距離バスがきました。確か去年は満員だったけど、時間が早いので貸切りでした。気温はマイナス12度。

 ロヴァニエミの空港に着きました。

 スーツケースをどうするか。いったん街まで行ってしまってバスステーションのコインロッカーを使うか、先に空港に立ち寄って預けていくか。バスの建物=ロッカーとバス停留所が離れている可能性があり、先に空港に寄ることにしたのですが、問題点が2つ。ロッカーがあるのか?ということと、空港から街までバスがあるのか?ということ。
 8時半頃、到着。ラップランドの玄関口ということで、大きめの空港なのですが、あまり人けがない……。朝のフライトもあるので、チェックインカウンターなどは開いていますが、我々が乗るのは15時なので、まだ荷物預け入れはできません。

 コインロッカーは見当たらず、ラゲッジスペースを発見。隣の自動販売機みたいなのにお金を入れると開くんじゃない?と試みますが、まったく作動せず。っていうか、冷静に見るとこれ、どう考えてもパーキングの機械です(笑)。駐車券ないから反応しないわけだー。

 インフォメーションはあるのですが、人がいません。仕方なく、フィンエアーチェックインカウンターのおねえさんに訊ねると「そっちのインフォメーションで聞いて!」とクールに言われました(涙)。つれないわぁと思いつつ、インフォメーションのインターフォンで状況説明。「んー、今行くから!」と切られて、しばし放置。やっとスタッフが来てくれて、ようやくわかったのですが、インフォメーションで料金を払うとスタッフが鍵を持ってラゲッジルームに行って開けてくれる、という仕組み。つまりフィンエアーのお姉さんは冷たくインフォメーションにたらいまわしたわけではなく、「インフォメーションの人が開けてくれるから」と言いたかったんですね。すみません……。もうひとつ、これはあとから判明したのですが、インフォメーションのスタッフはセキュリティチェックの人が兼任(!)。通常はセキュリティゲートで手荷物や身体検査をしていて、呼ばれたときだけインフォメーションデスクにやってくる、という。どうりで時間がかかったはずです。
 ラゲッジルームは8ユーロだったかな。荷物ひとつあたりいくら、ではなく、1回使用するのにいくら、という感じ。
 ついでにバスについて訊ねると、今の時間は街に出るバスはない、とのこと。昨夜、グーグルマップで調べたときも空港から徒歩15分とかのバス停に行けと表示されて、おかしいなぁと思ったのですが、そういうことだったのか!

 この電話でタクシーが呼べるから、と教えてくれました。空港から街までお願いしまーす、と言うと、何人?と聞かれました。ちなみに、さっきバス停を探してうろうろしたとき、タクシーが何台か停まっていました。大きいのも、小さいのも。タイミングがよければ呼ばなくてもタクシーに乗れると思います。

 9時ぐらいにタクシーに乗って、約30分。料金はいくらだったかなぁ、30〜40とかかな、またレシートが出てきたら訂正します。効率よく街まで出られたので、悪くはないと思います。特に指定はなかったので、シティセンターでお願いすると、スーパーとサンポセンターの間ぐらいのホテル前で降ろしてくれました。まずはまたツーリストインフォメーションに行って空港に戻るバスの時間を再確認。余裕をもって、12時15分のバスで戻ることにしました。

 気温はマイナス12度。川が近いせいか、風なのか、かなり寒く感じます。

 ムーミンカフェの場所を確認。サンポセンター1階なので、とてもわかりやすいです。これは建物の内側。この時間はまだ開いていません。

 30分ほど、スーパーへ。ヘルシンキで見つからなくて、サンタ村は高かったトナカイチップスを買いました。このスーパー、トナカイ専用コーナーがあってなかなかおもしろいです。が、トナカイチップスの価格はヘルシンキのほうが安かったような(笑)。

 ムーミンカフェに戻ってきました。開店後は建物の外からも中からも入れます。

 店内はかなり広々としています。基本的なデザインは他の店舗と同じで、グリーンを基調に壁には原画イラスト、お子さまが遊べるテントやハシゴ、本などがあります。
 
強いていうなら他の店より物販コーナーが広め。グッズも充実していましたが、カフェ限定グッズは少ないので、ムーミンショップなどで買える通常のグッズの取り扱い数が多い、という感じ。カフェ限定なのかどうか不明でしたが、ヘルシンキでは見かけなかった、ニンニのエコバッグを見つけたので購入。女の子の権利向上キャンペーンのためのアイテムだと思います(後日、ヘルシンキのストックマン店に行ったら、同柄の別色バッグ、トレイもありました)。

 時間があまりないので、シナモンロールとブルーベリーの焼き菓子、コーヒー、ジュースを。好きなカップを選べるシステムも他の店舗と同じです。ほんとはお土産にニョロニョロのメレンゲを買うつもりだったのですが、見当たらず、訊いたけど通じず(笑)。ハッティバッティ(ニョロニョロ)だけは通じたようで、「ペンならあるけど(笑)」と言われました。それじゃないー。メレンゲフィンランド語でマリンキッ(マとメの間ぐらいの発音?)だとグーグル翻訳先生に教わり、後日、ストックマン店で言ってみたら通じたけど、やはりメレンゲは品切れでした。人気なのか、タイミング次第なのか。

 30分ほど休んで、セカンドハンドのお店へ。開いてる!

 最初に来たとはハマったのですが、さすがに冷静に駆け足でぐるっと。ここの魅力は品数が豊富で、ヘルシンキに比べるとお値段もお手頃なこと。しかしもうスーツケースもいっぱいなので、小物をちょこちょこっと購入。

 バスの時間まで少し余ったので、川のほうを散歩。かなり霧が出ていて、きれいだけどすごく寒いです。

 あたり一面、真っ白。

 早めにバスを待っていたのですが、後から来た人が我先にと乗り込んでしまい、ぎゅうぎゅう詰め。フィンランドでラッシュを経験するとは!

 サンタ村や空港をまわるバスなので、観光客中心ですが、地元の方も多く利用しているようで、あちこちで停車。うーん、帰りもタクシーでもよかったかも。13時ぐらいに空港につき、もう外に出ることはないのでフィンランド用のダウンなどを畳んで仕舞い、スーツケースを預け入れ。免税品も預けてしまうので、カウンターで書類にスタンプをもらいました。

 14時のフライト予定で、あと1時間か〜と思っていたら、雪のせいか、まさかの1時間遅れ。空港のショップは楽しいけど、割高です。

 ムーミンカフェを10時のおやつとするとお昼を食べていないので、軽食を。高くてびびったけど、ここのパン類、とても美味しかったです。遅れるってはっきりわかっていたらスープランチ食べたかったなー。

 1時間遅れで15時発、ヘルシンキには16時10分すぎに到着。

 国内移動の機内には各自モニターはありませんが、共同(?)のモニターでフィンランドの各地を紹介するドキュメンタリーが流れていて、案内人のまさかのトゥーティッキコスプレに目がクギヅケ。この番組、おもしろかったので、ヘルシンキ→日本便の機内で他のもいろいろ見ました。コスプレは灯台アーキペラゴを紹介するこの回だけでした(笑)。

 機内サービスでブルーベリージュース。だんだんとお腹がすいてきましたが、機内販売は高いのでがまん(笑)。

 ヘルシンキ到着。乗り換えに2時間見ていてましたが、1時間しかありません。免税で買い物もできず、出国をすませて、足早に搭乗ゲートへ。

 日本便はいちばん端のほうなので遠いです。

 と、搭乗口まできてしまってから、免税書類を出していないことに気づきました。フィンエアーカウンターに日本語を話せるスタッフがいたので、場所を聞き、時間を確認して、大急ぎで戻りました。搭乗ゲートが56とか57で、最寄りの免税カウンターが30いくつか。大汗かきつつも、このときはけっこう買っていたので、無事に手続きができてよかったよかった〜。
 帰りの機内食などは明日に続きます!

11日め(ファームステイ最終日)

Too2018-01-16

 早いもので、ファーム最終日。この日はメモもまったくとっていなくて、時間もあいまいなので、ささっと記録しておきます。
 ブルータイムの写真が撮りたくて、少し早起き。

 朝御飯。

 母屋に宿泊費を払いに行きました。明日の送迎のことも決めないといけないし。待っている間、食事スペースにあった時計を撮影させてもらいました。「ムーミンハウスをつくる」の時計そっくり!

 明るいうちに雪玉ランプやヘムレンさんの写真を撮ろうと思っていたのですが、この日、夕陽がものすごくきれいで! ファームのおじいちゃんとかもわざわざ「夕陽だよ」(たぶん、そのようなことを言っている、たぶん)と教えてくれるほど。刻々と色が変わっていくので、ヘムレンさんどころではありません(笑)。

 写真もいーっぱいあるので、また時間があるときに選んでアップしますね。

 途中、お腹がすいたのですが、部屋に入りたくない〜。残っていたパンにトナカイサラミやスモークサーモン、チーズをはさんで、まさかの立ち食い(笑)。あまり出番がなかったけど、アフタヌーンティーリビングのポットも役立ちました。

 こんな色の夕陽はこの旅で初めて。

 雪玉とも今夜でお別れ。

 晩御飯。残った食材で豪華に。

 マッカラ、どーん。今回はマッカラを炭焼きはできなかったけど、フライパンでもパリッと焼けばそこそこ美味しいです。

 この日は隣室が静かで、無事にサウナと温水シャワーを使うことができました。
 明日、日本に帰る日。いつもの我々ならぎりぎりに空港に行くところですが、今回は思い残すこともあり、がんばって早めに行って、ロヴァニエミの街に出てみることにしました。明日は早いので、早めに就寝〜。

10日め(雪玉ランプ)

Too2018-01-15

 1月9日、10日め。10時ぐらいに目は覚めたのですが、だらだらと過ごして11時頃、朝御飯。

 食材が乏しくなってきたので、インスタントスープなど。

 13時頃、スノーシューを借りて、湖の向こう側に見えているライトアップの正体を見にいってみました。
 貸しコテージ、サウナ、犬ぞりの拠点があるもよう。写真はいっぱいあるのですが、ちょっと時間がないので、ひとまずさっくり更新しちゃいます。
 にわか雪が降るなか、雪玉ランプごっこ。雪がサラサラすぎてまったく固まりません。ペットボトルで水を運んで、手をびしゃびしゃ(手袋凍ってパリパリ)にながらがんばりました(相方が)。

 くたくたになって、15時半頃、お昼御飯。サーモン寿司、再び。

 17時頃までのんびり。ファームの牛乳がおいしすぎて、あっという間に飲んでしまったので、お代わりをもらいにいくことに。母屋でお願いすると、「ストックがないから牛舎に行ってみて、ヤンネがいるから」とのこと。牛舎入っていいの〜!?と、わくわくしながら向かうと、手前の部屋でヤンネが作業中でした。持っていったボトルをシャーッと熱湯消毒してくれて、ジョウゴをセット、「押さえてて〜」と言いつつ、大きな缶から牛乳を詰めてくれました。笑っちゃったのが、母屋にも牛乳がないと気づいたヤンネ、缶に牛乳を入れて、「母屋に届けてくれる? 重いから気をつけてね〜」と! 片手には自分の牛乳ボトル、片手にフタもしていない牛乳の缶。絵本のムーミン気分で、よろよろと母屋に戻りました。

 この日は曇り。「昨日は大きなオーロラが出てよかったね!」というヤンネに、「今夜は無理かな?」と聞くと、「スリープ!」と言われたので、ゆっくりサウナに入って早めに寝ようと思いつつ、コテージの裏で雪玉遊び。
 暗すぎて写真がうまく撮れず。

 晩御飯はサーモンスープ。

 20時半。さぁ、サウナへ!とシャワーを浴びようとしたら……水しか出ません! そういえば、お皿を洗うときにいつもは温水が出たはずなのに、水が冷たいなぁと思ったのですが、サウナ温めていると暖房が止まるからじゃない?とトンチンカンなことを言い合って納得してしまったのがいけなかった。すでに服も脱いでしまい、どうすりゃいいの!?とパニック。時間も時間なので、電話をするのもはばかられ、母屋を見に行ってみることにしました。鍵は閉まっていたのですが、電気と人の気配があったので、インターフォンを押してみると、お家の方が出てきてくれました。「シャワー,水。わたし、あたたかいお湯、ほしい」と伝えると、「ああ、隣の部屋の人が使い切っちゃったのね」とのこと。ああああ。そういえば、前の晩からとても騒がしい一家がやってきていたのでした。そういえば、すごく長い間、水音がしていたような。お湯は隣と共同で、夜のうちに沸かしておくので、使い切ってしまうとしばらくは水しか出ないらしい。うーん、そういえば、去年そんなことを言われたような(今年は言われてない)。ユースホステルならお湯が使えるというのですが、そっちにはサウナはない。
 ぷんすかと憤慨しながら部屋に戻り、アパートメント側でサウナ入って、シャワーだけ使いにいくか、相方と協議していると、ヤンネが部屋に来てくれました。ボイラーの様子とかいろいろチェックしてくれたのですが、結論としては、すぐにはお湯は出ない。「マイナス5度でそんなに寒くないから移動しても大丈夫だよー」って、そんなわけあるかい!
 なんだかんだで23時をまわってしまい、意を決して、自室でサウナに入ることにしました。タオルを敷いて、まずはそのまま温まり、水シャワーで体を流してみると……ん、なんとかなりそう? 最初はひゃーひゃー言っていたのですが、頭を洗ったらすごくすっきりしました。しっかりとサウナで温まったせいか、冷水との温度差の効果なのか、むしろいつもよりポカポカ? なんかもういろんなことがあるね〜と思いつつ、オーロラはまったく期待できずで、深夜0時半、就寝。

9日め(オーロラ!)

Too2018-01-14

 1月8日、9日め。昨夜遅かったので、9時40分頃、起床。

 朝御飯の前に、母屋へ牛乳をもらいに行きました。まだ月が残っています。

 ヤンネさんはご不在で、おつれあいの方が「1ユーロだけど、いい〜?」とご自宅(たぶん)の冷蔵庫から小分けにした牛乳を渡してくれました。お金は宿代とまとめてツケに。

 なんとボトルは日本のブルーベリーワイン(笑)。なんでやねん!って思ったけど、向こうの方にしてみれば、わたしたちがフィンランディアのボトルを後生大事にとっておいて使い回すのと同じ感覚なんでしょうね。

 朝御飯。昨日つくったスープ、残っていたカレリアパイなど。

 朝焼けです。

 太陽が出た喜びで逆立ちをするムーミン

 この日は空がとてもきれいでした。

 あまりきれいに撮れていませんが、滞在中、こんなに空がピンクっほかったのはこの日だけだったんじゃないかな。

 スノーシューを借りて、歩き回りました。お腹がすいたので、昼は生のサーモンをバター醤油焼きに。炒めたマッシュルームも美味しかった。青い葉っぱをもっと買っておくべきだったなー。

 SNSで話題の緑のゼリー、の入った、クッキー。予想に反して、クッキーというかソフトクッキーというかスポンジというか、あ、フィンガービスケットが近いかな、柔らかな生地+ゼリーをチョココーティング。けっこう甘めで、ゼリーは梨味らしいのですが、香料が強めで、不思議な味わい。美味しいのは美味しいのですが、なんだろ、次々に手がのびる感じではなく、甘いものが苦手な相方は「1つで十分……」と(笑)。まぁ、こういうのは、気になるから食べてみたい!というものですからね〜(と、持ち帰った残りをお土産として友だちに押しつけようと考え中)。

 仮眠をとろうと思ったのですが、あまり眠れず。外はもう暗くなってしまったので、部屋でのんびり過ごしました。
 晩御飯。ミートボール(温めるだけ)+リンゴンベリージャム、トマトスープ+フランスパンの残り。

 19時。ロヴァニエミ駅でバスを待っているときに会ったオーストラリアの方が「8日がチャンスらしいよ」と教えてくれていて、予測サイトでもこの日が最大のだったので、今夜こそオーロラを見たい! そろそろ外を見に行ってみる? 早めにサウナ入って夜に備える? なんてダラダラしていたらノックの音。ヤンネさんが「おーろら!」と呼びに来てくれました! 見上げても何も見えません。湖のほうに降りれば見えるよ!というので、装備も整えないまま、サウナのほうから湖へ。
 おお! かなり低い位置に肉眼でも白っぽく見える大きなオーロラが出ています。こんなに低い位置にだけ出ることもあるのか〜。

 大きいのですが、かなり弱め。肉眼だと見ていても、うん、出てるよね、という程度で、わたしのコンデジではほとんど撮影できず。ミラーレス一眼だとこんな感じ↑で緑色に写ります。ISOを上げて撮影するとこんな感じ。アジア人の女の子たちが「ファイナリ〜!」と大興奮しているんだけど、去年はもっともっとすごかったのよ……。

 かなり弱くなってきたのと、スノーブーツを適当に履いてきたら雪が入り込んで体が冷えてきたので、いったん部屋に戻りました。
 予測をチェックしながら、ときどき外に出て様子をうかがいます。出てはいるけど、弱い、という状況が、しばらく続き、わたしはソファーでうたた寝。もう諦めモードだったのですが、日付が変わる頃、相方が最後にチェックしてみる〜と外に出ると! 強くなってる!!! 今度は湖まで降りなくても木の間から見えています。

 サウナ側ではなく、昼間、確認しておいたスポットへ。

 やはりあまり強くはなく、大きくてゆっくりとしたオーロラでしたが、カーテンのような動きや色の変化も楽しめました。

 出ている範囲も広がっています。

 背後から、とても明るい月がのぼってきました。あまりちゃんと写真が撮れませんでしたが、いかに月が強いか、伝わるでしょうか。

 なんだかんだで2時間ぐらい外にいたかな。温めておいたサウナに入って、3時半頃、就寝。

8日め(散歩とか食べたものとか)

Too2018-01-13

 1月7日。ここから最終日までは変わりばえのしない、でも、まったく違う空の色を楽しむ日々(ファームならではの小さな事件はあり)。
 雪に閉ざされたコテージ(隣は空室)はとても静かで、咳もほぼ治り、久しぶりにぐっすりと眠りました。自然に目が覚めたのは朝8時40分。
 寝室の窓から外を見ると、もう昼の明るさ。

 方角によって空の色がぜんぜん違います。ダイニングからだと真っ青。
 ゆるゆると朝御飯。昨日、スーパーで買ったパンと、トマトスープに残っていた硬いフランスパンをバターでクルトンにしたものをトッピング。

 何もしなくても時間が過ぎていくー。12時半頃、ようやく外に出てみることに。そんなには寒くありませんが、やはりレギンス+インナーダウンパンツ+シェルぐらいは着ないといけないので、ちょっと億劫なんです(笑)。
 母屋の側。太陽が出ている!? 朝陽だか夕陽だかわかりません。

 太陽の光を追って。

 サウナのある湖のほうへ。

 マイナス10度ぐらいなら睫毛も凍らず普通に過ごせます!

 母屋を越えて、道路側。

 こっちが東南なのかな、太陽は低い位置に少し顔を出して、そのまま沈んでいきます。

 ビッグハウス(ユースホステル棟)の前をまっすぐ湖に降りていくと、北側が開けたオーロラ観測スポット。今年は直前にドカ雪が降ったのか、道が埋もれていて歩くのが困難でしたが、夜のために下見&地ならし。誰かがつくった雪だるまがありました。ここの雪はサラサラなので、こんなふうに大きく丸めるのはすっっごく大変なんですよ! 一面、雪で目鼻をつける木なども落ちていないし、かなりがんばって計画的につくったものかと。しかも二段だから日本人のお客さんがつくったのかも?

 相方のスノーエンジェル。わたしはやりませんでした(笑)。冷たいもん。

 すっかり夕暮れ。

 一瞬ですが、ピンク色の空が見られました。

 さて。ランチタイムです。時刻は14時半頃。

 鍋で米を炊きました! マグで分量はかって、適当に炊いたけど、なんとかなるものだな(笑)。サーモンで手巻き寿司〜。

 寿司酢フレーバー付きの海苔、すごく重宝してるので、製造中止にならないといいなぁ。トナカイサラミも巻いてみたけど、『かもめ食堂』でトナカイ入りおにぎりを食べたトンミ・ヒルトネンみたいな顔になりました。酸味が絶妙に合わない。

 暗くなってオーロラが期待できる時刻になるまで、のんびり過ごします。夜のためにスープ煮たりとか。巨大なマッシュルーム、じゃがいも、ニンジン、ビーツ、タマネギなどを刻んで煮込みます。

 グロッギ飲んだり。

 18時頃、早めの晩御飯。残っていたビーツとキャロットのジュースも入れてやりました(笑)。野菜たっぷりで、甘くて美味しい。

 停電の影響(復旧したあとも、ときどきバーン!と電気が消えて、何度かブラックアウトが起きました。滞在中、何度か。そんなときのためのローソクも貸してくれて、あまり不都合はなかったのですが)、wi-fiがとても不安定。去年泊まったときはコテージはwi-fiが飛んでおらず、ビッグハウスか母屋でしかつながらなかったので、それだったらユースホステル側に泊まろうかなぁと思って問いあわせたところ、「使えるように努力する! たぶん、使える!」とのことだったので、コテージを選択。つながるときとつながらないときがあったので、ビッグハウスなら確実なのかな?とレクリエーションルームに行ってみました。
 一歩、外に出ると、星がいっぱい出てる! オーロラ予測サイトも見たいので、室内に入ってみましたが、ビッグハウスでもつながりません。そこへ滞在中の陽気なアジアンガールがやってきて、少しおしゃべり。ずっと曇っていたけど、今日は初めて晴れてる! オーロラ見られるかもね!とハイテンション。
 もうてっきり見られるものだと信じて、何度も夜空を眺めに出ては部屋に戻るの繰り返し。お酒の写真撮ったり。

 アイス溶けてた……。

 きゅっきゅチーズ食べたり。

 タンペレの駅で買った量り売りのチョコ。

 星は出ているのですが、オーロラの気配がまったくありません。しかし、後から気づいたのですが、わたしたち、北の空を“見上げて”ばっかりいたんです。白っぽい雲のようなものがあれば、写真で撮って緑に写らないかチェックしたり。翌日、なんとか見ることができたオーロラは、かなり低い位置に出ていました。もしかしたらこの日も、出てはいたのかもしれません(出ていたとしても肉眼ではほとんどわからない、弱いオーロラだったとは思いますが)。
 月が昇ってきました。こんなに晴れているのになぁ。

 12時頃、サウナに入って、午前3時頃、就寝。

7日め(サンタ村〜ファーム)

Too2018-01-12

 ヘルシンキのバス停といえばパーソナルスペース広いことで有名ですが、各国から観光客が集まるサンタヴィレッジへのバス停はカオス。列ができるとか、早く来た(長く待ってた)人から順に、なんてこともなく、押しの強い人たち(国民性なのか個人差なのか!?)から乗り込んでいきます。ほぼ観光客なもんだから、支払いに手間取るわ、「空港行く?」「サンタパーク行く?」とか確認多いわ、うっかりすると満席ラッシュ状態なので、強気で乗り込むことをオオスメ! まぁ、このときは往復(数少ない、フィンランド語で言える単語、メノパルー!)でサンタ村までチケットを買い、無事に座席へ。
 ルートにもよりますが、20〜30分ぐらいかな、サンタヴィレッジ到着。何度めだ、サンタ村(というほどは来てない。3度めかな)。

 アークティックライン。北極線。去年は寒すぎてミラレース一眼持ってきたのに全然写真撮れなくて、コンデジしか持っていないけど今回は!と思ったのに、結局たいして写真撮っていませんでした。必ず人が入っちゃうんですよね〜。

 12時ちょい前。たいして時間はないので、早速ランチ。前回のレストランも落ち着けてよかったのですが、今回は前から気になっていたコタへ。

 メニュー、めっちゃシンプル。サーモンをシェアしたいと伝え、ホットベリージュースとグロッギ。

 どっちがどっちかわからない(笑)。グロッギ(ノンアルコールのみ)はスパイスが効いていて、ベリーのほうが酸味が強かったかな。ジンジャークッキーたっぷりのオマケ付きがうれしい!

 サーモン、うまー! ジューシーで柔らかくて、脂がほどよいです。ひとりひとつでもよかったけど、ちょっと飽きるかな? つけあわせのポテトサラダもおいしかった。

 店内はどんどん混みはじめました。早めに入っておいてよかった。サーモン、ほんとにこんなふうに焼いているのねー。

 いい匂い!

 サンタクロースヴィレッジは入場無料。サンタさんに会うのも無料ですが、写真と動画を自動的に撮影され、けっこうな価格でオススメされる(もちろん断っても可)。あとはポストオフィスから手紙を出すと特別な消印を押してもらえる(次のクリスマスに配達してもらうこともできる)、北極線を越えた証明書を発行してもらえる、トナカイソリに乗れる(有料)などがありますが、どれも、もういいかな〜と思うとあとはショッピングのみ。

 木のオルゴール屋さん。日本には入ってきていないムーミンのも何種類かありました。

 にもかかわらず、今、連れてるのと同じ、花冠ムーミンだよ!と、勝手に運命だとこじつけて選んだのは日本でも買えるやつだった(笑)。価格的にはお得だったからいいんですけど。あとからちゃんと見たら、この工房、サンタ村の近くにあるんですね。一部、メイドイン台湾だったし、店員さんもアジア系だった(笑)。 

 お店はごちゃごちゃといろいろあって、同じ商品でも店によって値段が違うことも(オルゴールは1店だけだったと思いますが、免税手続きをしてくれない店だったー。もし取り扱いがあればヘルシンキムーミンショップやデパートのほうがよかったのかも?)。とりあえずトナカイチップスは街のスーパーより高かった。

 ヘルシンキ路面店に行けなかったアーリッカをざっと見て、マリメッコのアウトレットで端切れに悩み(大柄すぎるので買わず)、イッタラのアウトレットも激安の新ムーミンマグと去年の夏プレートとカステヘルミだけのつもりが店員さんがすごく親切で「どこから来たの? もう少しで免税になるわよ」と教えてくれた(フィスカルスヴィレッジのイッタラアウトレットが免税対象外だったので、アウトレットは免税にならないんだと思い込んでいたのですが、よく考えたらヘルシンキのアラビアファクトリーもマリメッコも免税になりますよね〜)ので、迷っていた冬スプーンを追加。スプーンは軽いし、割れないので! 購入品の写真はまた改めて。ひとつひとつ、「これ、きれいよね」「これはすっごくお買い得」「紙がいっぱいで待たせて悪いけど、ちゃんと包むわね」「できれば手荷物で持って帰ってね」等々、陽気に話ながら丁寧に包んでくれて、免税手続きも「ロヴァニエミから飛行機で、そのままヘルシンキで乗り継ぎ? 免税取り扱い業者が新しくなったばかりだから、ロヴァニエミ空港にカウンターがあるかわからないの。荷物を預けるときにカウンターで確認してね」と教えてくれました。免税についてはまた改めて書きますが、前にトゥルク→ヘルシンキ乗り継ぎで帰ったときにカウンターの方がちゃんと手続きしてくれず、ヘルシンキで押し問答したことがあって、今回はきっちりお願いしたら、ロヴァニエミのチェックインカウンターで書類1枚1枚スタンプを押してくれました。

 13時50分のバスで街に戻ります。あっという間だったけど、炭火焼きサーモン食べられて、いい買い物もできて、満足満足。

 さて。これから数日、ファーム連泊で、もうサンタ村にも行ったので、基本的には自炊でまったり引きこもる予定。つまり、約5日分の食品を買い込まねばなりません。最北ではなくなった(ヨーロッパ最北、でしたっけ?)マクドナルド、スカンバーガーなどを横目に見つつ。

 朝も通り抜けたショッピングセンターへ。大きめのスーパー、カフェ、ホームセンターなどがある建物は何度か来たことがあったのですが、通路でつながった別の棟にはアパレルショップや文具店なども。

 日本語より中国語の表示、パンフレットが多いです。愉快老人。

 えーっと、2軒のスーパーの写真がごっちゃになってしまいました。確か、ここはざっくり冷やかして、どうしても!という物だけ買い、重いものは駅最寄りのスーパーで買ったような。
 というわけで、外観とは別のスーパーでの買い物ショット。すでに荷物が重いので厳選します。残念ながらデリや量り売りの対面販売が閉まっていたので、パックの生サーモン、スモークサーモン、マッカラなど。上のほうに写っている青と白のパッケージのミートボール、美味しかった!

 ジュースとヨーグルト。牛乳はファームで売ってくれる可能性に賭けました(売ってくれる?とメールで訊いたけど、返事はなかった)。

 今回、自炊できるのでカップラーメンは3食入りの器でつくるタイプしか持参せず、あえて現地で怪しげなラーメンを試してみる計画。

 わたしはスープが食べたくなる派なのですが、相方は生サラダが食べたくなるらしいので、量り売りのサラダ。ブロッコリー、生! 試してみたけど、コリコリしていて美味しかったです(でも家では茹でるけど!)

 ずっと詰め放題かと勘違いしていて、容器が多きすぎるよ!と思っていたのですが、友だちが「量り売りだよー」と教えてくれたので安心して買えるようになりました。好きなものを選べるし、そんなに高くはない印象。ドレッシングは別売りを買いましたが、ドレッシングもかけてから買うことができるところもあります。

 今回まだ食べていなかったドーナツ。いくつか購入。

 ビールやロンケロも買わねばなりません。サウナ入るし、1日1本ずつは必要よね〜。体調もかなり回復してきたので、選び抜いて購入。

 思ったより品揃えがよくてテンション上がります。最初に外観を紹介したスーパーはトナカイ専門コーナーもありました。

 SNSで話題の緑色のゼリー入りクッキー発見! いろんなフレーバーがあります。っていうか、他のは苺とかフルーツの絵が添えられているのに、緑のだけゼリーの絵ってどういうこと(笑)!? 聞くところによるとペアー(梨)らしいです。

 あ、ゼリーは発見できなかったって思ってた(インスタにコメントしちゃった)けど、嘘でした……。重かったからスルーしたようです。

 アイスも2つ、購入。レジのおねえさんに「あなた、この雪なのにアイス食べるのね〜(笑)」って言われたけど、雪見アイス最高ですやん!?(しかし、誤算がひとつ。バスに1時間〜1時間半、室内は暖かいので、スーツケースと共に下の収納スペースに入れてもらったのですが、そっちも暖かかったらしく、すっかり溶けてました)

 日本にも入ってきているけど、なかなかのお値段のチョコ。試しに食べようと探していたのですが、高級品(お土産用?)なのか、スーパーではあまり見かけず。小さいサイズを発見しましたが、ほんとはプレーンなのを食べてみたかったなぁ。

 駅の近くになぜかK系列のスーパーが2軒あって、片方はスーパーマーケット、片方はマーケット。スーパーのほうに行ったのですが、もしかしたらマーケットは地元っぽかったりしない?と、雪のなか、相方に見に行ってもらいました。……ただの小規模店だったそうです。ちょっとした買い物のとき、広すぎる店は困る、ってことでしょうか。大型のイオンとマイバスケット、みたいな(笑)。
 気合いを入れて荷物を持ち、スーツケースを残してきた鉄道駅に戻ります。

 バスは17時25分の予定。インフォメーションで「バスは手を上げて合図しないと停車せずに行っちゃうから気をつけて」と言われていたので、雪の降るなか、早めに待ちました。別のバスを待つオーストラリアから来たカップルと「ここでいいのかな?」「オーロラ見られた?」みたいな会話をしていたら「イヴァロ」と表示されたバスが。これじゃない、と油断していたら、カップルが「これ、ソダンキュラって書いてあるよ。ソダンキュラ行きに乗るんでしょ?」と気づいてくれて、慌てて合図。パタパタと複数の行き先が表示されるのを見落としていました。
 スーツケースと食品の詰まったボストンを下に収納してもらい、チケット買って、「ラウダンヨキで降ろしてください」とお願い。長距離バスはけっこう混んでいましたが、前の席から日本語が(笑)。わたしたちは途中で降りましたが、あの人たちはどこに滞在したのかなぁ。
 さてさて。wi-fiつながる暖かい車内で、1時間20分ぐらい(道中、何もない道でポケストはおろか、ポケモンも出没せず)。運転手さんの合図はアジア系の女の子ふたりとわたしたちが下車。バス停は見覚えがあるのですが、見覚えのあるホストの姿が見えません。マイクロバスが停まっていたので、確認してみると、やっぱりファームの送迎ではありません。ひー、あれだけ大騒ぎして迎えに来てくれていないとは! 相方がアジア系の女の子に話しかけてみると、彼女たちもファームの迎え待ち、「電話したから今来てくれるよ」とのことでほっと一安心。どうやらすでにファームに滞在していて、今日は街に出かけていたようです。
 気温はたぶんマイナス5度とかだと思うのですが、雪が降っているので、路上で待つのはつらいー。
 登場するやいなや、ヤンネ(ファームのホスト)はゴッホゴッホ咳をしながら、「今日はずっとブラックアウトで〜」と不吉なことを話し始めました。急に大雪が降って、この冬、初の停電になってしまったけれど、このあたりの電力会社は大きいから今日(休日)も復旧作業をしている、あと何時間かで回復するはずだから心配ない、でも今日は大変だったよ〜、毎年、何回かは停電するね、今年はこれで最後であることを祈るよ、あっはっは!てな感じ。途中、修理の人を待ちつつ、雪かきをしているご近所さんのところで車を停めて話始めたりしつつ、10分ちょいでファームへ。
 着いたとき、イルミネーションが見えて、あ、電気来てる!と拍手。
 母屋で書類に記入して、支払いも済ませとく?ということになったのですが、停電の影響かwi-fiの調子が悪くてカード処理ができないというので、また今度ということにして、コテージ/アパートメントに送ってもらいました。
 ……前と同じw! 見覚えのある室内。なんだかんだでここが2人用のベストな部屋なのかなぁ。長屋っぽく2部屋がくっついた造りですが、手前はサウナに降りていく道側なので騒がしそうだし、奥の部屋は車で来る人向けみたいだし。

 キッチン、食器も懐かしい〜。

 ベッドルームも! 今回からリネンは別とのことで、追加でお願いしていたのですが、結局、加算されていなかったような? 相変わらず、謎が多い(てな話もまたおいおい)。

 シャワーとサウナ。

 トイレ。

 停電していたため、部屋が温まりきっておらず、温度調整していってくれました。
 晩御飯。買ってきたサラダとサーモン。

 そして、出前一丁! 塩と辛いのと胡麻風味醤油があったので、ベーシックな醤油にしたのですが、んーーー、なんだろう、この違和感。甘いのかなぁ。麺の感じもなにか違います。美味しくないわけじゃないんだけど、慣れ親しんだ雰囲気なだけに、求めているのはコレじゃない感。家だとこんな素ラーメンを食べることもそうそうないですけどね。企画としては楽しかったです。

 サウナを温めていると暖房が止まることを忘れていて、寒くない? 暖房ついてないよ!と大騒ぎ。ヤンネに連絡する前に、そういえば!と思い出しました。大事なことは毎回言ってほしい(笑)←これが後日もっと大きな騒ぎに……。ちゃんとしたお店に寄れなかったので、スーパーで買ったサウナ用アロマオイル。サウナはメーンイベントなので!

 お酒も解禁〜。

 雪が降っていましたが、一応、オーロラチェックに外へ。

 オーロラはまったく可能性がなかったものの、幻想的な風景〜。

 12時頃、就寝。フィンランドに来てからなんだかんだバタバタしていたので、この日は目覚ましもかけず、思いっきり眠りました。

7日め(ロヴァニエミ)

Too2018-01-11

1月6日、朝7時半、サンタクーロスエクスプレスは少し遅れてロヴァニエミの駅に到着。駅で朝食を食べるつもりだったので、ぎりぎりに起き、顔を洗って水を飲んだぐらいで電車を降りました。ん、そんなに寒くない。

 しかし、このとき、我々はこの旅でいちばんの危機に直面していました(大げさ)。ファームにはメールで予約を取り、日本にいるうちに「6日はバスで最寄りのバス停まで行くから、送迎お願いします。何時のバスに乗ればいいですか?」と質問メールも送っていたのですが……返事がない(笑)。正月休みとはいえ数日あるし〜と、のんびり構えていましたが、さすだにだんだん不安になり、前々日ぐらいに再確認のメール、さらに寝台車(問題なくwi-fiが使える)からも「明日到着なので、お返事ください!」と催促メール。いよいよロヴァニエミに到着しましたが、案の定、返事は来てない!!!
 駅のカフェ。乗り物に弱い相方はまだぐったりしていて、わたしも咳が残っていて、あまり食欲がなく、まずはモーニングコーヒーホットチョコレート

 ロッカーを確認したり、バスの時刻表を見たり。しかし、この日は祭日なので、どの時刻表が該当するのか、確信が持てません。しかも、もうひとつ大きな問題があって、この鉄道駅とバスターミナルは少し離れているんです。雪も荷物もなければたいした距離ではありませんが、今年は雪が多いらしく、かなり積もっているので、スーツケースを引いて移動するのはかなり困難。できれば、鉄道駅を経由してくれるバスに乗りたいのですが、どのバスも通るとは限りません。何度も検索したり、メールチェックしたり。駅がwi-fi使えて、本当に助かる! 助かるといえば、前は有料だったトイレが無料で使えました。まぁ、カフェ客ならコイン貸してもらえて無料かもしれませんが、朝だし、自由に使えるのは本当にありがたい。

 しかし、身支度もあるのでコインロッカーにスーツケース入れるのは直前にしようと思っていたら、スーツケースが2つ入るサイズのロッカーの下段を前の客に使われてしまいました。荷物広げているみたいだからちょっと遠慮して待っていたのがいけなかった! 割高だとしても中サイズ2カ所に分けて預けることも考えましたが、どうしても入らない。もう必死で上の段に押し込みました。すでに増えているお土産に加え、ファームで飲む(ヘルシンキで飲めなかった)グロッギ瓶やビールも入っているから、各20キロぐらいの重量。腕、やばい〜。
 そんなこんなで、お腹もすいてきたので、カフェに戻って朝御飯にサンドイッチとヨーグルト。このハムサンド、意外に美味しかったです。わたしはついつい黒パン(硬い〜)を頼みたくなってしまうのですが、相方の無難チョイスがよかったのかも。コーヒーを追加したのだと思いますが、なぜ紙コップなのかとかもう記憶にありません。

 時刻なんと9時。駅で1時間半、旅先の貴重な時間やっちゅうのに、なにしとんねん(笑)。なんとーくの土地勘を頼って、街の中心に向けて歩きだしました。困ったときのツーリストインフォメーション頼みです。ちなみに駅に案内所はなく、駅員さんもいません(時間によるのかも?)
 駅のまわりには大きなスーパーができていて、ファームで飲食する用の食品を最後に買うのはここがいいね、と確認しつつ、雪に埋もれた道を歩いていきます。前回ちょっと迷った記憶が邪魔をして、確信が持てなかったのですが、駅でもらった地図(なぜか中国語)と照らし合わせつつ、見覚えのある美術館を見つけてほっと一安心。
 雪のなか、思いっきりこっちにカメラ向けてる人がいる……と思ったらオブジェでした!

 なんとなく見覚えのあるショッピングセンター。

 シティセンターも人けがありません。もう9時なんだけどな。休日だからかな。

 気になるショップも開いていません。

 サンポセンターの広場のタワー。マイナス2度に拍子抜け。

 写真を撮っているのはアジア系の観光客(我々含め)ぐらい。

 イグルーで温かいドリンクを飲んだり、積み上げた雪をそりで滑ったり、ちょっとしたアトラクションが用意されているようですが、営業時間外です。

 それにしてもすごい量の雪!

 サンポセンター1階のインフォメーションにつきました。開いてる。ありがたい! 理解が早くて親切なお姉さんに「今夜、ここ、泊まる。最寄りのバス停、ここ。シティセンターからここに行くバスの時間、知りたい。スーツケース、駅、コインロッカー。バス、駅、寄る、よろし」てな感じで要望を伝えると、ちゃちゃっとバスの時間を検索→プリントアウトしてくれました。と、wi-fiつながって、ピロリン☆とメールが。「今日の最後のバスは駅発17:25だよ。逃さないで。それを逃したらタクシーで来てね♪」 あと1時間早く返信くれてれば安心だったのにー(笑)! 時間と乗り場などをインフォメーションで再確認。

 2018年になったんだねぇ。

 いつもありがとうございます。お礼にトナカイ人形でも買うか……と言いつつ、荷物増やしたくない〜。

 時間はたっぷりあるので、サンタクロースヴィレッジに向かうことに。このとき、我々はまた気づいていなかった。通りすぎたサンポセンターに、ラップランド発のムミンカッフェがオープンしていたことを!!! カフェのサイトやFBはヘルシンキでさんざんチェックしていたのに、情報が遅いっちゅーねん!

 サンタ村行きのバスは何カ所か停車しますが、ソコスホテル近くのバス停に向かいました。途中にあるお気に入りの常設フリマショップをチェックしたかったのです。しかし、残念ながらやはり閉まっていました。横浜中華街を連想する、五月女ケイ子先生ふうの絵を眺めながら、バス停へ。

 本日はここまで〜。あまり写真を撮っていないので、レポもサクサク進みますが、仕事もしないとね(汗)。ウォーミングアップ終了!ってことで、続きはまた明日。