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 見かけたといえば……。
 1〜2カ月前でしょうか、試写室で某人気歌舞伎役者と噂が出ている、某女性タレントさんを見かけました。というか、狭い空間で、なにやら声高にしゃべっている人がいて、なんだろうと思ったら、ちょうど写真誌にもんじゃ焼きデートの記事が出た直後のSさんだったのです。知り合いのレポーターか記者に「ご飯食べてただけなのにびっくり〜。もんじゃなんかいろんな人と食べに行ってるのにー」と大声で弁解してました。そのときは、そうかー、写真誌なんて嘘ばっかだしねぇ、と納得していたのですが、その後の展開を見ると、あの大声は噂を打ち消すための広報活動だったのか!?と。
 昨夜、ついはずみで亀田防衛戦を見てしまいました。テレビをつけたら髪の白い、首から数珠みたいなものをかけた人が歌っていたので、放送事故かと思いまして(苦笑)。まぁ、ボクシングは素人なので、とやかく言う気はありませんが、つまんない試合でした。例の因縁の試合はニュースで見ただけなんですが、そのときも思ったのですが、ランダエタという人はなんであんなに悲しそうな目をしているんでしょうか。気合は伝わってくるし、体つきや動きも悪くなさそうなのに(歌ってた人の対戦相手なんか、33歳で7年半も公式試合をしていないという説にも頷ける風貌でしたが、ランダエタはそんなふうには見えない)。で、実況アナは亀田の攻撃がちょっと入るごとに絶叫。ランダエタの手数はほとんどスルーで、コーナーに戻ったあとの映像もほとんどナシ(ダメージなさそうに見えましたからねぇ)。ラウンドごとに亀田のいいシーンのみをスローでリピートする念の入れよう。あえてKOしない宣言をしていたそうですが、途中から、前回の試合をマシなバージョンで再現して、判定勝ちに持ち込み、疑念を晴らす演出なんだ、と気づきました。あーあ、つまんないのー。
 まぁ、芸能人の恋愛話や興行であるボクシング試合なら、「つまんない」で済みますけど、タウンミーティングのヤラセとか、憲法改正に向けた動きとか、シャレにならないこともたくさん。片棒を担がないように、我が身を戒める日々ですわ。