移動日

Too2011-02-26

 この日はいちばん移動距離が長く、画像が少ないです。
 7時45分に起床、青い夜明け前の空が見られるかと散歩に出かけましたが、遅かったみたい。気温は温度計で確認できたなかではこの旅で最も低いマイナス27度。雪の気温はマイナス28度と表示されていました。

 うまく見えるかなー。パノラマ写真を撮ってみました。

 9時。ホテルに戻って朝御飯。このホテルには和食があると聞いていたので、ほんの一口食べてみました。ご飯は柔らかめですが、お味噌汁はダシの味もして、けっこうおいしかったです。

 ロヴァニエミまで4時間〜4時間半のバスの旅。事前にホテルのフロントで確認したところによると8時50分か11時40分とのこと。またしてものんびりを選択したのですが、朝の散歩のとき、トゥントゥリホテルの前に時間外のバスがいろいろ来ていることに不安を覚え、再度、確認すると11時台のバスはなく、次は12時らしい。慌てて、CPさんにもSOSの電話をして確認していただきましたが、やはり12時40分とのこと。仕方がないので、開き直って再びスキーに行きました。

 転ぶ転ぶ〜。

 汗をかくので、眉毛も凍ったー。

 チェックアウト時にフロントで、バスの停まる場所を確認すると、「トゥントゥリホテルにしか停まらない」というではありませんか! 事前のリサーチではリエコンリンナを含む主要ホテルに停まるというから、ここを選んだのに〜。確かにホテル内に日本人スタッフのいるツアーデスクはありましたが、ホテルそのものに情報スペースは見当たらず(トゥントゥリホテルにはバスの時刻表が貼ってあった)、あたふた〜。だいたい、昨日、バスの時間を聞いたときに、停留所も確認しておくべきでした。
 バスはこんな感じ。すんごく狭いけど、トイレもついていました。

 車窓の風景がきれいなので、長時間の移動も飽きませんでした。

 ホテルの枕に置いてあったお菓子に挑む! ……ミントに助けられて、ラクリッツを飲み込むことができました! 一粒で十分だけど……。

 ソダンキュラ(たぶん)で30分の昼休憩。トナカイ肉タルト、サーモンのオープンサンド、卵乗せカレリアパイ、ホットチョコなどなど。

 路線バスだったので、地元の学生さん(中学生ぐらい?)がどんどん乗っては降りていきます。ムーミンジュース飲んでて、かわいかったー。そうこうするうちに日が暮れ、あれに見えるはロヴァニエミ空港では!?

 うわーー、きっとあれは最北のマック(笑)。遠目にサンタ村も見ました……。ほんとは半日ぐらいロヴァニエミで過ごす予定だったんですけど、完全に乗り換えのみになってしまいました。自分の計画ミスだし、スキー楽しんだからいいんですけど、移動に次ぐ移動は体力的にはキツかったです。

 17時05分、バスターミナル到着。フィンランドで戸惑うのはバスと鉄道の駅が離れていること。一応、ガイドブックの地図はあったんですが、駅がどこだかさっぱりわかりません。売店の方に聞くと、「坂を降りて、あっち」てな感じ。バスターミナルを背に、左側の煙が出てるほう(笑)に下っていったあたりでした。スーツケースを引きずって移動すること約20分。

 鉄道ホームに愉快な雪像が(VRのキャラクターでしたっけ?)

 ホーム。早めのサンタクロースエクスプレスに乗って、途中下車、最終のサンタクロースエクスプレスに再び乗り込むというプランです。

 ロヴァニエミに降り立った証拠写真(笑)。

 キオスキも見当たらず、駅にあったのはピザ屋さん。テイクアウェイOKだったので、バケットサンド、ドーナツ、ヨーグルトなどを買いました。フィンランドのドーナツは素朴でおいしい〜。

 さて。途中下車からの写真がまったくありません〜。
 お友だちが車で迎えにきてくれて、お家に寄らせていただきました♪ 遅い時間だったにも関わらず、この旅でいちばんおいしいカレリアパイやケーキを振る舞っていただき、廃盤ムーミンマグで紅茶もご馳走になりました。お手製ルバーブジュースもさっぱりしていておいしかったー! フィンランドの一般のお宅にお邪魔したのは初めてで、この日のハイライト!だったんですが、移動ボケであまり頭がまわらず、せっかくの英語力も発揮できず(あれが実力、という話もある)。相方にいたっては酔いどめを飲んでいたため、かなり朦朧としていたようです。そんなこんなで、すごく居心地のいい素敵なお家だったにも関わらず、写真を撮ることをすっかり忘れていました。ブログ用としては人さまのお家や人の写った写真を撮るつもりはないのですが(外国とはいえ、顔のはっきりわかる現地の人の写真を断りもなく撮ってアップする人の気が知れないです〜。自分が同じことをされたらイヤだと思うんだけど)、プライベート用の記念撮影ぐらいはお願いすればよかったー! それはさておき、とても貴重なひととき、どうもありがとうございました!
 終電に間に合う時間に駅に送っていただき、寝台車に乗り込みました。これもすんごく狭かったのでいい写真がないのですが、なかなか快適な空間で、短い時間しか乗れないのが惜しい!と思ったほど。

 二段ベッドで数時間眠って、翌朝6時前にタンペレ到着。長いような短いような1日でした。