さよなら、コンタクトレンズ!

Too2008-06-19

 一箱残ってしまったコンタクトレンズ。もしも、度数やカーブがぴったり同じの方がいらっしゃったら、もらってやってください。運命的にまったく同じ!という方、限定。近い、とかじゃダメですよ(笑)。ワンデーアキュビューで、去年ぐらいに買ったものですが、消費期限は2011年。コメント欄からエントリーしてください。連絡先や受け渡し方法はまた後で。
 ずっとかけていたメガネのレンズを、度なしのUVレンズに替えてきました。レンズが薄くなってびっくり! これまで、薄型レンズを選んでも、フレームより厚かったんですが、フレームの内側に収まっている!(当たり前?) しかも、保護用にかけている(ので、見た目はこれまでとほとんど同じメガネっ子(笑))んですけど、メガネが軽いの! いやー、驚きの連続ですわ。
 以下、すっげー長文です。レーシック手術のちょっと詳しい話をメモ。興味のある方だけ、どうぞ。


 レーシックってネット検索しても、あんまり個人のブログとか失敗談、体験談が出て来なくて、広告ばっかりなんですよね。わたしは友だちの話を聞いて、紹介してもらったので、あまり迷いがなかったんですが、身近に例がないとなかなか踏み切れないかも。
 まぁ、実際、失敗談はあんまりないみたいです。直前に母が「ラジオで言ってたけど」と不吉な感じで囁いてくれた話だと、
*視力が思ったとおりにならなくて、遠視になったり、まだ矯正(メガネ等)や再手術が必要だったりすることが多い
 友だちが教えてくれたのは、
*角膜が薄いなどの理由で、手術できないケースもめずらしくない
 病院で聞いた話だと、だんだんと回復するものの、以下のような副作用があるらしい。
*老眼、ドライアイは治らない
*暗いところで光がにじんだり、ぼやけたりする、ハロー・グレア現象がおこる
*光がまぶしく感じられる
*2カ月ぐらい白眼に充血が残ることがある


 病院によっても違うと思いますが、わたしが行ったところは、とにかく人数が多くて、大繁盛! ベルトコンベアーみたいな感じで、どんどん進んでいきます。
 手順としてはまず電話予約。ハードやトーリックコンタクトレンズは2週間、ソフトは1週間前から装着できないので、その分を計算して、検査日、手術日(最短で検査翌日)、翌日検診の予約を入れました。
 初日の検査にいちばん時間がかかって4時間ぐらい(含む、医師の診察の待ち1時間半。混みすぎ!)。しかも、その間、瞳孔を開く点眼薬をさされているので、読書もできず、携帯もいじれず。音楽プレーヤー必須!って感じでした。手術可能な場合は、手術日時決定。なかには、手術できないケースや、手術までに治療が必要なケースもあります。あと、この日はサングラス必須。夕陽や白熱灯がすごくまぶしかったです。数時間で回復しましたが、それまで携帯画面の文字が見えないのにびびりました。


 翌日、手術。ノーメイク(トイレ等で洗顔可)、毛玉や静電気の出る服装はNG、揮発性の整髪料やコロンはつけない、といった注意事項があります。術後後は洗髪、洗顔不可。
 約1時間、また視力検査や医師の診断、確認などがあります。10人前後のグループで、手術フロアに移動して、荷物をロッカーにしまい、帽子をかぶらされます。「メガネもロッカーに入れてくださいね」と念押されたにもかかわらず、最後までメガネをかけたままで注意されてる人が何人もいたのに大ウケ! 顔の一部なんだね〜。で、目の見えない、不安な状態のまま、さらに約1時間待ち。番号札を配られるんですが、順番どおりじゃないし、ドキドキしながら待ってるのがけっこうしんどかったです。友だちといっしょに受けると退屈しなくていいかもー(笑)。
 手術自体はあっという間でした。フラップ(まく)を作る、角膜にレーザーを当てる、の2ステップですが、各数分、計20分ぐらい。フラップを作る際、まぶたをぐいっと開かれて、眼球にリングみたいなのを当てるのがちょっと痛いです。圧迫される感じ(ふだん、眼球を圧迫なんてしませんから!)。目自体は点眼で麻酔が効いているので、まったく痛くありません。でも、まぶたとかは痛いんだよ! 処置は光を見ている間に数秒〜数十秒で終りますが、目を開いているにもかかわらず、真っ暗になるのがちょいと怖い。処置後は白くぼんやりした感じになります。
 そのまま続けてレーザーもやっちゃってくれるといいんですが、患者を何人も並べるわけにもいかないし、機械と医師をうまく回転させて件数をこなすためでしょう、次の手術室に移動させられます。目はぼんやりと見えてる(そもそも裸眼なので、あまり見えてない)。手術室は2人待ちぐらい。椅子に座って、目を閉じて待ちます。
 レーザー照射っ!! 心理的にいちばん怖かったのが、「目の表面にフラップを作って、めくって(!)、レーザーを当てる」という部分。めくるって何!? ここではまぶたをぐるっと持ち上げられて、テープのようなもので上下を固定。目に水?を噴射(たぶん、めくってる!)。また赤やら緑やらの光を見ているうちにレーザー治療終了。痛くもなんともないんですが、なんかちょっと焦げてるような匂いが……怖っ。最後に、眼球をなでるような感覚があって(きっとフラップを戻してる!)、手術は終わりです。
 ナースに導かれて、休憩室へ。この時点で、白くぼんやりしているものの、遠くの文字が見えます! 目を閉じて15〜30分、休み。なんで時間がバラバラなんだろう?と気になっていたのですが、集団で行動させるためでした(早く手術が終った人はグループ最後の人が終るまで30分ぐらい休憩、最後の人は15分ぐらいで休憩終了)。
 最後に医師の診断があって、目薬などを渡されて、解散〜! ちょうど3時間でした。

 薬セット。目薬は手術当日は1時間おきに3種類、さします。手術は遅い時間のほうがすぐ寝られて楽かなーと思ったんですが、寝ると目が乾燥するので4〜5時間は起きてて目薬をささないといけないそうです。
 料理したくないので、ご飯食べて帰るつもりだったんですが、麻酔が切れたら目がしみて目が開けられない状態。デリで惣菜買って(←それでもちゃっかりおいしいものを食べようとしている)、電車で帰宅。電車のなかでも涙が止まらず、痛み止めの目薬をさしたいんですが、優先席をサラリーマンが独占していて譲ってくれません。ムカついたので、これ見よがしにしゃがみこんで泣いてたんですが、それでも譲ってくれず。危ない人に見えたんだろうか(笑)。こういうことがあると、自分が元気なときは席を譲らねば!って思いますね。せめて、優先席は、ね。腹がたったので、「みんな健康そうに見えるよ」と呟く相方に、「いや、みんな外からは見えない内臓疾患があるか、腰でも痛いか、または頭か心が悪いんだよっ!」と大きめの声で返しておきました。
 話が逸れましたが、手術当日はずっと目が痛かったです。ひどい痛みではないのですが、きゅ〜っ、しばしばしば〜って感じで、開いていられなくなる。痛み止めの目薬は2〜3回までで、さしすぎると炎症のもとになる、と言われていたのですが、きっとさしすぎたんでしょう、右目が炎症おこしちゃいました。
 手術後、1週間は寝るときに保護眼帯着用、と言われていたのですが、びっくりしたのがその形状(写真下の透明なやつ)。プラスチック型のドームみたいなのを、医療用テープで顔に張り付けて留めます(眼帯じゃないじゃん!)。目の部分だけ見ると、仮面ライダーみたい(笑)。画像はもう飲んじゃった後で写ってませんが、飲み薬が2種類(炎症止めと胃薬)。外出時の目の保護用サングラスなども、すべて価格に込み込み。サングラスはそんなに不格好じゃないんですが、残念ながら顔の形にまったく合わず、耳に位置に合わせると鼻に届かないし、鼻に合わせると頬に密着。看護師さんに、サングラスをびよんびよん上下に動かしながら「これでいいんですか?」と聞いたんですが、「そーですね」とあしらわれました。


 翌日、噂に聞いていたとおり、目が覚めた瞬間から視界がクリア! 壁の時計もくっきり見えます。感動っていうより、ぼやけた世界がちょっとだけ恋しい(笑)。定期的に目薬をさしつつ、検診へ。保護用サングラスは着用していますが、電車の行き先表示なども前(コンタクト使用時)よりよく見えます!
 視力検査の結果、1.5に回復していました。希望どおり、ですね♪ 医師の診察の結果は「炎症が出てるので、2〜3日後にまた来れます?」。予想外だったので、「ええーっと」と即答できずにいると、「来れないならいいです」とあっさり。目薬を右目だけ多めにさし、内服薬追加。異常が出たらすぐ通院する、ってことで、通常どおりの1週間検診でOKになりました。追加の薬も料金に含まれているので、料金加算はまったくなし。
 これから1週間の間、NGなのは、
*アイメイク
*飲酒
*運動、力仕事
*海外旅行
*サウナ、温泉
*美容院
 1カ月間禁止なのが、
*プール、水泳
*まつげパーマ


 昨日(翌日検査の日)の朝は、パソコンを見るのもちょっとしんどかったんですが、ショッピングや日常生活には差し支えなし。今はパソコン画面もまったく平気ですが、これまでの設定だとまぶしすぎる(設定の変更方法がわからない)ので、サングラスかけてます。
 レーシックに踏み切った直接の理由は、ジム対応だったので、1週間お休みしなきゃいけないのがちょっと残念〜。汗をかかないヨガならいいんじゃない?と思ったんですが、まぁ、炎症も心配だし、おとなしくしてます。仕事も休み休み、ね。でも、この分だと問題なく仕事に復帰できそうです。検査日と手術までの時間はふつうに仕事も生活もできたので、検査後の数時間と手術〜翌日検診までを開けておくだけですみ、かなり気軽&手軽に受けられると思います。ただ、炎症や慣れないことによる目の疲れなどもあるし、↑に書いたような制限もあるので、仕事の内容にもよりますね。
 あと、これはテレビで言っていたのですが、メガネやコンタクトでの生活で不自由を感じていない人は、なにもリスクをおかして手術を受ける必要はない、と。まだ20年ほどのデータしかないので、将来的にどんな問題が出てくるか、はっきりしていないこともあります。規則的な生活をしていて、毎日、コンタクトをつけるリズムが出来上がっている人も、それでいいと思います。自分の場合は、不規則な生活なので、コンタクトにするかメガネにするか迷ったり、ストレスを感じたりすることが多かったんですよ。ワンデーのソフトレンズにしてからは装用感はよくなったし、ハードのように無くしたらどうしよう?という不安からは解消されたんですが、1回150〜200円というコストがかかるのも気になってました。
 ちなみに今回のレーシックの費用は17万円ちょっと。昔、初めて知り合いからレーシックを勧められたときは30万円台で、手術当日は近くのホテルに1泊!って言われたのですが、ずいぶん技術が進んで、手術例も増え、価格も下がったんでしょうね。自費診療なので、健康保険は使えませんが、医療保険や生命保険がおりることはあります(加入時の条件によるので要確認)。
 今のところ、結果にも対応にも満足しているので、17万でも高いとは思いません。待ち時間が無駄に長いのには閉口しましたが、それでもトータル1日程度の時間で0.07から1.5に回復したのは、素晴らしいのひとこと!
 長々と書きましたが、疑問とかありましたら、気軽にコメントかメールくださいね〜。