イナリのんびり(2日目)

Too2011-02-23

 最初のイナリ3泊はアパートメントタイプの部屋(1泊1部屋102ユーロ)。到着当日、スーパーが開いているかどうか不明だったので、1泊目の朝だけビュッフェの朝食(ひとり6.5ユーロ)を頼んでありました。
 朝食写真はいーっぱいあるので、後のホテル特集(笑)にキープするとして、自分が食べたのはこんな感じ。酢漬けニシンやサーモンもあって品数豊富、窓からの景色もよかったんですが、残念なことにパンの切り口がパッサパサに乾いてたー。というわけで、2日目からは自室で朝食を食べることにしました。

 ヨーグルトに冷凍のミックスベリーを添えたもの。ジャムではないので、かなり酸っぱい。シリアルやハチミツを混ぜて食べることが多かったです。

 ライトが写り込んでいますが、窓から見た夜明け前の湖。青くてきれいー。この日は時差ボケもあって、朝6時に目が覚めてしまい、7時半から朝食を食べました。

 朝の気温マイナス7度。な〜んだ、って感じの暖かさです(笑)。

 本日の予定はイナリ探索。唯一の見どころであるらしいサーミの博物館SIIDAまでお散歩です。
↓プレゼントしていただいた「フィンランド冬物語」2008年版(大人の事情で、その後の改版ナシ)によるとホテルの真横にインフォメーションがあるはずだったんですが、スノーモービルレンタル屋さんになっていました。

フィンランド ウィンター ガイドブック[フィンランド冬物語り]2008

フィンランド ウィンター ガイドブック[フィンランド冬物語り]2008

 しかも、アクティヴィティ受付ではなく、レンタル用品置き場という感じ。左側は美容院(なぜか美容院をよく見かけた)で、「SIIDA 800M」(数字はちょっとあいまい)という表示が。

 クロスカントリースキーを借りようかと迷い込んでみたのですが、ちょうどスノーモービル隊が出発の時間で人がわらわらいて、誰がスタッフか不明〜。いったんホテルのフロント(というか、売店とレストランのレジみたいなところ)に戻って、インフォメーションの場所を聞くと、「SIIDAにある」というではありませんかー。一応、SIIDAの場所を訊いて(ホテル出て右にずーっと進む)、徒歩で出発!

 途中、お土産物屋さん2軒、OTTO(キャッシュディスペンサー)、川沿いの遠くにもう一軒のホテル、カフェ、ガソリンスタンドなとがありました。SIWA(スーパー)を発見したので、品揃えを見ようと立ち寄りました。Kにはなかったマリメッコのペーパーナプキンやムーミンのハサミ、イッタラキャンドルホルダーなどを発見! 帰りにまた寄ることにして、水とガムだけ買いました。で、帰りにまたいろいろ買ったんですが、後からレシートみたら、2回ともエコバッグ持参だったのにプラスチックバッグ代を取られてたーーー。たまーにそういうミスがあるようだったので、やっぱりちゃんと確認しないとダメですね。

 道沿いに謎の建築物が。ビデオカメラのマークがついていたので、「スタジオかなんか作ってるんじゃ?」と盛り上がったのですが、後からCPさんたちに写真を見てもらうと、それは単に「防犯カメラで撮影してますよ」というマークとのこと(笑)。しかし、この立地にこの大きさ、ホテルかなんかでしょうか?  現IKEA船橋のあたりに以前あった人工スキー場ザウスを連想しました(笑)。

 冷静に見れば、仮設コンテナー。でも、妙にかわいい。冬は工事の時期なのか、あちこちでこういう風景を見かけました。

 完全に凍結している川を橋から見たところ。 

 SIIDA到着! 夏は野外展示もあるようですが、冬は室内だけ。上野の博物館を小規模にしたような歴史や自然展示と、現代アートの企画展、お土産ショップ、パソコンコーナー、カフェがあります。入場はひとり9ユーロ。

 外にあった謎の絵。

 ランチはひとり10.50ユーロ。少し遅めの時間だったので、ほかに客はいませんでした。

 オシャレげなソファーコーナー。

 メインはトナカイ肉のミートソース。癖がなく、食べやすかったです。ビーツのマヨネーズあえ、マッシュポテトなどもおいしかった〜。

 デザートはチョコレートプディング(ブラマンジェ?)。ソフトドリンクもセットです。

 相方撮影の風景写真。たぶん、朝陽。

 博物館の帰りの道。

 雄大な風景が延々と続きます。

 ほんのりと夕陽。

 うっすらと月が。このまま晴れならオーロラが期待できそう!

 のんびりと散歩してホテルに戻ったのですが、実はスノーシューズの履き方が悪かったので、ふたりとも足が痛くてたまらない状態に〜。くるぶしの上、ふくらはぎの下のほうに履き口が当たるのですが、しっかりした靴なので、当たっているところが打撲したような感じ。たぶん、厚めのレッグウォーマーなどで足をガードして、しっかりめに紐を締めるべきだったのに、脱ぎ履きやすいからといって緩めに履いちゃってたんですよ。その後、わたしは昨日紹介したサウナマットを切って足に巻くことで痛みを軽減(笑)、相方はヘルシンキでソレルの軽めのやつがセールになっていたので購入しました。

 これで6時前です。相方はホテルで一休み、わたしはクロックスに履き替えて、スーパーに買い物に。

 マッカラをパケ買い(笑)。

 日本から持参したパックのご飯を鍋で温め(レンジがなかった)、酢飯の素、カリカリ梅ふりかけを混ぜて、パックのおいなりさんに詰めました。Inariでお稲荷さん。単なるダジャレ企画です(笑)。

 願掛けで、缶コーヒーのオーロラプレッソも持参! この日はそんなに寒くなかったので、オーロラを待ちながら、外で飲みました。当然、冷たくなってたけど、凍るほどではなかったです。

 19時頃、早めのご飯を食べて、20時に外に出るときれいな月と星、そして北側に白い雲のようなモヤのようなものが! はっきりしないけど、出てるよね?みたいな感じだったんですが、半から40分ぐらいかな、みるみるうちに白いものが大きくなって、空一面に広がりました! 空から白い光が降り注いでくる感じ? 湖の上で、視界を遮るものがなく、ほかに人もいなかったので、ひゃーひゃーと大はしゃぎ!

 写真も撮ってみたのですが、カメラの設定を間違えて、ぼんやりとしか写りませんでした。画像だと緑っぽく見えますが、肉眼だと真っ白〜。うっすらとですが、大きさが伝わるでしょうか。

 21時頃、いったん収まったので、部屋に戻って冷えきった体を温めました。さいわい、気温はそんなに低くなかったのですが、ほんの少し風があり、立ったままだとシンシンと冷えます。
 冷静になってカメラの設定を見てみると、「夜景モード」ではなく、マニュアルで設定をしておいて「プログラムオート」で撮ったほうがいいらしいことが判明……。22時頃、もう一度、外に出てみたら人なつっこい猫がいました。プログラムオートで撮った猫はこんな感じ。これでオーロラ撮ってたらすごい写真が撮れたかもー。が、空いっぱいに広がるオーロラのスケールはカメラに収めきれなかったでしょうから、肉眼でじっくり見ることができてよかったんだと思います。

 サウナに入って、洗濯をして、大満足で眠りにつきました。
↓今回持っていったガイドブックはこれ。実際にはほとんど使いませんでしたが、読み物としても楽しかったです。

↓この本はノーマークでした。

 撮影方法について少し補足しておきます。オーロラの撮影方法についてはサイトやガイドブックを参考にしましたが、フラッシュ禁止、夜景モードやロウソクモードを選択、ISO(感度)を上げる、シャッター速度を遅くする、三脚を使う、といった感じです。わたしのカメラ↓の場合、夜景モードとISOを上げるなどの合せ技が使えるのかどうか不明だったので、好みの設定を保存しておける「プログラムオート」という機能で「ISO3200」「明るさ補正+2.0EV」にしておきました。ISOは通常は100〜400程度で、上げると画質が粗くなります。三脚は数千円程度の50センチぐらいの高さになるものを使いましたが、2度目の撮影のとき、寒さでポキッと折れてしまいました(汗)。このときは通常の「夜景モード」で、三脚を使っていなかったと思う(記憶があいまい)ので、この程度の写真なら小さいデジカメでも誰でも撮れると思います〜。逆にオーロラが明るすぎるとISOを上げすぎてもいけないようですし、カメラによっても違うと思うので、ご自分のカメラのマニュアルをご確認ください。