オーロラ!

Too2016-01-16

 現地更新&スマホ写真は→到着→オーロラ! - おでぶさん時々おしゃまさん
 フィンランド時間の午後9時半に仮眠から起きて、今回初のフル装備。上はヒートテックか極暖ヒートテックのハイネック、ブレスサーモ、フリース、ダウンジャケット、下はヒートテックか極暖ヒートテックレギンス、ブレスサーモ、インナーダウンパンツ、ゴアテックスのシェル。靴下はシルクの5本指ソックス+ヒートテックかウールの厚手ソックスで、靴はコロンビアのスノーシューズ。強盗みたいなフェイスガードか顔も覆えるマフラーに、耳当てのついた帽子。手袋は普段は防風ヒートテックスマホが操作できるもの、本気のときはブレスサーモのインナー手袋+スキー用のミトン。着替えに時間がかかるのですが、ホテル室内は暖かいので、どんどん暑苦しくなって汗ばんできて、なかなか大変です〜。外気温はマイナス10度程度で、あまり遠くには行かない予定だったので、ほどほどに着込んで、10時前に外へ。
 ホテル裏手の駐車場に出ると、すでにオーロラがチラチラしています。肉眼だと白っぽいのですが、雲と違うのは横に流れるのではない動きがあること。下のほうに白っぽいものが見えるときは町の光の反射の可能性もありますが、カメラで撮ってみて緑に写ればオーロラです。

 我々が三脚持ってわーわー言っていると、車に何か取りにきた通りすがりの人たちも大きな天の川のような白い2本の線を指して、「オーロラだよ」「出てるね」と教えてくれました。

 駐車場は街頭があるので、暗い、見晴らしのいい場所を求めて、ホテル周辺を移動。

 ブレークアップ、オーロラ爆発の様子をご覧ください!と言いたいところなのですが、実はわたしのミラーレス一眼はシャッタースピードの設定ミス、相方のデジ一はレンズのフォーカス設定ミスで、まったく撮影できず……。焦ってぎゃーぎゃー騒いでいる間にどんどんオーロラが広がっていって、「もう肉眼で見るのを優先しよう!」「いや、意外にスマホで撮れるぞ!」てなことを言いつつ、コンデジで撮ったのが↓です。








 コンデジはオーロラ用の設定を記憶させてありましたが、三脚にはセットしておらず、三脚につけた一眼の上に乗せた状態で撮影、画像加工なしで、こんな感じです。あああ、ちゃんとしたカメラで撮っていたらすっごい写真が撮れたのにぃぃぃ。
 ちなみにこの日の相方撮影分はこんな感じ↓ 謎の幻想カラーになっております。




 ホテルの近くだったので、周囲に木々や建物があったのですが、むしろ視界が広すぎないので、空いっぱいにいろんなオーロラが広がる様子を見ることができました。ただ、肉眼だと基本は白で、ほんのり緑、ところどころ赤っぽくチラチラしている、という感じに見えます。
 ガイドブックの受け売りですが、カメラの設定について簡単にメモしておきます。マニュアルモードで、絞りはf2.8〜4、ISOは800〜3200、シャッタースピードは10〜30秒。光の強さと動きの速さにもよりますが、いろいろ試して、ISO1600のシャッタースピード10秒ぐらいをデフォルト設定で登録しておきました。シャッタースピードは10秒でもかなり長いので、30秒は長すぎるのではないかと。ちゃんと撮りたければ三脚は必須。2月に安い細い三脚が寒さで折れた(!)ので、今回は2000円ぐらいの軽めのものを持っていきました。相方はムービー用のごっつい三脚で代用していたのですが、角度と向きを調節する油圧?みたいな部分が凍りついて、微調整が難しそうでした。あるとベターなのがリモコンかレリーズ。シャッターを押すときにブレやすいので、セルフタイマー設定にする手もあります。レンズは魚眼か広角があればなおよし。
 撮影後はそのまますぐ室内に持ち込むと結露で故障の原因になるので、ビニール袋などに入れて、室温になじむまで密閉しておきます。今回は100均の保冷バッグを使いました。
 一昨年買ったミラーレスと、去年買ったスマホはさすがの電池持ちで、寒いなかで1〜2時間使っても電池交換不要でしたが、古いコンデジと、オーロラは撮っていませんが相方のムービーは寒さですぐにバッテリーが上がっちゃってました。電池交換やカメラの設定、足元を照らすために、ヘッドライトや懐中電灯もあったほうがいいです。このときは周囲に他の人がまったくいなかったので、遠慮なくライトつけたり、大騒ぎしたりしていましたが、まわりにも撮影している人がいる場合はカメラのモニターや手元を明るくしすぎないように注意したほうがいいと思います。
 スマホで撮った写真は小さい画面ではきれいでしたが、パソコンで見たら画質が低すぎてぜんぜんダメでした。オートで三脚なしそこそこ撮れるので、画質を上げておけばよかったです。
 自然現象なので、何日も滞在しても一回も見られなかった……ということもあるオーロラですが、最近は当たり年が続いているのか、2011年に凍ったイナリ湖の上で真っ白い大きなオーロラを見たのを皮切りに、2012年秋にもロヴァニエミでなんとか見ることができたものの、毎回、納得のいく撮影ができていなくて、今回こそ!と勢い込んでいたのですが、またしても今イチ。これは「また来い!」ということなのね!?と勝手に解釈しています(笑)。