1月11日(プール&サウナ〜バー)

Too2017-02-07

 17時過ぎ。水着やタオルを持ってウルヨンカトゥ(ウルヨンカツ)・スイミングホール(Yrjönkatu Swimming Pool)をめざします。フォーラムの横を入って、目印はホテルソコストルニ。ネットに「わかりづらい」「こんなところにプールが?」などと書いてあったので、これ?と思って古いビルに入って階段を昇ってみたら……まったく別のオフィスビルでした(笑)。うろうろしてたら若者のグループが声を掛けてくれたのですが、「スイミングプール」がまったく通じません(涙)。「住所は?」って聞いてくれたけど、住所、持ってない(って、このパターンも何度めだ?) 寒いなか、足を止めてくれた親切に感謝しつつ、ほどなく自力でたどり着きました。わかりづらいけど、街の中心部からとても近いので、迷ってもたいしたことないです。近くにはオメナホテルや前に連れてきてもらったおいしいイタリアンレストランがありました。
 入り口はこんな感じ。男性と女性で曜日が分かれています。ドアを開けて進むと靴用のロッカーがあり、受付で「ひとり5.5ユーロ」と言われました。1階と2階、ロッカーと個室などに分かれていると読んだのですが、違いを確かめる語学力もなく、よくわからないまま11ユーロをカード払い。

「靴はそこに置いて、左手にロッカーがあるから」と言われるままに行ってみると入ってすぐのところに小さめの電話ボックスのようなブースがありました。どうやらこれが個室らしい。内部はこんな感じで、中に入って着替えることができ、荷物を置いておくことができます。プールの両サイドにも小さめのロッカーがずらっと並んでいました。

 さて。人がたくさんいたので、写真はありません。ここは基本、裸で泳ぐらしいのですが、水着を着てもいい/着る人もいる、とのこと。ざっと見渡してみると半々ぐらいでしょうか。意外に水着が多いというか、水着だからといって浮く感じはしない程度の割合。ということで、まずは水着で様子を見ることに。
 レーンは3つに分かれていて、上級者、中〜初級者、ウォーキング用。25メートルプールだと思うのですが、奥の深さがなんと3メートルもあるらしい。ウォーキングをする人のために、腰に巻いて使う浮輪みたいなものが置いてあります(『かもめ食堂』にも出てきましたね!) 相方は普通に泳ぎにいき、わたしはそれを巻いて歩いてみました。が、慣れていないので、すごく疲れる〜。万が一にも外れたら怖いので、がっつりベルトを締めると、腹に食い込むし、進むには手足をバタバタさせるしかない。謎の犬掻きのまま、なんとか折り返して、もうぐったり(笑)。
 水温はあまり高くなくて寒かったので、早々にサウナに移動。サウナは両脇にあって、プールを背にして左が低温、右が高温だったかな。プールは水着禁止のようですが、水着のまま入っちゃってる旅行者らしき人も1人2人いました。タオルを掛けておくフック、水着を置いておく棚もあります。水着を脱いで最初は低温サウナに入り、濡れた水着を着るのは面倒だったので、そのままスイミング(わたしはウォーキング)にチャレンジしてみました。
 まず、真っ裸に浮輪を装着する図が笑える〜。真っ裸にスイミングキャップとゴーグル、ビーチサンダル(サンダル持参の人も多い)という人もいれば、セパレート水着の下だけ着ている人も(トップレス状態ってことですね)。温泉や銭湯で真っ裸は慣れてるよ〜と思ったのですが、よく考えてみたら裸で泳ぐ(歩く)というのは初めて。特に泳ぐといろんなところに水が当たって不思議な感覚だったらしいです(!)
 高温サウナで温まって、シャワーを使って終了。ドライヤーが見当たらなかったので(今、ネットで調べたら、ドライヤーがあるという口コミも見かけましたが、そもそもメイク台らしきものがあったのかどうかも不明。もしかしたら2階にしかない可能性も。1階のキーでは2階には上がれません)、髪をよく拭いて、帽子をかぶって急いでホテルに戻りました。
 次回&行きたい方のためにメモ。シャンプー&コンディショナー、サウナで下に敷くタオル、体を拭くタオル、ゴーグル、濡れた水着を入れる袋を持参すること。2階は薪サウナで、キャビン、タオル、バスローブなどもついて14ユーロらしいので、ゆっくりできるなら2階がいいかも。営業時間と男女別の曜日は↓を確認!
http://www.hel.fi/www/helsinki/fi/kulttuuri-ja-vapaa-aika/liikunta/sisaliikuntapaikat/uimahallit/yrjonkadun-uimahalli
 19時すぎ。久しぶりに体を動かして、お腹がすきました。さっき買ってきておいた御飯を部屋で食べます。結局、ヘルシンキで夜はレストランに行かず(笑)。ある程度、お金を出せばフィンランドでもおいしいものがいただけるのはわかっているのですが、量が難しいんですよね。あと、油の強いものが多い。最初のうちは「そこでしか食べられないもの」にこだわって、日本から持ってきたカップ麺を食べる隙があるなら現地のものを!と思っていたのですが、今は体調を考えて食べたいものを食べる、という方針に切り換えました(笑)。前々回の不調の原因、サンドイッチとドレッシングを避け、さらに今回はファームでも手作りのディナー、CPさんちでもヘルシーでおいしい家庭料理をご馳走になり、お料理会でお好み焼きやラーメンも食べたので、食欲が極端に落ちることもなく、元気に過ごすことができました。

 毎日同じようなものを食べてますけど(笑)。サーモン、レイパユースト(チーズ)、野菜。温かいインスタントスープと日本茶

 ラスキアイスプッラ(セムラ)。

 サーモン。このボリュームで約10ユーロ。サーモンに関しては日本より安くておいしい。

 食後は荷物の片づけ。明日にはチェックアウトなので、スーツケースに荷物を詰めてみました。写真を撮るゆとりもなかったのですが、隙間を埋めるために買ったキッチンペーパーとスーパーの袋。以前、CPさんが送ってくださって、あまりにもかわいかったので、ついつい買ってしまいました。

 カレリアパイ用のライ麦粉と麺棒。預け入れできる荷物はひとり23キロ×2。詰めてみると各スーツケースすでに20キロ近くあるのに、隙間が空いています。布などをボストンバッグに入れて重さを分散させて、空いた部分にはペーパーナプキンなどを追加で買って詰め込むことに。

 22時半ぐらいまでひとりで荷物と格闘。残ったお酒を片づけていた相方はすこやかに寝落ち(笑)。このまま最後の夜を終えるのもちょっと惜しかったので、相方を起してバーに飲みに行きました。
 さっきも近くまで行ったホテルソコストルニのアテリエバー。アアルトベースに入ったカクテルでお馴染みの観光名所です。前に連れていっていただいたことがあったのですが、そのときは混んでいて飲めなかったので、再訪。アアルト(容器は持ち帰れて50ユーロぐらい)も気になったのですが、アアルトベースは持っているので、グロッギを。また巨大なグラスできたらどうしよう〜と思いましたが、もっと入れてくれてもいいのよ?と思うぐらい小さかった(笑)。えーっと、14ユーロぐらいだったかな。濃厚だけどすっきり、スターアニスが効いていて、とてもおいしかったです。今回飲んだグロッギのなかでいちばんおいしかったかも! kiviの灯もうれしい。
 あまり意識していなかったのですが、初めてフィンランドに来たのが2007年だったので、今年はちょうど10周年。ということで、しみじみ振り返りながら、乾杯ー!

 急な階段。最上階のバーへはひとつ下のフロアでエレベーターを降りて、階段を昇っていきます。

 夜景を見に外へ。夏は外まで人があふれますが、さすがにこの日は誰もいませんでした(笑)。
 フォーラムの向こうに、宿泊しているスカンディックスモケンタも見えます。

 夜12時近く。ライトアップイベントも終わって、街はすっかり暗いかと思ったのですが、意外にもキラキラの夜景が楽しめました。

 ヘムレンさん、楽しい旅をありがとう!

 トルニは泊まったことないのですが、いいなぁ、一度泊まってみたい。
 行きに飛行機から見たときは細かった月が、すっかり丸くなっていました。