6月18日(2)、ヘルシンキムーミン巡り

Too2014-07-21

 小型飛行機でヘルシンキに到着。フィンエアームーミンウェディングキャンペーンは(帰りの飛行機を残して)ここでひとまず終了(中断)です。これからの3日間は参列してくださったムーミンウェディングフレンドツアーの友人たちとヘルシンキを楽しむ予定♪
 空港から大型のエアポートタクシーに乗るつもりが、受付カウンターが見つからず、乗り場も普通のタクシーしか見当たりません。ちょうど雨も降り始め、その後の予定も詰まっていたので、エアポートバスを使うことにしました。片道8.5ユーロぐらいだったかな。バスの運転手さんから直接買うこともできます。
 さて。ヘルシンキ中央駅の横のバス停から、宿泊するホテルまで自分たちでスーツケースを運ぶというノルマが。バスのなかで念じていたかいあって雨はやみましたが、私たちも初めて行くホテルなので、ドキドキしながら最短距離かつ石畳の少ない移動ルートを考えました。駅から5〜10分程度なのですが、ホテルの入り口が駅と反対側なので、ぐるっと回り込まなければなりません。
 そんなこんなで必死だったので、まったく写真がないのですが、なんとかホテルにチェックインしました。泊まったのはソコスプレジデンッティ。ヘルシンキ市内だけでも何カ所かあるソコスグループのなかで、ツアー利用の多いホテルです。今回のムーミンウェディングフレンドツアーの企画はフィンツアーさんがやってくれて、オプションで他のホテルへの変更も可能だったのですが、特にご要望もなかったので、ご提案どおりにしました。さらに延泊する私と相方は他のホテルの手配もあったので、ネットのホテルサイトから自力で予約。別のフロアの部屋がキープされていたのですが、まとめてチェックインしたので、フロントの方が気を効かせて同じフロアにしてくれました。
 部屋はこんな感じ。そんなに広くはありませんが、落ち着いた雰囲気で、リラックスできます。

 スタンダードなツインルーム。

 ミニ冷蔵庫付き。冷蔵庫と入り口ドアの間にクローゼット、棚などがあります。セーフティボックスもありました。

 冷蔵庫の中身。フィンランドのホテルはどこも、冷蔵庫を利用したかどうか、自己申告制だった気がします。トラムや地下鉄の切符もそうですけど、良心に任せている部分が多いんですよね。そうなると逆に(?)悪いことはできないなぁ、という気持ちになります。まー、ケチなので、ホテルの冷蔵庫のなかのものを飲んだのはナーンタリスパホテルの水1本でしたけど(笑)。すみませーん、と思いながら、スーパーで調達したお酒や食材を冷蔵庫に入れさせてもらいました。

 ライティングデスクと椅子。

 窓。

 窓からの風景。どよーん。

 中庭。大きなホテルなので、廊下の両側に部屋があります。ツアーの皆さんは外の景色が見える側だったようで、よかったよかった。初めてフィンランドに来たとき、中級程度のホテルを1泊ずつ取って都市を巡ったのですが、窓からの眺望が悲惨なホテルばかりだったので、あまり期待しなくなりました(笑)。すぐ隣の建物!とか、隣の屋上が工事中!なんてところもあったので、これぐらい解放感があって空が見えれば、快適なほうです。

 ホテルの好みも人それぞれだと思います。眺めがいい、オシャレな北欧インテリア、便利な場所にある、価格などなど。私はなんといってもバスタブ! 特に連泊するときは。ヘルシンキには有名なデザインホテルもありますが、狭いのとバスタブがないのはツライので、バスタブ付きの部屋が多いソコス系を選んでいます。

 ここは洗面台の横のスペースが狭いのがちょっと残念でした。3連泊なので、洗濯チャーンス!だったのに、置く場所に困ったー。

 と、ホテルの話が長くなってしまいましたが、各自、部屋でひと息ついたあと、ヘルシンキムーミンスポット探訪に出発!
 ツアーのヘルシンキ滞在は3泊4日。タンペレに足を延ばすことを考えても十分だと思ったのですが、ちょうど夏至とぶつかったため、休業や短縮営業のところが多く、スケジューリングに苦心しました。ここを逃すとゆっくり時間が取れそうになかったので、まずは大本命のアテネウム美術館トーベ・ヤンソン回顧展へ。
 駅のすぐ前、ホテルからも歩いてすぐ。もとはトーベが通っていた美術学校の建物で、重厚な雰囲気です。展示はもちろん撮影不可ですし、入り口でロッカーに荷物を預けなければなりません。入り口には簡単な日本語パンフレットもありました。
 展示は子供時代の落書きや家族の写真、手紙、美術学校で絵の道を模索していた頃の習作、絵画、フレスコ画などなど、もちろんムーミンの原画や立体もありました。初めて見るものも多くて、あまり時間がなかったのが残念〜。特に絵画の量が多く、画家としてのトーベを再評価するという側面が強く感じられました。びっくりなところでは古い着ぐるみさんの頭部、パペットの映像、ハムが作ったという造花の花冠なども! 回顧展は日本にも巡回しますが、全部は運べないと思うので、チャンスがある方はぜひアテネウムへ!
 エントランスとは通路/階段をはさんで反対側に売店とコスプレコーナー(?)があります。回顧展の図録はなく、キュレーターのトゥーラ・カルヤライネンさん(去年、来日なさっていましたね!)による評伝が図録代わりだと薦められました。日本語が出るそうなので、ぐっと我慢。

 閉館時間の20時(曜日によって異なります)ぎりぎりまで堪能して、21時までやっているフォーラム内のムーミンショップに移動。友人がアポを取ってくださっていたので、店長さんにご挨拶して、日本のムーミンカフェオリジナルグッズなどをプレゼント。おかげさまでラッキー☆なこともありつつ、お買い物タイムに突入しました。

 お買い物中毒の私(嘘)。買い物に興味のない相方が、外観を撮影してくれてました(笑)。

 そんなに買ったつもりはなかったのですが、免税金額は軽くクリア。前回は本当は免税対象ではない食べ物や本も、他のものといっしょに免税扱いになっていたような気がするのですが、今回はきっちり袋が別になっていました。

 ニョロニョロに帽子がー(笑)。

 なんと、マグ本が並んでいました! 思わず店長さんに「これ、私がっ!」と告げると、「知ってるわよ〜。今日、到着したの!」とのこと。できれば私が来るときに店頭に並んでいるように!と、大急ぎで交渉や発送を進めてくれたようです(感涙)。今ごろ、売れてくれているといいのですが。

 ここでも閉店ぎりぎりまで粘って、閉まったところをパチリ。

 みんな荷物が増えてしまったので、いったんホテルへ戻り、その後、食事に出ました。
 カンピ(地下にバスターミナルがある、ショッピングセンター)の地下なら開いてるかな?と思ったけど、食べ物処はほとんど閉店。また地上に出て、宿泊するのとは別のホテルのカフェレストラン的なところへ。
 いろいろ頼んでシェアしました。サラダ。焼きチーズ! うまいー!

 鶏肉。

 ポテト。付け合わせかオーダーしたのか忘れました。あと、写真撮ってないけど、パンとお水も出てきました。

 魚。

 デザート。アイスクリーム、どーん!

 これもアイス。

 チョコレートトライフル。

 ホットラテを頼んだらグラスで出てきました。

 サウナは終了していたので、バスタブのお湯に浸かって、洗濯して、お休みなさーい。明日も濃い1日が待ち受けています。